小学生の頃の切手の収集・コレクションとは違うのだ。今回のタマシギの生態はどうなのだろう?同じ場所に3日間通ってみた。勿論それぞれ2時間以上は滞在しないようにしたが、終わってみれば3日目にはタマシギの方もこちらのシルバーメタリックのレンタカーをさほど気にしなくなっていた。
朝の遅い九州熊本としては朝が明けきらない時間に現場へ行ったつもりでも、タマシギたちは既に採餌の真っ最中だった。それが一段落して揃って寝に入るのが午前8時半頃。再び起きて行動開始するのは昼の12時頃だ。考えてみれば人間の朝食時間と昼食時間とほぼ同じというのが非常に面白い。
実はこの薮の下に4羽のタマシギが寝ている。3日目に成ってやっと判ったタマシギの生態の一つ。
陸に上がって休まず、水に脚を付けたまま立って寝ているようだ。
その間、クレソンの密集している場所の傍の枯草が覆うドーム型の隙間に4羽のタマシギがカモたちと同じように背中にくちばしを回して寝込んでしまい動かなくなる。時折車の移動音やカラスの群れが傍に来ると大きな眼だけを開けて体は動かさずジーッとしたまま固まっている。
多分夜も塒として同じ場所に揃っているのだろうと推察する。足元は半分綺麗な水の中だ。クレソンが自生するほどの綺麗さだから、熊本市内の江津湖とほぼ同じ綺麗さだ。川辺川や球磨川の水質が日本でトップクラスにランクされたと言ってもこういった湿地帯や江津湖へそそぐ嘉瀬川のような綺麗さではないだろう。湧水が水源でなければクレソンはそうそう自生する植物ではない。
タマシギやタシギがこの綺麗な水の中にくちばしを何度も突っ込んで採餌する様は静止画では説明しにくいので動画で撮影した。
既にYOUTUBE にアップしたのでここにご紹介したい。
タシギ・タマシギの採餌 https://www.youtube.com/watch?v=BYcppGvCaM0 =Canon EOS5DMarkⅢ動画機能で撮影
次回はタマシギの危機回避、危機対処の方法などについてレポート。