2018年11月6日火曜日

最近何故か武蔵野にはブドウが目立つのだが・・。Recently grapes are conspicuous in Musashino for some reason.

 筆者は親から引き継いだDNAにアルコール分解酵素が全然ないのでアルコール類は飲めない。この件に関して筆者に責任は一切ない。注射をする際のアルコール消毒ですら腕が赤くなるほどなので、別の方法で消毒してもらっている。人種的に日本人種は世界で一番アルコール分解酵素が少ないと言われている。欧米人や大陸系のアジア人種とは生物学的に違うのだ。

 しかも、最近の研究ではアルコール分解酵素を十分に体内に保有している人でも、アルコールの「糖化」による加齢衰退速度が飲ま無い人より早いという研究データが出ているという。筆者はある意味飲めない方が良かったとも思っている。
https://gooday.nikkei.co.jp/atcl/report/14/091100015/091400050/
 世の中の酒飲みは「酒に慣れれば、飲めない奴などいる訳ない」と思い込んでいる奴が結構沢山いる。日本人は本来5人に一人、つまり100人に20人はアルコール分解酵素が無い。つまり酒が飲めない。しかし酒の席で飲む飲まない人の比率をリサーチすると、飲めない者の比率はもっと低い筈だ。下手をすると飲めない者が一人もいない会合(飲み会など)もザラだろう。それを理由に飲める者は飲めない者の実態数を過小評価している。

 当たり前だ、酒を飲めない者は自分が主役もしくは重要な関係者(歓送迎会、表彰式、冠婚葬祭)である場合以外はそういう場に極力行かないからだ。酒飲みの醜態や無礼な態度を観るのも、飲めと無理強いされるのも、割り勘負けするのも嫌いなのだ。

 「酒の席だから、酒の勢いだからまあまあ・・・。」と酒飲みの行動、酒が入った上の犯罪・迷惑行為を情状酌量するのは日本だけの悪しき伝統だ。酒を飲む事でしか自分をさらけ出し思う通りを言えない小心者が多いのか、酒を言い訳に普段言えない事を言ったり行ったりする卑怯者が多いのか、良く判らぬが筆者は冷めた目で随分この手の人間を見てきた。
 基本的に海外では酒が理由での不祥事だと「罰」は基本的に加算される。日本がこういう点ではまだ後進国の様だ。

 100人に80人の酒飲みマジョリティは、食事の際は酒を飲むのが当たり前だと思っているから、頼む料理も食べ方も「酒飲み流」。一方酒を飲めない者マイノリティの食事方法はメニューも食べ方も「酒飲み」のそれとは全然違う。しかし酒飲みはそれを理解しようとしない、酒を飲まない者たちが酒飲みを嫌い蔑む理由はここにある。会合や打ち合わせで御飯の用意されていない赤ちょうちんだの「飲み屋」へ連れて行かれた場合、さっさと帰る事にしている。

 最近は健康のために従来のビールや日本酒に代わってワインや焼酎系の酒が食事の際のアルコールとして相当普及してきているようだ。しかし、ワインに関してはまだ歴史も伝統も浅い日本においては一般的にその飲み方やテーブルマナーがまだまだ未熟なのだそうだ。

 かって自分の身近な友人にもワイン好きを豪語する者が居た。そのワイン好きさん、食事会のホスト(ホステス)などがワインを注文する際、最初にテイスティングをするが、これを十分好みな味(美味いか不味いか)か否かを試すものだとと長い事大きな勘違いしていた。好みでない場合は当然替えてもらえると思い込んでいたのだ。
 
 勿論、このホスト・テイスティングは保存状態によるワインの劣化を調べるのが本来の目的。殆どのワインの栓がコルクからスクリューキャップに替わった現在では、殆ど劣化など有り得ないので実は形骸化したセレモニーなのだ。最近はホストテイスティングをしない場合も増えている。したがって万一問題のあるワインだった場合はワインを交換してくれるが、そのワインが余り好みで無かったりしてもワイン本来の味や品質であれば、ワインの交換など出来ないのだ。

 ワイン好きを自称する者ですら、こういう基本的な事をきちんと知らない場合が多い。考えてみれば、毎日ワインと接して自分のお店に在るワインを熟知したソムリエに、素人のワイン好きなど逆立ちしても敵う訳もないのに、それに気が付かないのにも呆れてしまうが・・。

