2021年2月16日火曜日

今回の森喜朗辞任騒動で語られない深層部分に存在するポイント。最終回. Yoshiro Mori's resignation Three points that exist in the deep part that can not be talked about in the uproar. Vol.Last

  いつの間にか、「女性蔑視発言」で2020TOKYO OLYMPIC組織委員会の会長を辞した森喜朗氏騒動。この騒動の報道経過を観ていて、いくつかとても不思議な事があるように思える。 

 JOC臨時評議委員会の会議の発言で、特定の者のごく一部が抜き出して大きく取り上げられ、何故外部に漏れたのか?なぜ間髪を入れず海外・全世界にまで即拡散したのか?何故IOCが撤回・謝罪記者会見直後すぐさま「終わった事だ」とコメントを発したのか?

 同時にSNS中心に世界に拡散した結果、世界のメディア報道、数多くのボランティア、著名人の聖火リレーランナー、スポンサーの具体的行動がすぐさま起こり始めた不思議。それを視て手のひらを返し「許容できない!」とコメントを発したIOC・・・このあたり一連の動きがあまりに短時間でスムーズに行われとても不思議なのだ。

 もし、この一連の情報拡散が事前準備された意図的なモノではなく、SNS時代の自然な拡散スピードだとしたら、心底恐ろしい事だと思った。

 これは、あくまで筆者の個人的推論だが、当初今回の一連の騒動はオリンピック評議委員、JOC職員、それに底辺に至るまでのオリンピック関係者たちが「コロナ禍がどうなろうと東京オリンピックは開催するんだ!」と暴走始めた森喜朗氏の首に鈴をつける意味で、メディア拡散を仕組んだ「クーデター作戦」だったのではないだろうか?と思ったのだ。

2008年2月神津善行先生・中村メイコさん金婚式セレモニーで同席した森喜朗氏。

当時からとにかくお話好きでなかなかスピーチが終わらなかった。左から大村崑、水谷良重(現・八重子)、片岡仁左衛門、故・島倉千代子、森喜朗、こまどり姉妹。

 それが、思いのほか拡散スピードが速い上、空気を読めない二階幹事長のボランティアに対するリスペクト・ゼロの発言、傲慢で卑怯なIOCの一方的な「もう終わった話だ・・。」のコメントが火に油を注いで一気に爆発したのではないだろうか?結果として当初の目論見以上の成果が出たのではないだろうか?…と思ったのだ。

 人の話を聞かないワンマン森喜朗会長への不満、独占的に金儲けに突っ走る電通への不満、コロナ禍にあって、自粛している国民と過労が蓄積した医療関係者のストレス・・・。色々な地雷がここへ来て一気に引火して爆発したような感じだ。

 二階幹事長と川淵三郎氏の件はおまけで火に油だったように思う。

 更に、会長職の老・老禅譲話で、これまた過去の女性蔑視発言、上から目線で日頃から快く思われていなかった川淵三郎氏の不用意なメディアサービスが出現し、森・川淵・二階‥といった、日本のスポーツ界・政界の権力の座に居続ける老害を一気に黙らせる相乗効果が生まれたのではないだろうか?

ご参考=

https://www.news-postseven.com/archives/20210212_1635597.html?DETAIL

 意図されて起こった騒動でなければ、自然に国民の不満の機が熟したのではないだろうか?偶然色々な意味でのガス抜き効果に成ったような気がする。

 が、しかし・・・。

 連日の色々な方面からのSNS通じてのコメント、主要メディアの報道含め、森喜朗氏が辞任しただけでは根本的な日本のスポーツ界・オリンピック組織委員会・JOC評議委員、スポーツ界の正常化、特に女性登用改善にはまだまだ時間が掛かるとの懸念が認識されている様だ。

 メディアはこういった大きな根幹の問題はそっちのけで、後任は誰だ?で連日色々な話が飛び交っている様だ。せっかく問題提起された大きな問題なのに嘆かわしい限りだ。

 このブログでも数回にわたり筆者が思ったことをアップさせて頂いたし、Twitter含めて色々な反応が在ったことをご紹介しておきたい。野鳥ネタのブログの日よりはるかにアクセス数が多く、筆者的には嬉しい反面、痛し痒しでもあるのだが多くの方にご覧いただいたことをここで感謝しておきたい。

 この件は一旦ここで終了とさせていただき、大きな変化があったらまた触れてみたい。


 という訳で、此処からは野鳥ブログ本質のエリアに復帰したい。

 今日は国立科学博物館の目黒自然教育園の定点観察レポート。

2月14日(日)の自然観察園からはカワセミとダイサギ、春の草花の情報をお届けしたい。暖かく16℃まで気温が上がった日曜日、自然教育園には野鳥狙いと思われる望遠レンズを抱えた来園者を10名ほど見かけた。

 入園している方々は常連さんなのだろうか、望遠レンズでも三脚は持ち込まず皆さん一脚を使用されている。とても良い事だと思った。10人が三脚を立てれば他の方の迷惑になるだろう?一人だけ初めて来たのだろうか、三脚だけ立てて場所取りをされていたがトラブルに成らねば良いと思った。筆者はいつもの通り明治神宮でも新宿御苑でも、もちろん此処自然教育園でも絶対に三脚も一脚も使用しない。

 葦原のカワセミの連写もしゃがんで手持ちだった。


ファミリーだろうか?都心の山手線の内側の公園でカワセミに出遭えるのだ。

こういった葦の枯れ草越しの撮影は初めてだった。

葦原越しのカワセミの飛翔も撮れた。

大都会上空を飛んできたダイサギ、何かをゲットした模様。

極小でカメラでも判らない獲物を飲み込むダイサギ。

瓢箪池で羽休め中のカルガモ、40mの距離でも眼だけはレンズをしっかり見据えていた。

15分近く同じ所から移動しないヒヨドリ。くちばしが黄色のは蜜を吸った椿の花粉。

野鳥撮影のバーダーさん達。続々来園。

ウグイスカグラ

福寿草

フキノトウ

セツブンソウ

羽化直後の蛾だと思われるが、種類は専門家の連絡待ち。