2025年7月27日日曜日

団塊世代のオオタカ観察 最終回 幼鳥の飛翔など17カット。 Baby Boomers' Observation of Northern Goshawks - Final episode - 17 shots including young birds in flight. 

  怒涛、参議院選挙が終わり、与野党逆転、大混乱の政界だが、団塊世代の分析、評論に入る前に2か月間に渡った東京緑地でのオオタカ繁殖に関する画像・映像観察レポートも最終回としたい。

 1400万人の大都会の公園緑地で猛禽類が繁殖している様を観察し続けたブログはあまりないようで、意外にも海外からのアクセスの方が多い日も非常に多かった。

 巣立っても、ほとんどの野鳥はしばらくの間親鳥から給餌を受ける事は野鳥ファンであればだれもが知っている事。筆者は熊本県の球磨川流域人吉市界隈で10年間ヤマセミの生態を観察した。

 水にダイブして餌を獲るヤマセミの場合、巣立って数日もしないうちに幼鳥は水にダイブして木の葉や木の枝を咥えて戻ってきて餌を叩く(息の根止め骨を砕くため)練習を始める。

 実際に餌を確保したのはほぼ1週間ほどが過ぎた頃だった。※観察記録写真による。

 しかし大きな猛禽類は他の鳥やネズミ類を自分で確保する練習は観た事がない。(※実際はやっているかもしれないが)地上のミミズやオケラ、バッタなどを獲る事から練習するにしてもしばらく1か月くらいは親からの給餌を待つのではないだろうか?

巣立ち初期の頃、親からの給餌を待つ間幼鳥同士は傍にいる。




親鳥の声を聴いて飛び出す幼鳥



松ぼっくりなど木の実を咥える仕草も・・。




逆光下での撮影は非常に困難を極めた。

さんざん親鳥が給餌時巣を見守っていた枝に今幼鳥が陣取っていた。


親の給餌を求めて幼鳥が空に円を描いていた。

親鳥の給餌の合図目指して木陰から飛び出てきた幼鳥。

真上で鳴く親鳥に駆け付けた幼鳥、この画像をもって観察を終了したい。

 長い間、つたない画像レポートを御覧頂き有難うございました。今後は観察中に見聞したバーダーさん達、見物人たちの生態と、オオタカとの面白い様子を観察したルポルタージュをご紹介予定しております。