2019年2月3日日曜日

団塊世代は神田古本屋街の古い喫茶店がお気に入り・・だが。 The baby-boomer favorite old coffee shop of Kanda old bookstore area ,…but however.

 北風が弱まった日などは、皇居東御苑や内堀エリアを散策して、オオタカやミコアイサなど人気の野鳥を探すのも良いのではないだろうか?そろそろ梅なども咲き始めているに違いないので写真撮影愛好家にとっては良いモチーフが沢山あると思う。




皇居エリアを散策したら、北へ足を向け神田神保町界隈の古本屋街を目指すのが良いと思う。地方から上京した方々にとっても、今や何処を切っても同じような雰囲気の盛り場になってしまった東京の繁華街を歩くより、独特の雰囲気を残している神田の古本屋街を散策したほうが楽しい事、間違いないと思われる。

 特に神保町の靖国通りを一本南側に入った路地には、「さぼうる」を始め昭和レトロの趣深き喫茶店が残っている。超有名な「さぼうる」、隣のランチ時には行列の「さぼうる2」を代表格として、ラドリオというこれまた古風で涙が出そうなレトロ喫茶店がある。

 この路地は、神保町の裏通りとして駿河台下の三省堂まで続いている迷路にも近い佇まいで、「文化の匂い」を好む人々にとって重要な裏路地となっている。わりに新しい古瀬戸珈琲店や路上販売の古本屋さんがあったりで変化に富み、筆者も大好きな場所だ。

 今日のブログは、休日なので「団塊世代スペシャル」の一環としてこの神田神保町のレトロ喫茶店をご紹介。

 「さぼうる」はもう幾度もいろいろなメディアに登場しているし、いろいろなテレビドラマや映画のロケ場所としても使われた。マスター鈴木さんの人柄、キャラクターもあって、このエリアの喫茶店では群を抜いて人気のお店になっている。珈琲450円。
この「さぼうる」というお店に関しては改めて特集を考えている。

 筆者も阿佐ヶ谷美術学校の学生時代1968年頃から通っているので、もうかれこれ50年が経ってしまった。隣に在る六法寿司も1984年から贔屓で通っているので、こちらもそろそろ35年が経つ訳だ。こうして神田の古本屋街との繋がりが長いと、どの古本屋に行けばどんな本が手に入るか予想が立つ。随分地方在住の友人から依頼されて本を探したり、なかなか手に入らない昔の鳥類図鑑のオリジナルなどを入手して、お世話に成った先輩に贈ったりしたものだ。

 「さぼうる」の鈴木マスターにはずいぶん良くして頂いているので、毎年暮れには自作の干し柿をかれこれ10年も贈呈し続けている。今、骨を折られて入院しリハビリ中だとの事だが早く良くなって欲しい。そう願うファンは相当数いるはずだ。
この隣に在る食事にシフトした「さぼうる2」は若い人たちのランチの殿堂?らしく昼前から凄い混みようだ。おっかなくって自分では一度も入った事がないのだが・・・。

 ここから、少し離れるが裏路地の三省堂に近いエリアに「ラドリオ」というこれまた昭和の匂いプンプンの趣深き喫茶店がある。人気のこちらも時々満席で、立って待っている人がいたりする。日本で一番最初にウインナーコーヒーを出したお店として知られている。珈琲もウインナーコーヒーも良心的な480円!ケーキとのセットが670円というからリーズナブルだ。
さぼうるが満席の場合はこちらをお勧めしたい。

 古瀬戸珈琲店は城戸真亜子の絵が壁面に描かれているのでも有名だ。筆者は個人的には好きではないが、来ている客層が好きなので、時々腰を据える。城戸真亜子の絵が嫌いなら背を向けて座る席を取れば良いだけ。珈琲540円は美味しい。
古瀬戸珈琲店、レトロ喫茶店に比べ明るい店内。

 実はもう1軒「ミロンガ・ヌオーバ」というレトロなお店があるが、筆者はお勧めしない。理由は店員が横柄で大変失礼だからだ。サービス業を営んでいるとはとても思えない横柄な態度で笑顔一つ見せない女性店員が数名で切り回している。店に入れば命令調であれやこれや客に指示をする。

 あるお客が記念にと店内の写真を撮るや否や「撮影はしないで下さい!」と大きな声で叫んだ。お客さん慌てて逃げる様に帰っていったが、ネットで「食べログ」などを見ると100枚以上の店内写真が出ているではないか!店の外はもっと、メニューまで・・。なんなんだこのお店は偉そうに・・・という訳でお勧めしない。
一度だけ入ったのだが、この愛想なしの上、あまり美味しくない珈琲一杯このあたりで一番高い600円も取る、コスパを考えるとこのエリアで最低なお店なのでお勧めしない。
 
 ちなみにこのお店に対する「食べログ」投稿に「ミロンガ店員最悪」というタイトルの、ちょっと言葉が下品だが筆者と同じ様な内容があったのでご紹介しておこう。

店には、ツーンとした感じの悪い、とても喫茶店の店員とは思えない、 性格の悪そうなババア店員3人が待ち構えております(笑) コーヒー1杯600円という、高額な値段を提示して営業しているので、 よほど雰囲気のいい店なのかと思い、入ったが、前述のような 気分の悪いババアが待ち構えておりますw ビールも飲めるそうで、よければと思ったが、二度と行く気になれない 最悪な店でした。古いのか老舗なのか知らないが、 勘違いしてそうなオバン3人は即刻クビにするべきですね。 スタバやドトールで飲むのがよっぽどマシでしょう。 無理して感じの悪い店に行く必要なし。 代わりの店などそこらに転がてるんだから。 神保町では近づきたくない店です。ご注意を!」