2017年2月2日木曜日

人吉の山奥で1時間に猛禽類三種遭遇!その2.Three kind of Raptores encounter in 1 hour in the heart of the mountains in Hitoyoshi! Part2.

 昨日たった1時間の間に人吉郊外山間部で猛禽類三種に遭遇…の続き。昨日のノスリに続いてチョウゲンボウとハイタカの2種をご紹介。

 この場所は球磨川支流が大きくカーブしながら流れている山間部の農耕地で、鹿除けの電線が張り巡らされた一角。殆ど日中人間は見かけず、車もほとんど通らない場所。川沿いの草ぼうぼうの農道・地道を用心深く車で進む。もちろん川には縁石もガードレールもないので野鳥に見とれていると川へ落下する。

 此処には基本的に山奥のヤマセミ、冬季の今はオシドリなどが生息していてそちらは何時でも居るようだ。猛禽類もここをベースにしていると思われるが、基本的に猛禽類のテリトリーは広く、縄張りも数キロ四方というヤマセミなどの比ではないと思うので、いつも居る訳では無いだろう。

 チョウゲンボウは車には完全に慣れていると見えて、留まっている木の真下を車で抜けても飛び立たなかった。だから2方向から撮影できた。

 ハイタカは、まさに車の中から高い樹の梢に居るつがいのヤマセミを撮影している時、視線に入って来た。ちょうど羽根休めの為に飛んできたのだろう。したがって車の前方はヤマセミが2羽、真横の上方50m以上の梢にハイタカ、さらに車の後ろにはオシドリ・・・・一体どれから撮影すべきだろう?と少し慌てた。結果として全部を撮影できたが、ヤマセミは人吉市内のそれとは全然違い、人間を見ると一発で逃げ去る山奥の本来の姿だった。如何に人吉市のヤマセミが人間と共創出来ているか、再認識した瞬間だった。


チョウゲンボウはまことに可愛い顔をしている。




悠然と留まってあたりにオーラを発していたが、ちょっとヤマセミの位置を確認してレンズを戻したらもう居なかった。ミサイルの照準のロックオンが外れた途端逃げられたような感じだ。