2024年9月12日木曜日

団塊世代が思う自民党の総裁選への懸念。 Boomers' Concerns about the LDP's Presidential Election.

  今朝はまずこの話題・・・自由民主党総裁選挙がきょう公示される。

TVは今日1日中このニュースで一杯、コメンテーターの根拠のない予測入りで。

 筆者はこのうち3名に生で接した(目撃も含む)ことがある。石破さんは2011年溜池の交差点で信号待ちの時気が付いたら横に並んでいたので、二言三言喋った。意外に小さかった。河野氏は平河町の交差点付近で携帯電話をもってウロウロ行ったり来たり檻の中の熊みたいだった。落ち着きのない人だと思った。

 いずれもそれなりの学歴保持者だし、経験も豊富なのだろうけれど総裁=首相ってスーパーマンや独裁者じゃないんだから、新たな総裁一人が決まったからって実働部隊の役人=官僚が替わる訳では無いので、日本の現状が早急に変わらない事は国民すべてが判っていると思う。騒ぐのはメディアばかりなり・・・。

 各候補者たちのメディアへの発信をよく聴いてみて欲しい。具体的な事は何一つ言ってやしない。

 例えば「65歳以上の高齢者の健康保険証はマイナンバーカードに移行せずとも生涯『紙の保険証』を残します!」くらい言えば一発で党員?の総票を得られるのでは?もちろんメディアのアンケート人気ランキングでもトップになるだろう。

 夫婦別称に関しても、国の危機とかのレベルの話ではないし、単に権利を求める人が多いという段階だろうと思う。外国が皆そうだからなどといういい加減な理由で・・。

 姓を自由に選べるようになるのは良いが、表札をきちんと両方出さねば郵便配達員は困るだろう?子供の苗字はどうするんだ?親が子供の意思も訊かず(=訊ける訳もないだろう?生まれたばかりで・・。)好き勝手にどちらかの苗字(例えば母親姓)で戸籍や学校へ届けて、思春期を迎えて子供が嫌がって父親性にしたいといった場合、いつどういう事になるんだ?

 双子が生まれたらそれぞれ違う苗字にするのか?実働の際のシステム・ルールが決まっていないのに軽く物事を言い過ぎではないだろうか?

 こういった「実務・実働への弊害」をよく考えずに各候補者が「夫婦別称に賛成です!」とメディアに発信する軽さが何とも如何わしい。

 これから数週間、天変地異が起こらない限り、TV中心の日本中のメディアは日々この一喜一憂を報ずるのだろう。しかし国民自身には投票権が無いから、競馬場で馬券を買わずにTVの競馬放送でレースを観るに等しい。要は国民は総野次馬状態なのだ。

 さてさて、どうなる事やら・・・。