2016年11月11日金曜日

雨の日光で野鳥を観察! In a rainy November, I took some photos of wild birds at Nikko area.

 日光市街周辺は紅葉が真っ盛りのようだが、今日は雨で観光客含めてほとんど人がいない。日光市内の東大植物園も入場者は自分以外1組だけ。まだ雨が降っているお昼だからかもしれないが受付の方も暇ではないだろうか?

 いつもは5月の連休前後に来るので花や鳥もにぎやかでそれなりなのだが、雨の11月ではどうしようもない・・・と思いきや、カケスが群れていた。此のカケスという野鳥は武蔵野の大学キャンパスにもいるが、めっぽう警戒心が強く、なかなかまともに撮影させてくれない。

 以前、長野の野尻湖で撮影した際も建物の中からだったので色がおかしかった。今日はそういう意味からすると霧雨のような雨の中だったが、迷彩防寒服と迷彩レインコートのお陰でなんとか射程距離内で撮影できた。

 8羽ほどのファミリーと思しき群れだったが、自由気ままに戯れていたようだ。

 詳細画像は江戸へ戻ってから精査してアップしようと思う。とりあえず今日のブログは紅葉と、すでに雪が積もった奥日光湯元のたたずまいから始めたい。

日光道は周りの紅葉が今一番綺麗かもしれない。画像処理していないので念のため。

東大植物園内のモミジ。

それがいろは坂を上がって戦場ヶ原に出るとこの通り冬景色。

赤沼の駐車場には自分の車以外1台だけ。奥は宇都宮大学演習林の建物

湯元の湯の湖は既に雪の中、湯気だけがもうもうとしていた。

休暇村への道は除雪されるほどの雪だったようだ。

今年の湯川はマガモが非常に多い。枝の上にはカワガラス。

カケスが珍しく写真を撮らせてくれた。

紅葉の中を飛び回ってくれた。


2016年11月10日木曜日

ヤマセミダイブの空中姿勢は非常に複雑! The aerial posture of the crested kingfisher dive is very complicated !

 ヤマセミのダイブ中の姿勢は、そのダイブの高さにより空中で姿勢を色々変えるため、連写で撮影すると各ショットが全て異なる。瞬間を切り取るのがカメラの使命の一つだとすると、これほど良い撮影例は無いだろう。

 例えば、航空機ファンが沢山居るのはよく知っているが、彼らの世界で航空機を連写してもせいぜい数パターンの変化しか撮れないと思う。これは翼と胴体が固定されているので角度に寄る変化のフォルムは幾つかに決まってしまうのだ。

 しかしヤマセミの場合は、翼と胴体は可変の接合方式なので、胴体と翼、さらには胴体と首も可変なので、頭・胴体・主翼(左右が違う動きをする)の変化の組み合わせが生じ、色々な瞬間フォルムが撮れると言う訳だ。これが面白い!

 場所はおなじみ、人吉・球磨川のダイブポイント。高低差は相当在る。15~7mはあるだろう。途中で2度ほどブレーキを掛けているようだ。このブレーキで水中の獲物の動きを視ながらダイブポイントを調整しているのだ。

 各画像へのコメントはしないが、観ていただければ十分に判ろうと思う。









下の黒い部分が川面、実はこのままの姿勢で着水し、強烈な腹打ちダイブになった。


2016年11月9日水曜日

武蔵野のカワセミ採餌観察編! Today's theme is Common kingfisher's fish-hunting in Musashino!

 先日の武蔵野野川におけるカワセミの画像の続編で、獲物の魚を狙い失敗した場面と、成功した場面の画像を更新したい。

 50-500zoom装着のEO7DMarkⅡで手持ち撮影。結構遠めからの撮影なので、ピンが甘いがご容赦願いたい。

 一旦咥えた餌物を思わず飛ばしてしまう場面など、人吉のヤマセミと同じことをやっていると思わず笑ってしまった。
 
何度も何度も気に入った場所でダイブする野川のカワセミ。

時には空振りで戻ってくることが・・・。

ある時は、せっかく採餌したのに重たいのか、暴れて思わず逃げられたり・・。

またある時には、遠くへ飛ばしてしまったり・・・。

4度に一度成功すれば御の字なのかも?

ゲットした時は嬉しいのだろう。

誰かに横取りされない様に遠くへ飛んで、

いつものお決まりの岩にソフトランディング。

餌を叩き付けるのに最適なのだろうか、必ずここへ来る。


2016年11月8日火曜日

団塊世代は鮎の本当においしい食べ方を知っている。 The baby-boomer knows really good how to eat sweetfish.

