諏訪から山へ登ると途中から完全に霧(雲)の中。10m先がやっとの状態。駐車場に着いてみたら、山小屋に泊まる客の車だけで、車中に人影のある車は他に一台もなかった。
5時の日の出に合わせて写真撮影愛好家が日の出前に来ることが多いのだが、ここ数日の天気予報を観てやめたのだろう。急に気温が下がり2日前など最低気温がマイナス6度だったという。
八島湿原は完全にまだ冬モードで、新芽も花も何もなく枯草の色で一杯だった。しかし、そんな中ノビタキやアオジがせっせと採餌に飛び回っていた。
霧が少し薄れた朝5時半から撮影を始めて1200カット撮影したが、ノビタキ、アオジ、エナガ、シジュウカラ、コゲラ、カケス、ノスリ、トビ、モズ、ヒバリ以外は目に付かなかった。昨年のズミ(=コリンゴ)の花満開の6月初旬とは全然違う景色だった。
朝7時ころから9時前までは雲は低く速いものの、時折青空がのぞいて陽が射していた。
枯れた湿原はノビタキの天下だった。
オスは黒い頭で完全に夏モード。
メスはそれなりに。
今回はノスリに非常によく出遭った。すべて別個体だった。
羽根がボロボロの白いノスリ。
モズは盛んに他の鳥の鳴きまねをしていた。
既に上空でヒバリがホバリングしていた。
霧ヶ峰自然保護センターに立ち寄って筆者写真集「人吉市の山翡翠」を寄贈。
喜んで受けてくださった責任者の小松様と記念撮影。