一方で、レベル4の全員避難指示を出した鹿児島では、避難所があちこち満員で入れず、妊娠9カ月の母親が2歳の子供の手を引いて避難所を渡り歩くなど現場の事を考えないで「全員即避難」を発令した行政への非難が高まりつつある。
そりゃそうだろう?避難する場所の収容能力を全く考えずに、50万人以上いる鹿児島市民に全員避難とか呼び掛けて平気な顔をしている市役所のいい加減さにも呆れてしまう。
避難所のすぐ裏が崖で、避難した方が危ないなど事前調査をしないで、書面上で「避難対策」が出来たとしてしまう行政の甘さはもっと叩かれてい良いだろう。このあたり「一応対処はしました」・・的なアリバイ対処を繰り返せば、この先もっと大きな災害が起きるに違いない。
今日のヤマセミブログは、この大雨の2週間前、6月中旬頃のヤマセミの幼鳥教育中に行われた幼鳥給餌の模様をご紹介。今日の画像には順番がある。
まずは左にギギという背びれに毒針を持った底魚を咥えた親が来た。順番待ちの幼鳥が右端に。
実はこのカットの前に30カット程、親が毒魚ギギを完全に死んでしまうまで繰り返し岩に叩きつけている。ナマズやギギのような底魚はアユやイダ(=ウグイ)の様な表層魚と違って直ぐに死なない。
餌を受け取った幼鳥がきちんと飲み込めるかどうか、親は心配して暫く付き添っていた。この間幼鳥は幾度も岩に叩きつける動作を繰り返していた。
幼鳥の動作の間、親鳥はギギのヌメリやウロコをぬぐう為幾度もダイブして体を清めていた。
餌を受け取って2分経ってもまだ呑み込めない。すると別の幼鳥が横取りを狙ったのか、飛来した。左はまだ心配な親鳥。
右、横取り狙いの幼鳥、中央=餌を得た幼鳥、左、親鳥
餌を横取りされまいと逃げようとしてつまづく幼鳥。