2016年12月4日日曜日

団塊世代が見た世界無形文化遺産と八代妙見祭、その3。 Baby-Boomer think about World Intangible cultural heritage of Yatsushiro Myokensai Part3.

 他の32件と共にユネスコの世界無形文化遺産に指定された、八代妙見祭をたまたま八代駅前で撮影した今回のレポートも今日で最終回となる。今日はその1、その2を見て頂いて、ある程度八代妙見祭を知って頂いたと考えての細かな部分でのフォロー画像をいくつかご紹介したいと思う。

 今年4月11日熊本市を中心とする大きな地震が在ったが、八代市でも亡くなった方が出たり、市役所の建物が使えなくなったりで大きな被害を受けた。
 今回の妙見祭はそういう意味から見ても熊本復興の願いがあちらこちらに表現されていた。

 しかし、熊本市など県北のエリアとは違う、県南エリアの誇り、独自性、意気等も随所に見え隠れして、熊本県と言えども各地域地域でプライドが存在することを肌で知った。例えば飾り馬・花馬の頭に印となるマスコットがついているチームが在ったが、ピカチュウは在ってもくまモンを付けた花馬は一頭たりとも無かった。

 くまモンは全国的なキャラクターとして人気を博しているが、八代のキャラクターではない。この辺りにやっちろ魂を観た様な気がする。祭りというものが同じ熊本県各地でそれぞれ違うという事自体、観光資源ではあるモノの決して他から来た人に見せるのが第一義ではなく、地元の人々の地元の人々による地元の人の為の年次行事である事をしっかりと理解できたのが一番大きかった。

亀蛇と言われる亀と蛇の合体した妙見祭ならではの妖怪が人気だ!

大映の大川社長がガメラのヒントにしたかどうかは知らぬが・・・。

小さい亀蛇もいる様だ。

飾り馬(花馬)も結構たくさん出演している、地元の高校などが出すようだ。

たまには、こうして馬の下敷きに成るなど非常に荒く危ない祭りでもある。

観客は悲鳴を上げて驚くが、馬は下に成った人間を踏むようなことは無い。

八代工業高校の女子も着飾って子供たちに餅や飴を配る、物凄い人気だ!

高校生の彼女たちも年に一度着飾る場として腕を競っているようだ!

熊本地震から皆で支え合って立ち直ろうというアピールも忘れない。

八代のオナゴ、肥後おなごの心意気か?

走り終ると馬も人間も同じ表情に成るのが面白い。

こちらは何と馬も人間も同じタテガミ?此処まで馬を愛しているのだ。

筆者と、筆者をヤマセミ狂いにしたミックマスター出水さん、それに右は先々代八代市長・中島隆利さん、彼が市長在任中は筆者も大変お世話に成った。中島氏は市長の後、衆議院議員さんに成られ国政に励まれた。