 この点を説明して忠告したら頑として「そんな訳ない」と言い張っていたものの事実と判り、酒も飲めない者に自分の無知を指摘され余程ショックだったのか、その者はそれ以降二度とワインの事には触れなかった。団塊世代の意地っ張りは死ぬまで治らん!と思ったものだ。筆者が余計な忠告をしないで、どこか大勢と一緒の食事で大恥をかいた方が本当はご本人の為に成ったのかもしれないと後で思った。

 話が大きく脱線した。

 そういうワインにもなるブドウが最近武蔵野の住宅街や野川沿いに多く見受けられるようで不思議に思い始めている…というのが今日のメインの話なのだ。勿論ブドウは人間も好きだが野鳥も大好きなのだ。オーストラリアのワイナリー(南西部突端のマーガレットリバー)に行ってアルコール系を一切飲めないくせに、ワインに関して少し勉強した際ワイナリーのオーナーに教わった。
※ http://www.yamasemi.org/other_fields/australlia/pg86.html
 遠くのブドウ畑の葡萄に皆ネットが掛かっているのを見て「泥棒が来るのか?」と訊いたら「そうだ、盗みに来る」というので「ひょっとして鳥か?」と訊いたら「そうだメチャクチャ色々な種類が来る」と嘆くので「シメタ!」と言ったら大変嫌な顔をされた。

 当然、筆者はテイスティングなど一切参加せず、望遠レンズを付けたカメラで野鳥を探してワイナリー中を徘徊したのだが、成果は大きかった。
※ http://www.yamasemi.org/other_fields/australlia/pg85.html

で、三鷹・武蔵野周辺で見かけた葡萄画像をご紹介。ブドウ農家のモノは非常に少なく(1軒のみ)後は野生化したり野生種だったりする。

三鷹~小金井を結ぶ連雀通りに面して道路わきに野生化した葡萄が。

どうも山ブドウでは無いようだが、滅茶苦茶に鈴生り、最近の状態。つまんでみた限りにおいては野生化したデラウエア系の様だ。

近所の住宅の駐車場で生っている葡萄。

数少ない三鷹の農家の残り葡萄。

信州のヴィラテスト・ワイナリーの葡萄。

信州でも鳥よけネットを掛けていた。

マーガレットリバーMOSWOODの葡萄。

同じくMOSWOODの葡萄。

MOSWOOD

三鷹界隈の野生種・山ブドウ。あっという間に野鳥が食べてしまう。

こちらは食べられないノブドウだが色が不思議でフォトジェニック。


2018年11月5日月曜日

怒り狂ったチョウゲンボウがカラスを追いまわす! Common Kestrel get angry and chase about crow.

 カラスが猛禽類をモビングする姿はよく見かけるし、特に繁殖期には仲間も応援に駆け付け(飛び付け?)数羽で1羽の猛禽類を攻撃する姿が視られるのは周知の事実だ。

 しかし今回、チョウゲンボウと思われる猛禽類が一羽のカラスを執拗に追い回しているのに遭遇。場所は球磨川本流の錦町付近。この付近は猛禽類の銀座の様な所、葦原やすすき野なども広く野ネズミなどの獲物が多いのだろう。

 此処4年間の間にハイイロチュウヒ、オオタカ、ハイタカ、ミサゴ、ノスリ、ハヤブサ、チゴハヤブサ、トビ、チョウゲンボウ、ツミ、等をこの錦町エリアで撮影している。

 今回もツクシイバラのサイクルロードで、間近の地上スレスレをオオタカが抜けて行った。その距離5m、勿論瞬時にカメラで終えるほどの反射神経は持ち合わせていなかったが眼が合った事は間違いない。

 今日ご紹介するのはチョウゲンボウがカラスを追い回したシーンなのだが、カラスが何かを口にしている画像もある。ひょっとするとチョウゲンボウの巣の材料か獲物を横取りしたカラスが追い立てられていたのではないだろうかと推察している。
猛禽は獲物を襲う際の定石、後ろ上空からカラスを狙っている。

昔の戦闘機の空中戦に似ている。

横位置に在ってもセオリーは変わらない様だ。


危機を察知したカラスは幾度も反転防御に成っている。

だんだん距離を詰めたチョウゲンボウ

もう逃げられないカラス

体当たりに向かうチョウゲンボウ。

完全反転で逆さまスタイルで足を上げようとするカラス。

カラスが咥えていた物を離したのだろうか?チョウゲンボウがいきなり急降下始めた。

2018年11月4日日曜日

小原古邨展は野鳥に関しては必須の展覧会だと思う。 I think the Ohara Koson exhibition is an indispensable exhibition for wild birds.