 鮎という魚が居る。ヤマセミやミサゴ、そうしてカワウの大好物だ。2010年以来筆者がヤマセミの生態を観察研究している熊本県人吉球磨の球磨川流域は贔屓目なしに日本一のアユの産地・生息地だ。

 鮎は岩につく苔を食べて育つ。動物性の餌で育たず植物性の餌で育つため、動物系の匂いが少ないので香魚と言われる。近年は東京の多摩川でも膨大な遡上が視られ復活した。理由は多摩川沿線から出る生活排水が栄養豊富なため岩に苔が大量に生えるせいらしい。CSの釣り番組「釣りビジョン」のアユ釣りの収録で釣果が思うようにいかない場合は、多摩川で収録するという。

 一方で養殖も盛んで、上野御徒町の吉池・鮮魚部に行けばいつでも鮎が白いスチレン箱に並んでいる。その大きさたるや20cmに満たない大きさ、球磨川では鮎刺し網の目を簡単にすり抜けるサイズだ、要は捕獲に値しないサイズなのだ。勿論天然物ではないので、焼いても家の外まで香魚独特の良い匂いが流れ出る事はない。さんまの方がはるかに存在感が有る。

 琵琶湖の鮎は、球磨川などの鮎とは違う小魚のままで成魚だ。海に一旦出ない鮎なので、同じ「鮎」であっても種類も味も違う別物だ。しかしそれはそれで小鮎の甘露煮や焼き物として好みだが・・・。

 で、その球磨川の天然物の鮎を毎年人吉の名人と言われる漁師さんにいつも特別にお願いして送って頂いている。刺し網漁の獲物なので真夏ではなく初冬に近いこの時期に届く。だから非常に大きい。昨年など一番小さいもので27.5cm、大きなものは31cmあった。いわゆる尺鮎だ。普通に塩焼きをするのに鮎が一番美味しいと思うのは20~23cmくらいだと思っている。勿論これには色々な意見があろう。

 しかし、尺鮎を塩焼きで頂くには遠赤外線にしろ、焼き上がるのに時間が掛かりすぎる。そこで地元含めて大鮎の食べ方で秘かに伝えられているのが開きで一夜干しにして食べる方法だ。獲り立ての鮎を直ぐ開きにするのも良いが、いったん冷凍保存したものを好きな時に解凍して干して食べる方が味が濃い様な気がする。これは幾度も自分で行ってみての話。

 家庭用の冷凍庫でも半年くらいなら十分鮮度を保って保存可能だ。
この冷凍鮎を普通の水道水で解凍する。ジップチャックの野菜保存袋に大鮎を入れて水を張ったシンクに浸けて置く。そうして完全に解凍されてグニャグニャに戻る前にさばきに入るのがコツだ。

 鮎は背開きにする。鰺やカマス、鯖とは逆。腹の部分が左右の身を繋いでいるので、丁寧に仕事をしないとすぐに連結部分が破れてしまう。
 程よく凍った余韻を残した状態で包丁を入れると思う通りの作業ができるが、素人が最初から上手く行く訳もない。10匹程度失敗を繰り返せば慣れるだろう。

 そうして二枚に開いてワタを取り、卵が有るメスの場合は卵、白子が有るオスの場合は白子を取って別にする。これらはアルミホイルで包んで焼いて食べる。

 ワタを取り去った後、内壁に黒い薄膜が在るが、これを歯ブラシでコソギ取る。丁寧に何度も何度も隅をこそぐのがコツ。黒い部分やワタの残りが取れたら塩水に30分ほど浸ける。当然身の表面は白くなるが、殺菌・塩味の一石二鳥の処理だ。

 塩水から上げたら、干物づくり用の網棚に入れて天日干しする。陽がまんべんなく当たり風が通る所が最適。ハエがたからないようにするのがコツ。

 こうして出来上がった一夜干しは、蓼酢醤油で頂くのが良いが、ポン酢醤油などでも勿論問題はない。

 
川魚の鮎にも細かいウロコが有る。これを包丁で取り去る。

完全に解凍されていない状態の方が作業を簡単にする。

背開きが基本。直径30cmの笊、鮎の大きさが判ろう?

卵と白子は別に避けて置く。

黒い内壁膜は古い歯ブラシでこそぐ。

シンクに塩水を張り30分間浸ける。

塩水に浸けると表面が白くなる。

腹袋を破かない様に・・風船のように見えるが、これが正解。

水分が抜けきってしまうと焼いた際、せっかくの身が粉状になってしまう。

肉厚の天日干し!これにて球磨川天然物大鮎の一夜干し完成!


2016年11月7日月曜日

団塊世代には蝶のファンが多いらしい。 It says, there are many butterfly collectors in a baby-boomer.

 団塊世代で同い年の鳩山邦夫元法務大臣が亡くなって久しい。つい先日福岡県の補欠選挙で次男の鳩山二郎氏が当選したばかりだ。
 此の彼が、大の蝶コレクター、研究家であったことは誰もが知っている有名な話だ。
 この鳩山邦夫氏とはひょんなご縁があった。彼の祖母、鳩山薫さんは勿論かの鳩山一郎元総理大臣の奥方だが、同時に女性教育者でもあった。共立女子学園の学園長を務め女子教育に力を注がれた偉大な女性だ。厳しい方だった。

 小学校、高校時代の女子同級生の中にも数名、この共立女子学園の共立女子大卒が居る。この共立学園には幼稚園が有る。大日坂幼稚園といって鳩山家の音羽御殿から南へ少し行った江戸川橋の丘の中腹に1954年から今でも在る。

 で、我が祖母新庄よし子が御茶ノ水幼稚園勤務からこの大日坂幼稚園へ事実上の園長(名義上は副園長)としてスカウトされてきたのは開園時だったという。
 当時父が勤める十条製紙の東京北区西ヶ原の社宅に住んでいた筆者は、通い始めた幼稚園(飛鳥すみれ幼稚園=これもまだ在る)で同じクラスの女子をいじめた年長組のワルガキをジャングルジムから突き落とした。その罪でたった3日で謹慎させられた。その幼稚園の措置に怒り狂った祖母は、筆者を自主退園させ、ついには幼稚園には行かず祖母に直接教育された。今考えると筆者は手短なモルモットだったのだろうか?

