2018年8月19日日曜日

団塊世代はこの夏セミを手づかみで研究した。その2. The Baby-boomer observated cicada this summer with direct catch by bare hand. Part 2.

「『ソウルの女王』アレサ・フランクリンさん死んじゃったね?」というメールを幼馴染にしたら「えっ?韓国って王室あったんだ、知らなかった」というマジな返信が来た。もうボケが始まったのだろうか。笑えなかった。セミの鳴き声がぱたりと止んで、急に訪れた秋風と共に気が滅入ってしまった。

 昨日の蝉のブログに野鳥以上の反応があったが、嬉しさもちょっと微妙。4日前立川のIKEAへ行く800mの街路樹で4匹も手掴み出来た。全て都会の樹木に多いアブラゼミ。関東では一番数が多くうるさい。

もうすぐ羽化するアブラゼミの幼虫、やはり黒っぽい似たような色の樹にへばりついていた。
基本的にアブラゼミも夜間羽化し、翌朝飛び立って行く。


 一方で武蔵野の住宅街ではコンクリの電柱でもミンミンゼミが鳴いている。同じ関東エリアでもアブラゼミが多い場所とミンミンゼミが多い場所があって、なおかつその年の傾向も微妙に違う。
 これは我が家の西側が国際基督教大学の敷地に隣接していて、夏中朝から晩まで蝉が鳴き続けているから判るのだ。

で、次はミンミンゼミ!



これらの画像で判る通り、羽根が茶色で黒っぽいアブラゼミは木の幹が黒っぽい樹に留まり、羽根が透明のミンミンゼミは白っぽい木肌の樹木に留まるような気がするが、どうなんだろう?

 関東エリアではこのミンミンゼミが一番大きいのだが、九州から北上中のクマゼミがとうとう立川で鳴いているのに出くわした。IKEAの入り口そばの樹でアブラゼミと混声合唱やっていた。

 此のクマゼミの北上に地球温暖化やヒートアイランド現象を上げているが、もしそうなら他の生物も一様に北上しなければならないはず。一概にはそれが原因とは思えない。
 
 むしろ、大きな植栽・木の根に幼虫が埋まったまま関東近辺の開発地区へ移植され、地上に出たら元の場所じゃなかったというのがクマゼミの北上原因のような気がしている。つまり大型のショッピングセンターやアウトレット、イケアやコストコなどの関東近辺の大型店の増加に伴い南の方から植栽が運ばれた結果のような気がしている。

夏の終わりはツクツクホウシ。手掴み難易度は結構高い。


 この手掴み難易度って勝手に自分で言っていたのだが、調べたら嬉しくなるようなもっとすごいサイトがあったのでご紹介。

 とうとう今年はヒグラシを手掴み出来なかったが、来年はまずヒグラシを狙ってみようと思う。

 団塊世代も反射神経がどんどん鈍くなり、生活上も物事に対する反応が遅くなるだろう。
 これを少しでも食い止めるには、自然界の生き物に接する機会を増やすことが一番効果があると信じている。
変わったセミだと思ったら玉虫だった。

飛び去る前に手にしてみたが、甲虫という感触はやはり少しセミとは違い充実感があったように思う。セミに限らず、玉虫のような毒のある危険な生物でなければ、どんどん探して触る事をお薦めしたい。