2023年7月15日土曜日

写真展「私たちと野鳥の楽園・野川」開催レポート その2. Report on the photo exhibition "We and the wild bird paradise, Nogawa" Part 2.

  数値的なデータ、来場者で写真家佐藤秀明さん繋がりの写真界、メディア界系の来場者の話が昨日のこのブログだった。今日は筆者に近い関係の来場者の話。

 佐藤さん曰く、来場者を見てすぐ「自分で写真撮ってる人は一発で判る」という事だそうだ。

 逆に筆者は野鳥撮影愛好者ならびに広告代理店関係、デザインスタジオ系のクリエーターはそのいでたち、ファッションから判る。

 一度など、ほぼモノトーンでバランスの取れたスタイルでおしゃれな女性が一人で来場され、1枚1枚丹念に写真をご覧になっていた。一通りご覧になった所で「ファッション関係の方ですか?スタイリストの方ですか?」と訊いたらニッコリうなづいて笑って帰って行かれた。

 柄シャツにメッシュ系の帽子を被りポーチを持った方、見るからに広告代理店系のセンス!といった方は「昔、博報堂で・・」とおっしゃっていた。

 一方野鳥撮影の好きな方々は色々なタイプが来場されて、数日経ったある日、佐藤さんは「野鳥関係の人達にはいろんなタイプが居るんだなぁ、だんだん分ってきた・・。」とその鋭い観察力を発揮されていた。

野鳥撮影愛好者は野鳥談義でいつまでもサロン風コミュニケーション。

そのうち野鳥講座を始める方も出現!

 熱心に会場の写真を観て、いったん走るように戻られ、その後ご自宅からだろう自分で撮った野鳥の写真(紙焼き)ミニアルバムをお持ちになって再来され、各ページの説明をされる熱心な方も現れるようになった。佐藤さん「彼、きっとまた来るよ!」

 その方、何とその日3回も来場された。その後最終日まで3日間毎日最低1回は来場してくださった。

自分の撮影アルバムをご披露くださる熱心な方も

 また95歳というご高齢の方は、行政が発行している野川のガイドパンフを届けてくださった。国分寺はけ線に沿った野川沿いの湧き水の研究をされているとかで、「私の歳と同じ95か所在るんですよ!」と説明くださった。

 なおかつ、「これから新宿の都庁へ行って湧き水95か所の資料を貰ってきます。」と帰って行かれた。

95歳、熱心な湧き水研究家 村上氏撮影

 驚いたことに、いつもブログを見てますよ!と言ってくださった方が来場者の中に7人も居たのには感激だったし驚きだった。このブログ1日230~500名で推移しているがとにかく嬉しかった。

 Facebook観てますよ!とおっしゃる方も多かった。筆者Facebookの友達は常時100人以下にコントロールしている上、発信相手も制限しているつもりだったのに、ちょっとびっくりだった。自分の情報発信を精査しなければ!

 現実を知って、情報発信も文言や内容に気をつけねば・・と深く反省する良い機会だった。さらに野川界隈でお見かけした・・という方まで現れたのには、嬉しいと共に腰を抜かした。身なりにも気をつけねば・・・。

 自分なりの関係者を集計してみたら60名にもなった。案内状を送ったのが郵送で82名、手渡しほかで40名ほどなので、もの凄い戻り率。一般的に告知DM戻り率(効果)が2~3%といわれる現在、驚異的な数値だ。

感想帳を精査したら、何と伊豆の山から横国大美術科の同僚画家が来訪!

 団塊世代が70歳を超えて、一度の集まりでこれだけ人生において多岐にわたる各時代の友人知人に逢えるという事、奇跡に近くないだろうか?今回これが一番不思議かつ感動だった。
 一般的に学校時代の同窓会、同期会、クラス会で出逢える人はごく一時期の友・知人。それがこういった催しの会場では小学校から最終勤務の会社同僚まで、なおかつその友だち同士が同じ会場で出逢ったりする・・。

 会社の同僚が実は遠い九州の同じ町で同じ時期育っていたり、その友達の紹介で来場された方が実は筆者が一時籍を置いた同じ学校の同窓だったり、いろいろな事実が判明して面白かった。写真展の会場が一時的なタイムマシーンになったような感じだった。

 そのほか、50年も筆者の髪の毛を刈ってくださっている床屋さん、近所の郵便局の職員の方まで来てくださったのには感激だった。この郵便局には案内状を置いてくださった。

 この集計には設営撤去を手伝っていただいたメンバーも入っている。友達の輪で広がった情報で来てくださった方も集計に入れた。Facebookでのつながりは5~6名になる。