 実は今日が最終日なのだが、小原古邨展へ行って腰が抜けるほど驚いた。明治10年に生まれた小原古邨(おはらこそん)は浮世絵と同じ版画で花鳥画を表現している芸術家だが、海外で非常に高い評価を受けてきた人の様だ。

 小原に遅れる事7年、明治17年生まれの原安三郎(明治生まれの大実業家)が葛飾北斎や歌川広重(安藤広重)の浮世絵コレクションと同時にコレクションした小原古邨の作品を本邦初公開という展覧会がこの茅ヶ崎美術館の「小原古邨展」だ。

 動植物に関しては、何と言っても伊藤若冲が人気だが、今後はこの小原古邨も若冲に肩を並べるほどの人気が出る様な気がする。
 理由はその描く瞬間が若冲の様な動きのレベルではなく、現在の野鳥撮影愛好者たちが好む採餌の瞬間や争いの瞬間、あるいは飛翔中の美しさを表現している所にある。

 例えば、奄美でアカショウビンやツマベニチョウを描いた田中一村などは一旦絵のモチーフを写真撮影し、それを元に絵筆を取るのだ。しかしこの小原古邨はカワセミが水中の小魚を捕らえている作品などは明治の世に一体どうやって制作したのか?是非訊いてみたい。
 
 多分相当野鳥の動きなどを観察しているのだろう。若冲と共に凄い作家が日本にいたものだ。
 今回の茅ヶ崎美術館での展覧会は今日終わってしまうが、来年2月~3月に東京・原宿の太田美術館(浮世絵で有名)で今回展示の6割ほどの作品(約150点)が展示される様なので是非お勧めだ。



カワセミ 図録より

もう感動しかない、採餌の瞬間のカワセミ。 図録より

アオゲラ、アカゲラなどは自分でもよく撮影するので嬉しかった。

ヒレンジャク 図録より

タゲリなども描いている。 図録より

クチバシが交差するイスカなども特徴を良く捉えている。 図録より

昨日は終了二日前で混雑していたが最終日の今日はもっとだろう。お近くの方には是非とお勧めしたい。1~2時間並んでもきっと充分満足できる展覧会だ。

2018年11月3日土曜日

球磨川支流部でコウライアイサ。 Scaly-sided merganser at branch river area of Kuma-river.

 3年ほど前まではコウライアイサと言えば鹿児島県まで出向かないと遭遇出来ない珍鳥の一種だった。

 それが、熊本県の人吉市内で越冬して以来、ここ数年人吉市郊外で見られることが多くなってきた。今回晴れた日の午後、他の目的で付近を通りかかった際偶然身繕い中のコウライアイサのオスに遭遇。珍しく未熟ながらEOS5DMarkⅢの動画機能でムービーでも収録してみた。ぎこちない映像だが、コウライアイサの生態を知るには役に立つかもしれない。カワセミが友情出演してくれている。
https://www.youtube.com/watch?v=A0hegUGhX-A&feature=youtu.be

 球磨川本流に居る事もあるが、支流部に入って何処かを塒にしている様子。熱心に見守っている観察者もいらっしゃる。
 






コウライアイサ独特の唐草模様の様なゴージャスな柄がくっきり。


この日は盛んに身繕いしていた。

2018年11月2日金曜日

人吉のヤマセミは隠れる所のない河原でも行動する。 Crested kingfisher of Hitoyoshi live around wide river side without hide place.

 一般的には非常に警戒心が強いとされるヤマセミだが、人吉市内では広い球磨川の川原で展開し、土手や川中の小さな岩、漁師さんの積み上げたウナギ塚などに留まっているのをよく見かける。人吉市界隈のヤマセミはすっかり人間の生活環境に順応した珍しい個体群だと察する。

 逆に言えば、大都会のゴミ箱を漁っているカラスが、人跡未踏の山奥に巣をかけ、繁殖している様なものか?あのミサゴが水中の魚を捕獲せず、河原の小動物を襲うのに等しい。
 人吉附近の球磨川ではなかなか普段目に出来ない野鳥の生態を目にする事が出来る。

 今朝は10月25日に撮影したヤマセミ画像の中で、見通しの良い隠れる場所が全くない河原付近でのヤマセミ生態をご紹介!
最初は川の中ほどの岩で鳴いていたヤマセミ、離れた別の岩にもう一羽いたが、迷彩服でゆっくり移動する筆者を警戒せず興味を示したのか、近くへ寄って来てくれた。

