例年通り5月末から6月中旬に巣だったヤマセミの幼鳥は、親からの訓練が梅雨明け頃に終わり、8月の初旬には親から離れる動きを見せ、独り立ち?するようになる。
しかし、過去の観測ではいつまで経っても集団で行動するヤマセミファミリーが多かった。これは人吉界隈だけの特異な例かもしれない。
ちょうど此の頃の幼鳥~若鳥の行動・生態を見ていると非常に面白い。目に入るものすべてに興味を示す上、本能のなすまま採餌行動や危険回避行動を自発的に行うので、間近で観察できるのだ。
今日の画像はそういった幼鳥の生態画像。採餌の練習バージョン。
脇の下の褐色斑がその年巣立った幼鳥の証だ。
ためらいもなく撮影者の方へ飛んでくる。
で、急ターンして水溜りにダイブ。
何も穫れずに水から上がる!
見事な戻りだ。こうして幾度も失敗を繰り返しながら魚を獲れるようになる。