2020年5月19日火曜日

緊急レポート!果たして在宅ワークが増えると世の中はどうなるか? Emergency report! What will happen to the world as home Teleworking increases?

 外出自粛が叫ばれている非常事態宣言の報道の中、ニュースもワイドショーもスタジオには数名しか出演せず、あとは放送局内の別室、もしくは自宅、大学の研究室、あるいは病院の個室からライブ中継参加しているケースが多い。

 実際NHKスペシャルなどでも著名な研究者・学者・医者がネット・ライブ参加しているケースが多い。一般のビジネス界でも、いわゆるリモート・ワーク、テレ・ワーク、だの在宅ワーク、古くはテレビ電話会議などいろいろな言葉・単語を使い在宅勤務の様子をアピールしているが、実はこれらの言葉は皆ほとんど同じ意味なのだ。
https://crowdtech.jp/blog/?p=3368 

 さもそういうIT機器、端末液晶同士を結んでミーティング・打ち合わせしなければ世の流れに遅れている・・・かのような雰囲気でマスコミは煽っているが、色々なスタイルの仕事が存在するのに、そんなに簡単に十把一絡げに同じような事が出来るものか。

 大体、新型コロナウイルス禍に成る前の一般的なビジネス界で、そんなに集まって打ち合わせなど頻繁に行っていただろうか?雁首集めてその場でアイデアを出し合ってその場で何か決まったことがあったろうか?

 日本のビジネス会議なんて、事前に根回しが行われて、草案資料が回って、きちんとした会議が行われる頃には事実上既に決め事の方向は決まっているのが通例だ。本会議は証認のセレモニーに近い場合の方が多かったりする。部署会議や報告会議は別だが、一方的に上司に報告をするのであれば、個々に行い上司・責任者が集まったデータをまとめて全員へフィードバックすれば良いだけだろう?

 アイディア会議、ブレーン・ストーミングならいざ知らず、それがセキュリティなどあって無いも同然の現状のネット上で行えば、アイディア情報筒抜けで盗まれることを覚悟しなければならないだろう。
 同時に生身の人間が集まって顔と顔を見ながらのミーティングであれば、討論している相手の顔色を視ながら、会議全体の空気を読んでうまく立ち回れようが、液晶画面の小さい枠の中に10人も20人も顔が並んでいる所で深刻な議題に対して思うようなことを言えるわけがない。
 好きな異性の参加者がいた日にゃ、その枠ばかり見たりするのではないだろうか?その枠だけ大きく表示したりして・・・。

 話がそれたが、業種・職種・作業内容によってテレワークなど全く意味がない仕事が多いのではないだろうかと思った。

 筆者は広告代理店時代プランニングやプロデュースを主な仕事としていた。特にIT、パソコンを使う時代に成ってからは、プレゼンテーション企画書を自分のパソコンでパワーポイントを駆使して自作業で完成させることが多かった。プレゼンの時のスライドショーも数多く自作した。
 だからこそ、プレゼン当日は全頁のどこにどのような画像や表・グラフが配置されていて、その数値が何であるか頭の中にすべて入っていた。だからこそプレゼン当日は何も資料を見ないで、立って自分の口からスラスラ説明できたのだ。質問にも完璧に答えられた。国や官公庁・行政が関わる大きな催事を連続でとれたのもこれがあってこその事だった。最初の口上だけちょっとしゃべって、実務部分の提案は発注先のプロダクションにさせるような恥ずかしい事は大嫌いだった。

 ところが所属していた大手広告代理店では、出来るだけ外注(アウトソーシングなどと横文字を使って粋がっていたが)するようにお達しが回っていた。
 自分で実務が出来ない、右の依頼を左の実務者に回すだけの単純作業が仕事だと勘違いする人間が発想したのだろう。
 いつの間にか広告代理店はそういう非実務派の人間ばかりに成ってしまい、実務力がありクリエイティブ力があってパソコンスキルの豊富な人間はどんどんど独立するか、プロダクションに移ってしまった。2001年、21世紀に入るころには大手広告代理店社内はほぼ完全にそうなっていた。

 で、絶滅危惧種的存在の筆者などは、その作業をどこで行っていたかというと、ほぼ自宅だ。会社のデスクでも良いのだが、電話をとるのが面倒くさい、既に携帯端末が完全普及している時代だし、裁量労働制の時代で出退勤がフリーだったので、雑用や誘惑の多いオフィスへ出向いてのデスク作業PC作業はあまり行わなかった。つまり筆者から見れば在宅ワークだのは既に15年前には「当たり前」の様に行っていたのだ。数人が集まってのミーティングなど自分の経験値からすれば週に一度か二度あれば充分だった。

 他の業態・職種はどうだか知らないが、それほど年中会議ばかりやっているビジネスマンが沢山いるのだろうか?と思っていたら、昨朝の読売新聞に偶然このことに非常に役立つ記事が出ていた。


 しかし、新型コロナウイルス禍の終息後、新しい生活方式を模索すると言われているが、自分なりにこの在宅勤務が増えるとなると、世の中がどう変わっていくかを勝手に予想してみた。皆さんはどう予想するだろう?


新型コロナで新しい生活スタイルが生まれるとこういう事が起こりうる。


A. 今後ビジネスの世界で在宅ワークが増えると・・・・・、
    マスク付きの普段着アイテムが開発商品化される。
    ネットカメラ及び関連機器が品薄になる。
    血中酸素パルスメーター、瞬間体温計、酸素吸入ボンベなど家庭用医療機器需要が増える。
    オフィスの縮小化が進み、都心の貸しビルの空部屋が増える。
    ネット回線の速度低下が起きる。
    文房具の売り上げが増加する。
    電子決済ネット承認でハンコの需要が減る
    名刺の印刷屋の仕事がなくなる⇒在宅でPC製作する。筆者2003年から実施。

B. 更に第2波、第3波が来ると・・・・・
    家庭着の売り上げが伸びる。
    店頭対面販売が減り、ネット通販がますます増加。
    大型百貨店が倒産。⇒JCペニー、ニーマンマーカスなど、既に始まっている。
    老舗アパレル企業の衰退。⇒レナウン、J Crewなど、既に始まっている。
    スポーツウエア・用具。シューズの需要が伸びる。
    託児所への預けが減少する。
    車の外出が増える。⇒公共交通を使用しないので他人との接近・接触が減る。
    公共交通機関の利用が減る。航空会社、タクシー会社、観光バス会社が倒産。
    タクシー利用者が減少する。
    飲食店などにおける座席の換気・飛沫防止施設完備が進む。
    バスの運転席の飛沫感染防止バリアが標準装備となる。
    ハンディタイプの消毒ジェルが商品化される。
㉑ 帽子と一体化された恒久型マスクが商品化される。⇒ガード付きのアメラグヘルメット的なもの?
㉒ 宅配弁当・宅配ピザ、宅配バーガー、ソバ屋の出前などの需要が急増する。
㉓ 通勤電車の手すり・ポールに除菌・抗菌カバーが設置される。⇒状況で・・。