2016年12月3日土曜日

団塊世代が見た世界無形文化遺産と八代妙見祭、その2。 Baby-Boomer think about World Intangible cultural heritage of Yatsushiro Myokensai Part2.

 昨日の八代妙見祭のレポートがいきなりアクセスTOPに躍り出て正直びっくりしている。このブログは基本的に野鳥、それもヤマセミに視点を置いたものなのだが、なぜか団塊世代の話題にアクセスを沢山いただいている。

 ユネスコの世界遺産に成ったからだろうか?折しも今日は関東地方秩父夜祭で山車の引き回しが行われた。残念ながら八代妙見祭はユネスコ世界文化遺産決定前だったが、秩父は直後で大層な人出だったようだ。

 群馬県富岡の富岡製糸場が世界遺産登録された際も、TVや新聞などメディアで報道されるとワーッと観光客が押し寄せる!日本人というのは本当に面白い。自分の価値観でモノを見ず、何処か権威のある所がお墨付きを与えると「凄いんだ!」と認めるようになる。

 味覚にしても同じ、自分で食べて美味しいと贔屓にするのではなく、フランスのタイヤ屋が星を付けると「美味しいらしい」とその店に行く、そんな輩が多いから店は混む、料理人はつけあがる、全く情けない。殆どの日本人は自分の味覚に自信が無いのだ、だから列が出来ている店は美味しいのだろうと思い込む。そういう店で美味しかったためしがない。
 ○○過ぎる・・・という表現を軽々しく使うメディアやSNSが増えているが、キレイすぎるという触れ込みのタレントやモデルで、本当に綺麗な人に出会ったためしがない。美味しすぎるという触れ込みで、本当に美味しかったためしがない。

 八代の妙見祭だけは、そういう軽いノリや一時のブームで終わらせず、中身の充実を図りながら、今後も伸びて行ってほしいと思う。少しづつ応援しようと思う。それだけ長年培ってきた基礎が出来ていると思うから。
 熊本城と阿蘇山とくまモンだけが熊本県の魅力ではない、工業都市で文化的、観光的魅力など一つもないと思われてきた八代市にも熊本県を代表する八代妙見祭があるという事をもっと積極的にPRして良いと思うが如何だろう?

 という事で、今日は少し動きのある馬に関する画像をご紹介!
熊本地元の新聞に大きく報道された。人吉の古江さん提供情報。

大きな農耕馬を大の男が4~5人がかりでコントロールして走らせる!

これだけ周りで警護しても非常に危険なお祭りだ。

馬も人間も宙を飛ぶ!

一馬力とはいえ、物凄い力だという事が傍にいると伝わって来る。

観客席は1.5mほど離れた二重の鉄柵の外からしか観られない。

飾り馬(花馬)のチーム女性陣は熊本ガンバル!の旗を髪に挿していた。

落ち着いた馬を柵の外に誘導するのも一仕事。

数年前、馬に蹴られて一人亡くなっている。馬の後ろには要注意だ。

将来を夢見て子供はポニーで練習する!

女の子たちもポニーであれば一緒に走れる!

更には、人間が馬に成って木馬走りをする。何処までも馬が主役!

こういう木馬保存会など日本で此処だけではないだろうか?

非常にユニークなお祭りだと思う。