2021年1月29日金曜日

観たことが無いムシクイ系に遭遇!単なる普通のウグイスではない。 Encounter a warbler that I have never seen! It's a kind of Old World Warblers.

  首都圏の公園数カ所に沿った水場の葦原・ガマの群生エリアを巡回して回っていて、ウグイスの地鳴きに似たチャッチャッ、もしくはタッ、タッ!という小さな地鳴き声で葦原の茂みを動き回る葦とほとんど同じ色の小さな野鳥に遭遇。鳴き声がウグイスの地鳴き声と明らかに違って半分以下の音量で小さいのだが声はよく通っていた。葦原から時折ピョンと上空にダイブする妙な動きが特徴的。明らかに見慣れたウグイスとは何か色々違う別物だった。水場の水面から20㎝程の茂みを移動する様子も見て取れた。

 とりあえず数カット撮影出来たので、その場を去って帰途に就いた。で、数日後同じコースを巡回していたら望遠レンズ装着のカメラを下げた人や双眼鏡を手にした数名が葦原を探しているのでそばに寄って行ったら、数日前撮影したあのムシクイ系を探している様だった。バーダーさんたちにとっては何であるか判っていて珍しいのだろうか?

 普段見慣れない血走った目で水場を追いかけるギスギスしたタイプの御仁も居て何だかただならぬ様子。数名から声を掛けられても不愛想で乱暴な言葉づかいで、明らかにこのエリアの住人ではなかった。野鳥に夢中になると傍若無人になるバーダーが多いと聞くが、この御仁などはその典型だった。後ろからケツを蹴飛ばし水場に落としたかった程。

 横で温厚なグループの人たちの話を聴いていたらムシクイ系の色々な種の名前が飛び交っていた。筆者は聴いた事も観たこともない名前だった。自分が観て知って撮影したのは、ウグイス、センダイムシクイ、シマセンニュウ、オオヨシキリ、コヨシキリ、セッカ、オオセッカ程度だったので、しばらく様子を見ていくつかシャッターを押しておいた。それが今日の画像。

 戻って調べたら、山渓の日本の野鳥にも似た野鳥は出ていなければ、ネットでウイキペディアで調べても判らない。黒田長禮著「原色鳥類大図説・非売品初版本」にはやたらムシクイ系が出ているが、確固たる判断根拠になる記述はなかった。


残念ながらとてもじゃないが判別は無理だった。

 さあ、このムシクイ系が何であるか、そのうちどこかから情報が入るだろう。別に珍しい野鳥だからと眼の色が変わったり有頂天になる「性格」は持ちあわせていないので、何であっても良いが、自分的には面白いウグイスに遭遇したという程度の感覚だった。 

北海道で観たシマセンニュウに似ているが躯体はずっと小さい気がする。

ウグイスよりは小さめ、過眼線と眉班はずっとはっきりしているしクチバシは短い。

こういう状態で葦原の中に居る事が殆ど。

今の時期のウグイスに比べればはるかに明るみに出て来る頻度が高い。


昨日は昼から小雪になったが、もういなかった。