2016年2月16日火曜日

ヤマセミ生態シリーズ #08. 「昨日の続き、12月13日の求愛給餌」 Ecology report of the Crested kingfisher #8.

  一般的に言われている通常の繁殖期から3ヶ月も早い暮れの12月13日、熊本県人吉市郊外でのヤマセミの求愛給餌異変。オスが獲物の頭を前にしてメスを呼び続けた結果、メスが自分で獲物を捕らえて咥えて来てしまった場面が昨日ご紹介した状況。

 慌てて自分の獲った餌を飲み込んで、オスが呉れようとする2匹目を受け取ろうとオスににじり寄った所で呆れたのかオスが別の岩に飛んで行ってしまった。しかしメスはひるまない、すぐに後を追ってオスに追いついた。今日は其処から昨日の続き。

 しかし、静止画で充分撮影した後なので、此処から先は動画で収録した。したがって動画からの切り出し画像となるため視難いが、あくまで生態記録の証拠画像なので充分と考えたい。

 いよいよ4K動画収録可能なEOS1Dx・MarkⅡがもうすぐ出るようだが、どうしようか思案中。秒間60コマ可能となると、現行の秒間12~14コマとは比較にならない。もう人間のフィジカル的能力を超えた(今ですら超えていると言うのに)機能を使いこなせるだろうか?しかし今回の場合等非常に有効だろうと思うのだ。

この岩は昨日の岩から10m程離れた岩。すぐに後を追ったメスが飛んで来た。

急いで動画機能に切り替えて正解だった。初めて収録できた求愛給餌の動画。

着地するや否やそのままの勢いで餌に喰らい付くメス。

ところがオスはすぐに餌を渡さない。

もう既に採餌以来6分以上も咥え続けたため餌にくちばしが食い込んでしまったのか?

はたまた、そう簡単に渡せるかっ!という事なのか?しかし幾度か綱引きの後やっと渡した。

オスは求愛給餌の場合、餌を渡すとたいがいその場からすぐに飛び去る。

メスが餌を飲み込んだ後、このつがいは近い別々の岩の上で数回づつ川に飛び込んで水浴び。