2016年6月10日金曜日

球磨川流域ではヤマセミとカワセミは仲が良い。 A kingfisher is on good terms with a Crested kingfisher at Kuma-gawa basin.

 球磨川流域、つまり本流と川辺川を筆頭に沢山ある支流でのヤマセミとカワセミの中は非常に良い。友に川魚を餌物として同じようなダイビングで採餌するし、壁面に穴を掘って営巣するなど、その生態は殆ど一緒だ。

 同じ水域に一緒に生息して居るのに争ったところに出遭ったことが無い。それは採餌のエリアが同じでも獲る魚のサイズがあまりに異なっているからだろう。
 たまに冬の渇水期に、同じような場所で採餌の為、似た様な生態の野鳥が集まって餌を狙う事が有るが、それでも秩序は完全に保たれているようだ。

最初にヤマセミとカワセミが仲良い事を知ったのがこの人吉にお住いの辻先生の撮影された画像だ。これには当時相当ショックを覚えた。

全く同じ所で、2年後にやっと似た様なシーンを撮影できた。同じ個体か?

これも辻先生がいつもの朝のウォーキングで撮影された決定的瞬間!

八代の水無川上流部で撮影できたツーショット。濱崎さんのブラインドのお陰。

これは晩秋の渇水期。右端のコサギが車のキーを落としてしまい、ヤマセミ君が一生懸命探してあげている・・・・・・のではない。と写真集に書いたら非常に好評だった。しかし未だにそう見えてしまうのがおかしい。勿論この3種類の野鳥は単に浅瀬の餌を狙って居るだけなのだが・・・。