2014年10月3日金曜日

ヤマセミを順光で普通に撮ると白が飛ぶ!Shoot the crested Kingfisher in direct sunlight and make sure exposure resulting in overload.

 昨日は逆光でのヤマセミ撮影の難しさを説明したが、今日は順光での難しさを説明したい。曇りの日が一番良いと述べたが、曇りの日でさえヤマセミの白はハレーションを起こしてしまう。それだけ蛍光色が強いのだろう。特に雄の羽根の裏の白さは特別だと思う。

 ヤマセミを撮り始めた頃は、跳んでいる姿を画面の中央に持ってくることと、ピントを合わせることで精一杯だったので、露出に関しては気にしなかった・・・・というより手が回らなかったというのが本当のところだった。少し慣れてくるとパソコンで見ると白トビを起こしている画像ばかりであることに気がついて肩を落としたものだ。

 結局、2絞り以上落として、普通だと「冗談だろう?」と言われかねないほどの露出で撮ってやっとヤマセミの画像がちゃんと撮れたのを昨日のように覚えている。上位機種になって個人のカスタムセッティングを幾つも設定して臨んでいるが、一長一短の場合が多く、臨機応変でその場の状況に合わせて機能を活用している。

 コンデジの液晶を見ながらの撮影ではまずヤマセミの飛翔姿は撮れないだろう。デジタル一眼の入門機種で良いから手持ちで回数をこなすことをお勧めしたい。失敗を重ねる事こそ上達への一番の先生だろうと思う。
まだ背面だから助かっているが、逆だったらまず白トビを起こすだろう。


羽根の切っ先が水面に付くのはぜんぜん意に介さないようだ。


日陰でこの白さだ、手前の直射日光の部分に飛び込んだら白がトブだろうと思う。

こうして曇っていても首の白は飛びやすいので要注意。