2024年7月5日金曜日

八代の野鳥たちシリーズ、球磨川河口でホウロクシギ。 A series on wild birds in Yatsushiro, the Far Eastern Curlew at the mouth of the Kuma River.

  チュウシャクシギが出たら、次はダイシャクシギだろうと期待された方も多かろうと存ずるが、筆者未だ八代でダイシャクシギに出逢ったことがない。今日は代わりに球磨川河口部で出遭ったほぼ同じ躯体を持つホウロクシギのご紹介となる。

 時は2013年10月20日、人吉から戻ってクロツラヘラサギを観察に球磨川河口部前川の中州へ行った際に遭遇したもの。もう10年も前の話だ。

 全部で6~7羽いたが、4羽は沖合の浅瀬へ飛んでしまい、近場には2羽だけ残った状態だった。

 タシギなどと同じように、細長い雨樋の様なくちばしは意外と柔らかく、ウレタンや硬質ゴムの様に折れたり割れたりするような素材ではないようだ。

 ダイシャクシギとホウロクシギとの違いは飛んだ時にすぐ分かる。羽根の裏がヤマセミのオスように白く、背中の部分も白いのがダイシャクシギで、主翼の羽根裏も背中も胴体や羽根オモテと同じ色をしているのがホウロクシギ。

 飛んでいる画像は2年前東京湾の葛西臨海公園の沖合を飛んでいるのを見つけて撮影したもので、これもホウロクシギだった。

随分と離れてしまったホウロクシギ 球磨川河口部(前川)

近場に残ってくれた二羽


葛西臨海公園沖を飛ぶホウロクシギ


主翼の裏が白くないのでホウロクシギ。