2014年9月5日金曜日

夏鳥の飛翔シリーズ その2.ツバメとイワツバメ The swallow and House martin passes the winter in Hitoyoshi City in Kumamoto Prefecture.

 よく越冬ツバメという言葉を耳にするが、その実態を確認した事がなかった。しかし、ヤマセミの生態観察を続けている熊本県の人吉市内で、ここ4年間一年中ツバメが球磨川本流の水面を舞っている姿を見て、初めて「本当だ!」と実感した。

 とにかく真冬に、しかも朝早く手袋必須の撮影条件下ツバメが数多く飛びまわっているのだ。陽が昇り暖かくなると無数に何処からともなく現れてくる。「真冬にツバメ」ぜひ一度観に行くと良い。

 一方で、イワツバメも球磨川には年中居るような気がする。特に人吉橋から水の手橋にかけての宿泊施設の前はたくさんのツバメが乱舞している。時には宿のベランダの手摺に留まったりもする。ホノルルの白い鳩と一緒だ。

 この高速で飛ぶツバメを追い写す練習を繰り返して、慣れてくるとヤマセミなど止まって見えてくる・・・などと言う事は無い。
朝早くに飛び回るイワツバメ。水面近くに来るのは珍しい。

尾羽が短いので普通のツバメとは少し違う。

上から見ても腰の部分が白いので判別は容易だ。

普通のツバメ、顔の赤い部分と燕尾服の原点の長い二股尾羽が特徴

その昔の、「特急つばめ」のマークを思い出す。