九州熊本に在り、いわば第二の故郷ともいえる八代市での写真展を終え、あっと言う間に1か月が過ぎてしまった。本籍地の樹木伐採の問題や自宅床下の耐震工事など頭を悩ます案件だらけで時間が過ぎるのが速すぎると感ずる1か月だった。
カメラを抱えて野鳥観察・撮影などまるで出来ていなかったこの1か月だが、数日前久しぶりに野川沿いを歩いてみた。すでに野辺には菜の花が一杯咲き始めている。
どうせいつもの様にカワセミくらいしかいないだろうと高をくくっていたら、意外に色々な野鳥に出遭えて嬉しかった。
画像に収録した種だけで順に、カワセミ、コガモ、スズメの大群、マミチャジナイ、アオゲラ。此のマミチャジナイは野川では2006年以来初見だ。
かって、乗鞍高原、南阿蘇、長崎の野母崎などで撮影していたので一発でそれと分かった。
こういった郊外とはいえ、大都会の小川で出遭えるとは思っても見なかった。旅鳥なので既に旅立ってはいるだろうが、ラッキーだった。
最近ネットを賑わしているニシオジロビタキを情報を見て駆け付け撮影するだの、いつものルリビタキが都心の緑地に「出た!」だのも良いが、何の情報も無く、ただひたすら独歩で探鳥し、珍しい種に遭遇できた歳の悦びはたまらない。
筆者、遠隔地へ行った際は地理もルールも不案内なので、時に地元の事情通の野鳥案内・情報を頼りにするが、地元東京においては極力自分の足で発見探索を続けたい。
我も我もニシオジロビタキ!って、20年前と随分鳥見の世界も変わって来た様だ。ネット環境の発達、スマホの発達によるものだろうか?決して悪い事ではないが、なんだか個性、独自性が消えていくような気がして・・・。
で、マミチャジナイを含めて最近の野川成果。
遠くの方でアオゲラの鳴き声、これは相当遠い樹上に居た、証拠画像レベル。
余程お気に入りだったのか執着心が強いのか、20分以上とどまっていた。
最初は水辺を低く移動する姿を発見、即断でマミチャジナイと判った
その後、樹上に上がって暫くその場にいてくれた。
カワセミはオニヤンマのヤゴをゲットしたようだ。
魚やヌマエビの時の3倍以上の時間をかけて呑み込んでいた。
こちらはヌマエビを獲って戻るメス。