2016年10月28日金曜日

団塊世代は日本のハロウィーン騒ぎをどこかおかしいと思うのだが? The Baby-boomer think about Japan's Halloween noise is wrong!

 いつの間にか、今年東京のハロウィーン騒ぎは10月末の4日間だという。10月の最後の日31日だけだったはずが、いつの間にか4日間にもなっている。東京の渋谷では何とハチ公前広場の交差点付近の車の乗り入れを制限するという。本末転倒だろう?

 いつの間にか大都市の中心部だけで盛り上がっている異教徒の祭りハロウィーン!夕方の民放テレビには大手広告代理店の若者研究所などといういかがわしい部署の、これまた若者とは縁もゆかりもなさそうなむさ苦しい担当者が「全国的なイベント」と勝手に称して盛り上がりを解説していたが、とんでもない認識違いだと思う。
 
 本来ハロウィーン祭りとは毎年10月31日に1日だけ行われる古代ケルト人起源のお祭りだろう?本来日本の農村の秋祭りと同じで収穫を祝い、悪霊を追い払う宗教的要素の強い祭りごとだったのだ。それが現代アメリカを中心に宗教的意味合いは無くなり、この時期収穫されるカボチャをくりぬいてランタンにして飾り、子供達が魔女やお化けに仮装して近所の家を回りお菓子を貰う文化風俗に発展したものだ。(ウィキペディアより)
本来のハロウィーン祭りは子供の仮装中心の祭りなのだ。大人の祭りではない!

 クリスマス、バレンタインデー、そうしてハロウィーン。
 これらすべて戦後日本で盛んになった大都市の中心部、商業施設で売り上げを目論んだやらせ・でっち上げ商業ベースの祭りだろう?メディアも大手広告代理店もすべて商業ベースの回し者だと思って間違いない。欧米の文化風俗を「モノを沢山売って儲ける」商売のために捻じ曲げて騒ぐ日本の似非文化、モノマネ文化。そろそろ卒業したらどうだろう?日本らしさ、日本独特の文化風俗を大切にしない・・・というより、全然知らない若者たち。この先の日本はどうなるのだろう。筆者もそういう事を心配する年齢に達したのだろうか。
異教徒の祭りを商業ベースで別物にしてしまう日本人!

 尊敬すべき皇族が100歳で亡くなって、赤坂御所界隈で悲しみにくれる日本人が居る一方で、其処から地下鉄で駅3つしか離れて居ない渋谷駅前でスマホ片手にただ仮装して練り歩き嬌声を上げながら騒ぐ集団が居る。日本は不思議な国だ。ロンドンでこういうことが起きるだろうか?同じ皇族の長い歴史を保有し、国民から愛されている皇室が存在する日英の国民性は此処まで違うのだ。個々が自立していない、大人になっていない日本人の軽さがこの辺りに垣間見えてしょうがない。

 そこで、メディアが言う様に、大手広告代理店の若者研究所の担当者が言う様にハロウィーンというのは、そんなに日本人に歓迎されているのか?それ程国民的なイベントになったのか?調べてみたらとんでもない、真っ赤な嘘だという事が判った!

 なんと調査したデータによれば10人のうち8人はハロウィーンなど嫌いだ、嫌だと言っている。このデータを観て少し安心したのと同時に、やらせで盛り上げようとする大手広告代理店の馬鹿どもに腹が立ってきた。
ハロウィーン嫌いな人8割= http://news.livedoor.com/article/detail/12186641/

 テレビの街頭インタビューでも、(勿論この手は、やらせやTV局のでっち上げ演出とは判っているのだが)TV局の意に反して「仮装して騒ぐだけじゃん?集まって飲むための口実じゃん?」という声が多かった。要は地方から出てきた若者が都会らしい騒ぎに参加して「東京人らしいノリで騒ぎたい!」と思っているだけだろう?昔から東京に住んでいる者はそういう事には参加しないのだ。東京の三社祭や色々なお祭りが地方出身者に神輿担ぎなど乗っ取られそうになった10年程前、地元がそれぞれ有志で防御したというのは間違いではなかった。

 しかし祭りの神輿の担ぎ声がワッショイ!ワッショイ!からいつの間にか関西から入って来たソイヤ、ソイヤになった。それが今また神田あたりからワッショイが復活してきて一安心している。東京のテレビ画面から関西系のお笑い芸人と品の無い関西弁を無くしてほしい!という声を最近良く聴くようになった。筆者は基本的にテレビのお笑い番組やバラエティ番組は見ないので良く判らないのだが、それ程東京のテレビ番組や放送が関西文化に毒されているのであれば、それはトドのつまり「江戸」だの「東京」という土地の本質・伝統が無くなりつつあるという事だろう。

 江戸という土地は300年以上前から将軍様の元、士農工商の身分制度がしっかりとしており「秩序」というものが確立していた。これは単に身分制度上の事だけではなく、町民文化風俗においても、町民の日常生活においてもしっかりとしていた。

 しかし関西、特に大阪にはその江戸風の秩序が育たなかった。士農工商の一番下の「商」が実力を持ち、世間を牛耳っていたため町民生活に勢いは有るモノの、「秩序」は有って無い様なものだった。育たなかった。それが証拠につい20年前まで電車・地下鉄に乗る際ホームに並ばなかった事でも良く判る。更には高速道路の合流地点の無秩序、礼儀の無さ・混乱を視ればもっと良く判るだろう。

 その関西文化風俗に毒されてオタオタしているうちに、いつの間にか異教徒の祭りを若者たちが騒ぎの口実に導入し、商業パワーが利用して訳の判らないイベントに仕立てようとしている。
 しかしアンケート調査のデータを視る限り、その動きがでっち上げ・嘘であることが良く判り少々安心した。熱しやすく冷めやすい大都会の人間達、あと数年もすれば熱が冷めた様に騒がなくなるだろう。クリスマスやバレンタインデーを視るが良い、ハロウィーンもいつかそうなる運命なのだ。