2018年3月7日水曜日

ここ数年、ナベヅルとマナヅルは出水だけで越冬する訳ではないようだ。 In recent years, it seems that nave crane and mana crane are not to be overwintered only at Izumi.

 世界中の殆どのナベヅルやマナヅルが越冬のために集まる鹿児島県出水市附近はずいぶん前から有名だった。

 しかしどうやらあの広い出水の干拓地も万を越えるツルたちにとって最近手狭になって来たようだ。

 ここ数年、九州各地、山口県から岡山県にかけての瀬戸内海沿岸。更には四国の高知など出水平野を中心にした扇状のエリアに小群が分散し始めた様だ。八代市の金剛干拓地など不知火沿岸もご多聞にもれず数年前から飛来していた様だ。

 昨年11月に金剛干拓へ行った際も4羽、今回2月下旬も2羽、ナベヅルが田んぼで餌をあさっていた。
 出水と異なって八代の場合町の中心部を望むエリアなので、絵的には大都市のすぐ傍でという写真が撮れる。

 勿論、出水に行った時よりははるかに遠くから、しかも車の中からの撮影なので画像は甘い。 
遠くの赤白の煙突は八代駅裏の日本製紙(旧十條製紙)

今回は此のつがいと思われる2羽に出遭えた。



11月に来た時にも居た親子かも知れない。

悠然と大股で歩いていた。今回は何にも驚かされず、飛び立つ事は無かった。

昨年11月に訪れた際は4羽の一家だった。

近くで農作業をしていたが、一台軽トラックが接近したので・・・。

この時は飛んで行ってしまった。もうそろそろ北帰行した事だろう。