2014年11月3日月曜日

至近距離でヤマセミを観察する。 I observe a crested kingfisher at point-blank range.

  野鳥の写真撮影に関しては色々なスタイルが在る。そのユニークで珍しい生態を記録を主眼に置きながら撮影するスタイル、あるいはとにかく沢山の種類を画像に収めたいという理由でデジスコという手法撮影で留まっている姿を遠くからアップで撮影するスタイル。又、熟練度が必要なおかつチャンスがなかなか無いが、飛んでいる姿を集中的に撮るスタイル、あるいは撮れた結果は二の次として、仲間とワイワイ機材を並べて談笑するほうに重点を置くスタイル・・・。

 千差万別で、それぞれの楽しみ方が存在する。勿論これらに上下優劣は無く、自分のスタイルを自慢するのはまだしも、他人のスタイルを卑下したり非難したりするのは言語道断だ。

 4年前になるか、西オーストラリアのパースから更に南下して、四角い形のオーストラリアの左下隅辺りにあるマーガレットリバーに行った事がある。美味しいワインで有名なワイナリー地帯だ。
 ワイナリーだから当然ブドウ畑だらけ。其のブドウを狙ってありとあらゆる野鳥が飛び交っている。ごく狭い其のエリアにしかいない限定種も数多くいた。

 この場合は出来るだけ野鳥図鑑のような画像を撮る事に心がけたが、やはり背景の自然環境と共に撮っておかないと、後で其の野鳥に興味が沸いた時に非常に困るという事を痛感した。

 今日の画像はあまり普段やっていないが、撮影者に慣れたヤマセミのつがいが見せてくれた姿のアップ画像。車の中からの撮影なので自分にしては非常に近くで収める事ができた。
このつがいは非常に仲がよかった。通年で一緒に生活をするという証拠になったつがい。

別に特別な事をしている場面ではない。2羽同時に撮れたというだけ。いつもの自分のスタイルという訳ではない。