2020年11月2日月曜日

地震で言えば、これから本震が来る感じの新型コロナウイルス禍だ。 If you compare it to an earthquake, it is a COVID-19 that feels like the main shock is coming now.

  米国大統領選挙や、大阪都構想住民投票ニュース、あるいは「鬼滅の刃」の騒ぎ、間違いなくTVメディアが煽っている仮装しないハロウィン人出騒ぎ、などのニュースに隠れて「新型コロナウイルスの世界的第二次パンデミック」の恐ろしい状況・怖さが日本国内のメディアであまり拡散していないようだ。

 むしろ、経済再生への努力と称して海外からの渡航者入国緩和だの、GOTOキャンペーンの延長だのコロナウイルスの感染猛威はもう治まりつつあるかのような政府の施策が取り上げられ続けている。

 GOTOキャンペーンに関しては、その不完全なシステムや未熟な官僚の思い付きで出来たために起きている「悪用」阻止がまるで出来ていない。このキャンペーンに関しては数々の弱点が明るみに出て混乱はするものの、枝葉末節で次元の低い話ばかりがメディアを賑わしている。

 どうせ高い価格でも割り引かれ、その分は国から補助されるんだからと、宿代や食事メニュー価格を今までよりちゃっかり高めに引き上げる受け入れ側の狡さなども明るみに出始めている様だ。バカを観ているのは何も知らず「安いから、お得だから」という宣伝文句のキャンペーンに乗った消費者・一般国民なのだろう。

 そんな中、専門家中の専門家、感染症専門医の「忽那賢志」医師が判り易くネット上に公開している投稿記事を見て驚いた。この専門家が指摘する危機感を我が国の政府は持ち合わせているのだろうか?大手メディアは持ち合わせているのだろうか?非常に恐ろしくなった。

 彼、忽那賢志氏はあのテレ朝モーニングショウで社員コメンテーターの玉川徹の偉そうで無礼な意地の悪い突っ込みに、一つ一つ正論と真実で真摯に対応し、人として専門家とにわか素人評論家の差を見せつけた「豪の者」だ。

 その彼が、今相当な危機感を持ってこの先のコロナの感染拡大を憂いている。普通なら週が明けて野鳥ブログに戻る所なのだが、余りのショックに緊急投稿とさせていただく。

 筆者は専門家ではないので、いちいちキャプションつけて説明はしないが、グラフや忽那医師のサイトを見て状況を把握して頂ければ嬉しい。今週前半のTVのワイドショウでこの情報がどれほど報道されるか判らぬが、出ればすぐに再びマスクや消毒液、消毒ウエットなどの買占めが始まるだろう。また価格上昇、品不足のニュースが溢れるのではないだろうか?

 

このグラフは誰も今まで出さなかったグラフだ。非常に重要な観点だと思う。


欧州の危うさ酷さはこのブログの下段の方に出したロイター通信社のサイト参照。





 我が国の第一波の患者は欧米からの帰国者渡航者によって急増した事実をこのグラフが明らかにしている。その事実を踏まえて、今第二派のパンデミックでロックアウトしている欧米からの渡航者入国緩和がいかに危険か忽那医師は憂いているのだ。

忽那医師は今の状況で海外からの渡航者入国緩和に大きな警鐘を鳴らしている。

ロイターのCOVID-19に関する総合サイト。

 色々なサイトで、ここ数週間のフランス、英国、ドイツその他ヨーロッパ各国の感染者拡大状況を知ればGOTOキャンペーンにうつつを抜かしている場合では無い事が良く判るだろう。
 日本の主要メディアがもうコロナ慣れしてしまい、「コロナの報道特集しても視聴率を稼げない・・。」などと言って「鬼滅の刃」「芸能人ネタ」のニュースなどを流し続ければ、我が国も恐ろしい事になりそうな気がするが如何だろう?