2024年3月3日日曜日

団塊世代は都心の緑地帯で初めてウソに遭遇! Baby boomers encounter the Eurasian Bullfinch for the first time in a green area in the city !

  東京都内の緑地帯は基本的に標高・海抜33mほどが多い。一見崖を上る小石川の東大植物園ですら最高地点で33m、むしろ文京区のデコボコは意外に低いレベルでの起伏らしい。

 目黒の自然教育園が40m弱で都心では高い方だろう。明治神宮や新宿御苑も概ね33mで平均的だ。これに対し多摩の野川流域は筆者自宅の三鷹市・調布市・小金井市に囲まれ、国分寺ハケ線の崖を挟んで67~47mの範囲に存在する。

 今回都内の緑地で遭遇したウソ、アカウソの小群は、筆者過去数十回遭遇したのがすべて標高500m以上の山岳地だった。

 八ヶ岳山麓、蓼科山麓、箱根芦ノ湖周辺、九州阿蘇山外輪山周辺、裏磐梯、奥日光戦場ヶ原。

 で、いきなり都心の緑地帯で先日遭遇したものだから面喰ってしまった。「良いのか此処にいて?」状態で結構驚き感動したものだ。

 今年は都心の緑地帯でリュウキュウサンショウクイだのウソだの、今まで都心で遭遇した事がない種に出遭えて記念すべき年になった。

 ウソには普通のウソ、アカウソ、ベニバラウソの3種に遭遇したが、ベニバラウソに関しては裏磐梯の真冬に雪の中で一度遭遇したのみ。

 八ヶ岳山麓ではウソとアカウソの混成群によく出遇う。本人たちは多少お腹が赤かろうがグレーだろうが同じと思っている節がある。生態が違うというのも記述は観たことがない。

 念のため、我が国最高の鳥類図鑑三種(すべて蔵書)のう鳥類原色大図説を紐解いてみたらアカウソという記述は無かった。


蔵書中右の三冊がオリジナルの初版鳥類原色大図説(黒田長禮 著/小林重三 画)

むしろチシマウソと呼ばれているモノの方が普通にウソと呼んでいるモノに近く、ウソとの表記は多少お腹が赤い表記になっている。

鳥類図鑑はやはり写真ではなくイラスト画がふさわしいと思う。

お腹まで随分赤いが図鑑によるとこれがウソ

それほど赤くないのがチシマウソなのだろうか?



明らかに上の個体と腹の色が違う

これに続く3枚はメス、二羽いたように思う。



ネックの赤いオスは4羽ほどいた気がする。

 たぶん楡の木の実だろうと思えるものを啄ばんでいた。いつまで居るか判らないが都心の緑地を回遊していたらどこかでまた遇えるかもしれない。