2018年5月25日金曜日

今年も遠征で広がった「ヤマセミによる人の輪」 Friend communication by Yamasemi still developing wide and wider.

 5月4日(大型連休中)午前0時に東京世田谷の東名・東京インターを出発、3日後偶然発見したヤマセミの繁殖行動に張り付き、雨と高温の日々車の中からただひたすら観察を続けた今回の人吉行。切りが付いたので日本列島を北上しながら「ヤマセミによる人の輪」の結束固めを行っている。

 5月4日の大阪・河内長野市の岩沸山四季彩館での出逢いに始まって、今日の佐賀県大授搦(だいじゅがらみ)東与賀公園でのヤマセミ佐賀ウォッチャーとの再会を含め、今回も数多くのメンバー、小学校のクラスメートとの交流を深め日本列島を車で移動、明日からは東方~北方へドライブは続く。

 移動中の宿泊施設での野鳥画像精査やブログ投稿は睡眠時間を確保するため、コンデジでの移動レポートに徹したい。したがって野鳥画像に関するブログは少しおあずけ。

 現在ガソリンが高騰している。熊本などでも1Lあたり152円もしている、高速道路のGSなどでは155円が相場だった。明日朝早い出発なので今日北九州で満タンにしたが、セルフでも148円/1Lだった。

 出来るだけ、長距離トラックが走らない山岳エリア縦断高速道路を使用して北上する予定。
出発して最初に出逢ったFB繋がりがきっかけの瀬沢氏、優しい人柄と色々なジャンルに幅広い造詣をお持ちである事が一発で判った。大のバラ好きの御仁。楠木正成で有名な金剛山付近の岩沸山にあるアウトドア施設。東京にはない素晴らしい施設で羨ましい限りだった。
闘病中の小学校時代クラスメートを見舞うついでにミニクラス会。辛い闘病生活なのに根っからの明るさがそれを感じさせない、強い友だ。

同じ北九州小倉から人吉へヤマセミに出逢いに通う田代氏。連休前半人吉に滞在していたという事で情報交換。

川辺川を遡上し五木村では、資料館やませみへ筆者のヤマセミ写真集を贈呈しようと思ったら、国交省の資料館は閉館。新たに五木村がヒストリアテラス五木村を開館。そこへ贈呈してきた。資料館やませみ・・・だからと思ったのだが趣旨がぼけてしまったかも。

 
人吉のヤマセミの原点、古江氏宅に集合した球磨川水系でヤマセミの生態観察・撮影を行っているメンバー4名。今回もブッポウソウその他出遭いにくい野鳥を観察。

日本クロツラヘラサギネットワーク、八代野鳥愛好会など数々の野鳥団体の「頭」を務め、日々多忙な高野茂樹博士を中心に、この7月8日八代市で開かれるカワセミ・ヤマセミを中心とした野鳥の勉強会の打ち合わせ。筆者も古江さんも参加する予定。

 
毎日欠かさず人吉のヤマセミ情報を送って下さる辻医院の辻正彦院長。ヤマセミ神社こと矢黒神社で記念撮影。

大石堅志郎さんは錦町のツクシイバラ原生園をボランティアで整頓する自然愛好者。野鳥に関してもツクシイバラ同様非常に事情通。

球磨川漁協メンバー名漁師の島津さん。右のアオサギ通称「チビ」とは10年来の仲良し。

佐賀の大授搦で再会した石井氏。彼は佐賀の山間部のヤマセミを観察中。素晴らしい接近画像を幾つもモノにしている。

人吉への行きに見舞った小学校時代のクラスメート、勿論帰りにも新しい治療法で入院中の所を見舞った。女子クラスメートも是非と参加。この女史、旦那は九州一の眼科医。

  昨年に続く今回の自分の車で行くヤマセミ観察・探鳥行はこうした数々の方々の応援と励ましがあってこそ上手くいっている。FB上でしか繋がらず、リアル(現実)には逢った事もない「FB友達」に「いいね!」を送ったり誕生日のメッセージを送る「虚」の世界がどうしても好きになれない筆者は、生で相手の目を見ながら会話し、握手できるリアルの友達を大切にしたい。

 今回も出逢ったときは勿論、そのアポ取り前後でも携帯ショートメール、FBのメッセージでも数多くの心温まる気遣い・精神的な応援を頂いた。7名の方からは差し入れまで頂き恐縮この上ない旅となった。
 タイミングが合わず残念にもお逢いできなかったが、熊本の大森さん、山田さんご夫妻、人吉の川崎さんなどなど、情報端末や携帯音声電話で繋がれお互いの元気を確認できて良かった。

 情報端末などコミュニケーションツール(手段)は21世紀に入って早20年が経とうとしている現在、世の中には数限りなく普及した。これがあるので人間同士コミュニケーションが疎になる事は無い。それを上手く駆使するのは人との繋がりを大切にするためとしては現代人の義務だろうと思う。

 しかし、実際は生で逢うのが一番のコミュニケーション方法である事は勿論だ。昔も今も変わらない。一方でSNSやFB上の仮想空間で「繋がったつもりと繋がっているはず」で生きている現代人の多くは、実はとても寂しい人生を歩んでいるに違いないと踏んでいるが如何だろう?

 消防署の標語にあった「消したつもりと消えたはず・・。」に成らぬよう心掛けたい。

 こうして、ヤマセミがきっかけで色々な方々との交流が深まり広がる事こそ「共創」そのものだと説く恩師・三輪啓之・元早稲田大学理工学部教授。はたして今年の学会発表はご期待にそえるだろうか?

 さて、明日はどのような旅に成るか・・・すべては風任せ。