2019年1月22日火曜日

番外編 団塊世代の健康自己対策の勧め。 Baby boomer's own self health control ways.

 古希を過ぎた団塊世代の方々も多い事だろう。遅かれ早かれあと2年で完全に団塊世代全員は70歳代に突入する。

 人間既に50歳を越えた時点で、フィジカル面に関する個人差は各人非常に甚だしく異なっている。50歳で既に生活習慣病、各疾患、身体機能に不具合が生じるものが相当数出ている、という統計データを何度も見ている。

 それから20年が過ぎれば、脳の劣化と共にどこかしらに疾患、不具合が出ている人は95%を超えているだろう。何処も何ともないなどと言える人は自分自身が気が付いていない鈍い人か、余程我慢強くプライドが高い見栄っ張りな人なのだろう。

 加齢で何か不具合が出ない程、人間という生き物は強くない。世の中が便利になり、動く歩道だのエスカレーター、エレベーター、更には一人に一台普及してしまった自動車のお陰で、日頃あまり歩かなくなった人間はフィジカル面で随分前から動物的退化が始まっていると言って良いだろう。液晶画面を四六時中見て生活する習慣もこれに拍車をかけている。

 サプリや薬の普及、まことしやかな宣伝文句に騙され乗せられて、通常・普段の食事から健康管理をしなくなった挙句の間違った自己健康対策。

 不健康になってもなおかつ「昔から体に良いって言うじゃない?」などという無責任で何の根拠もない宣伝文句につられて、シジミを煮込んだ液体を高いお金を出して「体に良い筈だ」と買ってしまう健康志向オタクの衝動買い。

 この先、団塊世代が健康管理、病院や薬・サプリに盲目的に掛けるお金は、戦後の「エンゲル係数の高低」をベースに生活レベルを推し計った時代とは別の、「メディカル係数」みたいなものが出て来るに違いないと筆者は踏んでいる。

 メディアやSNS情報を鵜呑みにする前に、本当に自分に役立つ「お金の掛からない団塊世代の健康管理」に関して、今回はこのブログの番外編で少し情報提供しようと思った。

 しかし「お金の掛からない健康管理」は同時に「少しの努力と苦労が必要である」ことも認識して頂かなければいけない。「良薬は口に苦し」じゃないが、努力をしないで、なおかつお金も掛けないで「イージーな健康管理」はもうこの70歳越えでは不可能。

 若い時にスポーツで体を鍛え、それを持続する事で鍛錬した努力はその年齢の時にしか出来なかった事。それを行った者と行わなかった者の差が50歳以降の個人差に成っているのは各々が一番よくご存じのはず。

 「健全なる精神は健全なる肉体に宿る」とは良く言ったもので、ボケ・認知症の発症は健全な肉体保持者には少ない。音楽家を例にとれば一番判り易い。歴代の著名演奏家や指揮者にボケや認知症は殆どいない。農業従事者や漁業従事者も同じ。皆手足を最大限動かしているからだ。特にピアニストを筆頭に指を動かすにおいては一般人の数倍の頻度だろう。

 だから筆者は同年配・高齢者のパソコン使用、キーボードによるEメールの頻繁活用を勧めて来た。楽器の代用だ。こうして筆者が毎日更新するブログを5年間続けてきた理由の半分以上は、自分なりに必死なこの認知症ボケ回避なのだ。決して目立ちたい訳ではないのだ。
 小さい時から「シンジョーはボケだからなぁ」とか「このボケェ!」と言われ続けたから、余計認知症やボケに対する危機感が強かったのかも知れない。

 いつまでも無駄口を叩いていては、別のサイトへ行かれてしまいそうなので、この辺りで具体的に役立つ情報をいくつかご紹介しよう。きっと役に立つと思う。
単なるもの忘れと認知症の見分け方。

指先活性化・使用頻度向上などと同類の認知症回避努力。

筋トレをいきなり出来るとは思えない人はとにかく歩く事。

 これらの情報を知っても「オイラもう良いんだもんね、このまま死ぬんだもんね」という人はそれで良いだろう。少しでも健康でやりたい事をしたければ汗をかく努力をしなきゃ…と思う。

 高校時代のクラスメートに「何か運動しているの?」と訊いたら「・・・うーん、深呼吸とか?」と答えた人がいたが、その方も太極拳に毎週通い始めたようで健康管理に励み始めた様だ。
 知識を得るだけではなく、実践してこそ身になるのだから、せいぜい自己流で結構、団塊世代の「体動かし」始めようではないか。