河原の植物群のすぐ先の岸辺まで来てこちらを見ているヤマセミ。


盛んに鳴いて何かをアピールしているようだった。

だんだん近くの岩に移ってきているヤマセミ。


岸から一番近い岩で鳴いた後、こちらへ更に近づいて飛んで来た。

気が付いたら堤防沿いの、地元の方々が散歩・ウォーキングする道路まで来てくれた。これは2011年に筆者が最初に自費出版したヤマセミ写真集のシーンと全く同じだ。
2011年に自費出版無料配布したヤマセミの写真集(配布完了)

果たしてその8年前の個体なのか、その子孫なのか?調べようもない。

2018年11月1日木曜日

やはり人吉のヤマセミは活性期に入っていた! The Crested kingfisher seems just now started activeseason in Hitoyoshi !

 今回10月24日から31日まで滞在した人吉でのヤマセミの動向をこれから少しの間レポートしたいと考えている。

 幾度もご紹介した通り、今回はさるメディアの人吉市におけるヤマセミと鮎漁師さんの関わり合いを取材・収録するサポートをしながらのヤマセミ観察ならびに撮影だったので、収録中は自分自身の撮影は一切出来ずアドバイス・サポートに徹していた。

 短い収録期間中、撮影クルーが効率よくヤマセミに出遭えるよう、直前調査と随時出現状況を携帯電話で情報を伝えるという三日半だった。 
 撮影クルーが仕事を開始する10月27日の前日まで二日間事前調査を行いながらヤマセミを撮影したのが、数少ない自分自身の観察・撮影機会だった。実は最終日10月31日の午前中にも4時間ほどそのチャンスがあったのだが、皮肉な事に撮影した画像データを見る限りその撮影クルーの居ない期間がやはり一番ヤマセミに遭遇できているという結果だった。
 理由は幾つかあるが、番組構成上欲しい場面を頭に描いてのシーン探しと単純にヤマセミの行動を予測して出没する場所を予測し出遭う事をまず重要視するのとの違いだろうか?一人で動き回って居る時は予測した場所で随分と数多く今回も遭遇しているのだが、収録スタッフと一緒の場合はなかなか思うように出て来てくれない。なかなか辛いものがあった。

 自然動物相手の収録は、事前のシナリオ通りに被写体に出遭えるなどしょせん無理な話で、撮れた映像を組み立ててストーリーを後付けするしかないだろうと思う。特に警戒心が強く本来山奥に居るヤマセミの特異な人吉在住個体の市内での行動を狙うにしても、少なくても1年間は撮り溜めた動画を編集しない限り難しいと思う。

 基本的に自然物相手に収録した映像は回した尺の3~5%程度しか使えないのが普通だと聞いている。今回の収録も確実に撮れている漁師さんや地元のヤマセミ愛好者の映像に比べヤマセミ自体の映像はなかなか難しいと心配している。

 しかし今回クルーに付き合って市内を幾度も行ったり来たりしていると「新庄さんですか?」とか「あのヤマセミ・ブログの方でしょうか?」と声を掛けてくださる方が結構いらして、恐縮してしまった。

 皆さんカメラを持ってヤマセミに中心に色々な野鳥を撮影されているのだろうが、良い写真が撮れていると嬉しいのだが。
 中でも八代から来られた方で、たたみネット21の南さんは人吉まで来て初めてヤマセミを観て、初めて撮影出来たと喜ばれていたのでこちらも大変嬉しかった。ヤマセミの輪が広がるとブロガーとしても大変嬉しい。

 と、いう訳で、今日はまだまだ画像を精査できていないので、10月25日、撮影クルーがまだ来ていない時点で6カ所で遭遇できたヤマセミの画像中心にアップしたい。

この赤い橋のエリアのつがいは、幸運にも此処1週間は毎日朝8時頃決まって此の架線で羽根休めをしてくれた。しかしこの側では採餌ダイブはついぞ目に出来なかった。



何だか見ていて体操の内村航平選手を想い出してしまった。

球磨川に棲むヤマセミが他のエリアと多少生態が違うのが、この激流の多い環境だろうか?



長く追ったので、同じ様に見えるだろうが背景の波で違いがお判りいただけよう。

このエリアはサギ類とカワウのコラボレーションで魚の囲み漁を観る事が出来る。今年も数日に一度、野鳥たちの年次総会のような形で会合が行われていた。