真ん中が鳩山薫さん、右の和服が我が祖母新庄よし子。上段左端は中学校時代・八代二中(熊本県八代市)のクラスメート、御茶ノ水を出て大日坂幼稚園に勤務した。

 祖母は日本幼稚園史などを編纂した幼稚園教育の専門家だったのだ。
 そうして、その祖母に連れられて音羽の鳩山邸へ良く行ったのが、その幼稚園から小学校1年生の頃だった。
我が祖母が関わった「日本幼稚園史」 グーグルフリー画像より

 広い芝生の庭園にはバラが沢山植わっていて蝶が飛んでいたのを覚えている。そこで補虫網を振り回していたのが亡くなった鳩山邦夫氏だったと記憶している。勿論正確な記憶ではない、行ってもせいぜい数回の事だったろうし、厳しいおばあ様教育者2人に常に見張られていたので、普段の自分など出せる訳もなかったろう。

 当時筆者はこういう大人の前ではいつも非常に「良い子」だったらしい。勿論後で褒められ、ご褒美をもらう事を期待していたからに決まっている。この当時はそういう「お約束」の様な暗黙のルールが教育者の祖母と筆者の間には在った。
 肝心の蝶の話に入る前に、前置きが長くなりすぎた・・・。

 野川沿いの林の中で昼前11時半頃見つけたのは、クロコノマチョウという南方系の、つい最近まで関東地方では居なかった蝶だった。タテハチョウ科ジャノメチョウ亜科に属する蝶らしい。

 この蝶に最初に出遭ったのは今年の9月夕方。日が暮れて野川沿いをランニングしていた時だった。7月末からダイエットを主目的に2日に一度のペースで10kmランを繰り返していた。背中のデイパックに着替え・タオルに500mlのペットボトルや携帯電話・コンパクトデジタルカメラを入れ約1時間強走っていたのだ。

 そうして日没後の暗い空間をわりに大型の黒い蝶が毎日同じころ飛ぶのを発見!留まった所をストロボ撮影し、中学校時代同じ生物部に居た蝶博士の友人に画像を送った所、結構珍しいクロコノマチョウだという事が判明した。

 蝶博士の話によると、止まる時には絶対に羽根を閉じたまま留まるので、表側はまず観られないという、しかしそれが結構キレイだというのだ。綺麗なモノは大好きだ、何としても表側を見てみたい・・・と思いつつ2か月が過ぎた。

 そうして、夕方ではないが昼間の野川沿いの林で3頭(なんと!チョウは1頭・2頭とカウントするのだ)のクロコノマチョウに遭遇した。もちろん表側を見てみたい一心で、留まったクロコノマチョウをいつまでもファインダーにとらえていたが、いつまで経っても全然飛ぶ気配がない。そこで、ガサガサ近づいて飛び立ったところを連写で写せば「下手な鉄砲数撃てば当たろう?」の論理で1枚くらい何とかなるだろう…とチャレンジした。

 正解だった。画像を蝶博士にメール添付で送ったら褒めてくれた、嬉しい。
暗い草の生い茂る林の斜面を、蝶を追い掛けながら重たいカメラで連写する団塊世代の67歳!少しでも苦労を理解して頂けると報われる。

クロコノマチョウはコノハチョウやテングチョウのように閉じた時は枯葉に完全にとけ込む保護色、擬態に近い?。飛んでいる蝶が留まるからわかる様なもので、普通に最初から留まっていたらまず判らない。林の中を歩くといきなり足元から現れるように感ずるのはその理由からだろう。

飛び上がった瞬間もこういう画像になる。大きさはツマグロヒョウモンくらいか。

ところが、飛んで開いて、表面が見えた時は何とゴージャスなチョウかと思う!

非常にシックながら品の在る模様だ。勿論肉眼ではまず拝めない。

なぜこれを隠す必要があるのだろう、凄く人気の出そうなチョウでは無いか?

木漏れ日の所で撮れた画像はなおさら綺麗だ。

飛んでいるのを動きながら撮るのだから、なかなかピントは合わない。

飛翔速度は速い、動くヤマセミやツバメを撮る練習が非常に役立っている。

クロコノマチョウという名は「黒っぽい木の間の蝶」という意味だろうか?

チョウというものは瞬間的に面白い形に成る。

30分間ほど林の中を走り回ってしまった。まだしばらくは居るらしい。

クロコノマチョウは繁殖に関して幼虫時代ジュズダマやススキで過ごすらしい。

調べたら、すぐ傍の野川自然観察園にジュズダマの群生地が在った。納得!