2018年8月27日月曜日

コサメビタキとサメビタキを見分け観察する。Observe and watching Kosame Bitaki(=Asian brown flycatcher) and Samebitaki(=Siberian flycatcher).

 ヤマセミにあまりに集中しているため、恥ずかしいのだが筆者は野鳥の名前について詳しくない。水鳥に至っては酷いものだ。猛禽類も頻繁に観られる種しか判別できない。

 小鳥系に至っては特にサメビタキ、コサメビタキ、エゾビタキのうちエゾビタキだけは何とか胸の縦縞とサイズで判るが、コサメビタキとサメビタキはもう全く判らない。

 ところが北九州の足立山の一角に毎年秋に渡る直前、昆虫を盛んにフライングキャッチする場所がある。3年程偶然通って、ある時地元の方に教わったのでサメビタキもコサメビタキも来る場所だと知った。
 
 此処は100万人都市・北九州市小倉区(旧小倉市)の市街地に直接接する足立山という山塊の山麓をぬう周回路の一部だ。
 過去において、アオゲラ、アカゲラ、サンコウチョウ、キクイタダキ、クロジ、オオルリ、キビタキ、サメビタキ、コサメビタキなどに遭遇・撮影出来ている。大都会の市街地から100mの距離でそう簡単に出遭える野鳥ではない。
 野鳥が豊富で有名な札幌の丸山公園と非常に似た環境だろうと思う。

 此のサメビタキ、コサメビタキ、エゾビタキの判別に関しては野鳥愛好家の間でもよく話題に成る案件らしい。奥日光の木道地帯でもグループで移動する中に声高に講釈を垂れている御仁を見かける。

ネットで観るとこのサイトが勉強に成ると思う。
http://www.osaka-nankou-bird-sanctuary.com/o.n.b.s_web/topcontents2015/samebitaki_group/samehitaki_group.html

 しかし、どういう所で生息しているか、その具体的な場所を想像させてくれる記述が無いので、いまいち判りにくい。捕まえて現物を見比べて判断するのであれば良いのだろうが、実際カメラのファインダー越しに「あれは何だろう?」と瞬時に識別するには少々難があると思う。

 8月最終週から9月第1週辺りの撮影なので、まだ遠隔地へ戻るには間がある時期だが、フライングキャッチは非常に盛んに行っていた。
 場所的には梢高い針葉樹林地帯ではなく、常照広葉低灌木のエリアで少し開けて充分に陽が射すエリアだった。つがいの2羽で飛び回っていた。
 




此処までがコサメビタキ、フライングキャッチも10回以上確認。

同じ場所に2日後、サメビタキが出現、つがいと思われる2羽だった。
よりダーク色で目とくちばしの間が白っぽくないサメビタキと思われる個体。



必ず同じ場所に戻って来る習性がある様だ。