2018年6月14日木曜日

タマシギの親子レポート!何と雛はオスが育てるのだ! Greater painted snipe's chicks is took care by their father.

 8年目を迎えたDELLのウルトラブックが出先の九州でトラブった。Windows10の定期アップデートで再起動後復元できなかった。一日中丸い点々がグルグル回ったきり画面が暗転したままだったので、起動時F2で復元させてはみたものの、自分の画像や文書データは残ったが、アプリ系、メーラーは全て飛んでしまい半身不随のまま救急病院入りした。Eメール、Facebook、Twitter、Bloggerなどは全てオシャカ!

 したがって、昨日のブログは5年前開始して以来、毎日欠かさず更新し続けて来たのに初めて穴を開けてしまった。楽しみにされていた方々には大変申し訳なく、お詫びのしようもない。
 プロ野球で言えば連続出場記録が途切れた様なものだ。まあ、不可抗力なので致し方ないが、是非是非、お許しを頂きたい。

 今まで一日に二本アップした事も数回あるので、大目に見て頂こう。

で、今日はヤマセミの画像を精査するのに時間が掛かるので、自分としても今回の人吉行で初めて出遭った、「タマシギの親子」をアップしようと思う。

 NHKのダーウィンが来た!でもやっていたタマシギ。一度球磨川本流域のタマシギを投稿したが、今回は田植え直後の水田で営巣、メスが生んだ卵をオスが抱卵して返し、子育てをしている様子を観察・撮影したもの。
 人吉盆地の水田で、所有者の方がタマシギの為に営巣地を避けて田植えをされるという、素晴らしい配慮で無事3羽のヒナが巣立ったという事だ。人間と野鳥の愛のコミュニケーション?感動モノだろう。

 場所はなかなか解りにくい場所だったが、行ってみたら営巣地には見当たらず10分ほど歩いて近所を探し回ってしまった。近所と言っても広い水田、数千歩は歩いたろうか。結構離れた田んぼの隅に父親と三羽のヒナが居た。

 そう、タマシギは父親が卵を温め、ヒナをかえし、養育するのだ。一妻多夫という女性上位の珍しい生態なのだ。外観も繁殖期はメスの方が派手で目立つという。

 警戒心が非常に強いので、なかなか人目には触れにくい野鳥の一つだそうだ。運よく球磨川支流の土手のような草地を10m程かき分けて、マムシやヤマカガシに脅えながら、そーっと太陽を背にする場所から観察できたのは非常に幸運だった。距離60m程だった。
 
田植えの苗をタマシギの巣の部分だけ残して植えた感動モノの田んぼ。

発見した際は、当然タマシギの方が先に察知し、親はしゃがんでこちらの様子をうかがっていた。ヒナはピクリともせず固まっていた。

こちらも、親が「シッ!」とでも言ったのか?子供の頃遊んだ缶蹴り(今の子達は知らないだろうな)の時のように「ダルマさんが転んだっ!」と鬼(=オニ)が言い終わって振り返った瞬間のように、ピタッとヒナが固まるのが面白かった。これは現場で生のタマシギ親子を見なければ絶対に判らない。

暫くして畦を登って隣の田んぼに移動となったが・・・。

要領の良いヒナはすぐに親に続くが、そうでないヒナはご覧の通り!

それでも、10分ほど掛かって低い所まで移動して乗り越えた。

行進はスススーッっと進んで少し止まり、

また前のめりになって進んでいた。

こうして約30分観察をして撮影をして現場を離れた。いい経験だった。