2014年11月13日木曜日

モーレツな強風の時、ヤマセミはこうなる! Crested kingfisher in strong wind.

  内陸の人吉盆地は春先の夕方になるとモーレツな風が吹くことがある。米国オレゴン州とワシントン州の間を流れ、河口のポートランドを通過して北太平洋に至るコロンビア川特有の強風に似ているかもしれない。内陸部で気温が上昇すると上昇気流が発生する。其の上昇気流で気圧が下がった所に河口部から川の峡谷に沿って強い風が流れ込む。


 コロンビア川の中流域の盆地フッドリバーの町がこの強風のおかげでウインドサーフィンの用具開発施設やメーカーの工場、あるいは専門店が出来て急速に発達したが、人吉では其処まで定期的に吹く訳ではないが、幾度かそういった強風を体験した。重たいレンズを装着した軽い高価な三脚ごとカメラを強風のおかげで倒してしまった人を視た事もある。それほどの風だった。25年以上ウインドサーフィンをやってきた経験からすると平均風速8m以上の風といった感じで、瞬間のブローは更に強いと思う。

 こうした環境下でヤマセミがどういう行動を取るかの画像があるので、今日はそれをご紹介。
この夕方の強風下での状況は1枚の画像で風の強さは判りにくいが・・・。

同じ場所でのブロー(突風)が来た時との差で理解いただけよう。

風に対して後ろはあまり向かないが、向くと尾羽は上がったままの状態になる。

このような条件下で追い風での架線への着地は困難を極める。

この時なども、後ろから突風に煽られギロチン状態になってしまった。グエッ!という声が聴こえたような気がしたが気のせいか?