2019年4月10日水曜日

エナガをきちんと観察する その2.Observing Long-tailed Tit properly. Vol 2.

 奥日光にしろ裏磐梯にしろ、まだ地表が雪に覆われて寒い時期にもこのエナガは観察可能な数少ない野鳥だ。今日は奥日光も長野も山岳地帯は結構な大雪になっている様だが、野鳥たちはまた里へ下りているのだろうか?

 3月の声を聴けば、そういった寒冷な高地でも繁殖の準備を始め、樹にへばりついた苔と蜘蛛の巣で器用に筒形の巣をこしらえる。
 まだす自体は生で観た事が無いが、巣造りと思われる蜘蛛の巣収集の様子を撮影出来たのでご紹介。

 木の皮の裏に居る昆虫や蜘蛛・アブラムシを好んで食べるエナガだが、巣造りにも蜘蛛の巣を多用するとの事。

 三鷹の住宅街のエナガもきっとどこかで巣造りをするのだろうが、滅多な事ではこういう場面に遭遇できない。やはり高原や湿地帯など大自然の中での観察が一番の近道ではないだろうか?
ジュリーっと一声鳴いて後は静かに作業に入った様だった。

蜘蛛の巣を見つけた。

まずは蜘蛛そのものを採餌の様だった。この手のクモは非常に小さい。

やにわに蜘蛛の巣をくちばしでまとめて・・・。

引っ張り始めた。



ビンビンに引っ張って、一旦何処かへ持って行き、
再び舞い戻って同じ蜘蛛の巣を引っ張るエナガ。