2016年7月16日土曜日

人吉周辺で1日にブッポウソウ目3種を撮影した。 I photographed three kinds of broad-billed roller group in same day around Hitoyoshi.

 梅雨末期の記録的な集中豪雨の翌餌日、貴重な晴れ間に人吉盆地をあちらこちら駆けまくった。昼の11時~13時の間、前々から決まっていた大変重要な会議にネクタイを締めて臨んだ2時間を挟んで、ブッポウソウ目の3種の野鳥を撮影する事が出来た。

 まず最初は4年越しの念願!火の鳥アカショウビンを撮影。人吉界隈では至る所でその声を聴けるアカショウビン。昨年は住宅街のすぐ裏山でも聴く事が出来た。数年前には秋の終わりに人吉繁華街の飲み屋の前の歩道をアカショウビンがよちよち歩いていたという冗談のような話も聞いたが、証拠写真があるので冗談とも思えない。何が起きてもおかしくない人吉盆地だが、実際にアカショウビンを飛んでいる所ではなく、留まっている所を撮りたくて、4年前から色々地元の方に協力・ご指導を頂きながらいにむk今日その念願が叶った。

 昼の会議に向けて、迷彩服の上下に長靴といういで立ちからビジネススタイルに着替える為、一旦宿に戻り途中でいつもの採餌場でヤマセミを数カット撮影。

 会議終了後、少し離れた宮崎県との県境方面へ車を走らせ、先日相当量の降雨の在ったエリアでブッポウソウを探した。まだ繁殖期と思われるブッポウソウはいつもの通りブツブツ鳴きながら元気に飛び回っていた。これでブッポウソウ目3種を幸運にも一日で収録できた訳で、酒飲みなら間違いなく祝杯だろう?しかし、これも人吉というたぐいまれな自然の豊富な盆地だからこそ可能なことだ。
最初に出遭った個体は木が邪魔して枝かぶりだったが、初お目見えで感動した。もったいぶるわけではないが、アカショウビン特集は東京へ戻って改めて画像をすべて精査してからアップしたい。


 次に出遭った際は葉っぱかぶりだが非常に近かった。カエルらしき餌を咥えている。4年の年月と高度入念な撮影準備態勢の成果だ。どこぞの森に噂を聞きつけ全国から数百名集まり、木道から降りて自然を破壊しながら、周りと争い喧嘩しながら撮影するのとは雲泥の差。協力者へいくら感謝してもし切れない。

 昼に一旦人吉中心部へ戻った際に、水位は下がったものの相変わらずミルク珈琲色の球磨川でヤマセミを数カット撮影。これでブッポウソウ目2種目目!

 宮崎県へ抜ける峠手前の谷でブッポウソウを探した。時刻は夕方の5時。ブッポウソウが南へ戻る事、夕暮れ時の虫が飛ぶ時間帯に集団で虫を追って空を舞う。まだその時期ではないが、8月初旬になると観られるようだ。

50-500mmZOOM手持ちで撮れるブッポウソウ。

独特の光沢はいつ見ても素晴らしい。

大きめの昆虫をキャッチして巣に戻るブッポウソウ。