2018年12月9日日曜日

団塊世代はヤマセミと鮎漁師の研究を学会で発表した。 The baby-boomer generation announced the research of Crested kingfisher and Ayu fisherman at the conference.

 昨日、12月8日という日はかって日本軍がハワイの真珠湾を攻撃した日だし、38年前はあのジョン・レノンが凶弾に倒れた日だ。もし、そのどちらも起きなかったら、その後の世界の歴史は大きく変わっただろう、大きな出来事だった。

 そして今年の同じ12月8日、筆者はついに70歳の大台に達した!このブログを開始した5年前、65歳になった時に「今後生きている間に写真集を10冊出そう!」と決めて、日々努力してきたが、試作品も含めてついに先々週7冊目の写真集が出来上がった。とりあえず目論見は着々と達成できつつあるようだ。
自費出版で基本的に販売しない。図書館や学校に無償配布しているので最大でも1000~1300冊。試作品(右の上下2冊・本印刷は1000部予定)は2~30冊しか制作していない。いずれも東京・大阪の国会図書館や熊本県内の大きな公立図書館には寄贈済。一部「人吉市の山翡翠」だけ神田のバードウォッチング専門店「ホビーズワールド」さんのご厚意で120冊だけ販売させて頂いたが、有難いことに2か月足らずで完売したようだった。

 その70歳の大台に乗った今年、入るよう勧められて二年目の共創学会(早稲田大学三輪敬之名誉教授主宰)で昨年に続き、ヤマセミに関する第二報の研究発表を行った。
 場所は横浜のJR十日市場駅と東急すずかけ台駅からほぼ等距離に位置する東洋英和女子大5号館。
 この東急田園都市線の沿線は、その昔都立広尾高校の学生だった1966年頃、夏休みに六本木にあった芝造園でバイトした際、よく仕事で連れていかれたエリアだ。東急青葉台駅付近など赤土の造成地がぼつぼつ出始めの頃で、二子玉川から川崎街道を車で行くと火の見櫓がいくつもあったエリアだ。

 余談はさておき、今年も人吉でヤマセミと漁師さんの共創に関しいろいろな観察・撮影が出来たが、そろそろ静止画だけに頼っていてはその生態に関しての「事実・証拠」を記録でき難くなってきたと感じ、動画での収録を目論む必要が出てきた。

 今回の共創学会の発表・説明用に制作したパワーポイントのスライドショウにつたないデジタル一眼レフカメラ(CanonEOS5DMarkⅢ)の動画機能で収録した動画を一部挿入したが、不十分極まりない完成度だった。今後は生まれて初めてビデオカメラを手にすることになりそうだ。

 今回もインタラクティブ発表(ポスターとパワポで興味のある方にだけ詳しい説明を行うスタイル)だが、やはり高尚な学術的「共創分野」の研究発表(人間対人間が多い)をされる方々とは随分違う次元のジャンルなので、相手を選ぶ発表形式の方が適していると思う。野鳥に詳しくない方がほとんどなので、まずヤマセミの特異性について理解して頂く事から始めなければいけないのが少々難ありという感じだ。

 さらに、ヤマセミの観察をしていて、カワウとサギ類(ダイサギ・アオサギ・コサギ混合チーム)の共創行動を見つけたりしたので、今後ますます共創学会の主軸から離れてしまうような気がして恐縮している。

 まずは、昨日の今日の報告なので、とりあえず会場の雰囲気をご紹介。

さすが、女子大での開催、女性陣が多いのとクリスマスツリーが豪華なのに驚かされた。


B倍判のポスターにした内容。

次回開催の九州大学から参加された方々のようで、非常に興味を持っていただいた。

写真集「人吉市の山翡翠」を資料として差し上げた。

パワポのスライドショウは1998年製のIBMのThinkpad15.5インチで行ったが、立ち上げた途端モニターに出たWindows2000のロゴを観て、周りのスタッフさん達から「オーッ、すげー動くんだ」だの「Windows2000ってなんですか?」という声が聞こえたので、こちらの方が驚いてしまった。しかし何という遅い反応だろう、現代人は1998年頃の人間とはすでにいろいろな部分で違ってしまっているという事を実感した一瞬だった。第一報はこれまで。