八代に1泊、人吉に1泊の超短期ツアーで、それぞれ多忙な中ほんの2時間づつ探鳥行動が出来た。八代では畑のタゲリ、チョウゲンボウ、球磨川河口のカモ類。人吉では2020年7月4日の球磨川洪水災害以降観なくなったと言われているヤマセミに遭遇できた。
今日は12月22日(日)早朝、小雨の金剛干拓で遭遇したタゲリの小群レポート!
昔から冬季にはタゲリが金剛干拓の何処かに必ず飛来していた、今年もそのとおり目の前に飛んできてくれた。
八代に1泊、人吉に1泊の超短期ツアーで、それぞれ多忙な中ほんの2時間づつ探鳥行動が出来た。八代では畑のタゲリ、チョウゲンボウ、球磨川河口のカモ類。人吉では2020年7月4日の球磨川洪水災害以降観なくなったと言われているヤマセミに遭遇できた。
今日は12月22日(日)早朝、小雨の金剛干拓で遭遇したタゲリの小群レポート!
昔から冬季にはタゲリが金剛干拓の何処かに必ず飛来していた、今年もそのとおり目の前に飛んできてくれた。
たった1泊、事実上半日滞在の熊本県八代市で小雨煙る早朝野鳥探しを金剛干拓地で行ってみた。東京より40分は遅い夜明けを待って、車で広い干拓地を巡回開始。
いつもの球磨川河口部(三角州が多くいくつかの川に分かれている)、前川と南川合流地点当たりでオナガガモの群れに遭遇。
同じ場所で内陸に目をやると70mほどの距離にタゲリの小群。後から来た別群れと合流。畑の掘り起こされた土を突々いて採餌開始。
撮影終了10分で移動。
と、集落の民家の屋根にある鯱(しゃちほこ)、そう名古屋城天守閣の金の鯱で有名なその鯱に留まっている猛禽類をシルエットで発見。チョウゲンボウだ!
此の鯱は八代市付近になぜか多い。熊本市内へ行くとあまり見ない、理由はわからないが単なる見栄の張り合いのような気がする。国内で此の鯱が多いエリアは広島県東部、長野県安曇野、そうして熊本県だそうだが、八代エリアは中でも非常に多い気がする。
で、その鯱にチョウゲンボウが留まっているという超ローカルな証拠画像が撮れた。なおかつその数分後にもう一羽と一緒にいるところを撮影できて小躍り状態だった。
早起きは三文の徳?まさに昔の人は良く言ったものだ。
昨日のこのブログでご紹介した生成AIに信頼性に関する実験は意外なほどの反響を呼んだようだ。皆さん相当気にしておられたのではないだろうかと推察した。
昨日の生成AIテストの際にも述べたが、クリエーター=それが絵・イラストや写真・動画の作家だったり文章書き、エッセイスト、レポーターであろうと、生成AIをその作業時間短縮に活用するケースは今後も多くなるだろう。
より早く仕事をこなし、作品点数を増やして「稼ぐ」・・・これはそういうビジネスとしてクリエイティブ作品制作を生業としているプロダクション系の職種の場合当然だと思う。
しかし、天賦の芸術的才能で個性を売っている作家さんの場合、アイディアの発想部分、自分個性の発揮力の部分で便利だからと生成AIに頼ってばかりでは「他人のアイディアを拝借する」という意味からして「大勢からの盗作」になってしまうのではないだろうかという倫理的な危惧感を感じざるを得ない。
一人の作品を真似して「盗作」とされる事件はマッドアマノ氏の雪山のタイヤ事件が存在する。
さらに最近では2回目の東京オリンピックのエンブレム事件というモノが存在する。この時のネット上での論争は「A作品・B作品の良い所を抽出して新たにC作品を作ったのだから盗作ではない・・。」という最近のクリエーター諸君の業界常識に警鐘を与えるケースだった。
https://www.jiji.com/jc/v4?id=201509emblem0001 参照
これらは単純な盗作・模倣のケースで、音楽の盗作にも通ずる誰にもわかる単純なものだ。かのThe BeatlesのGeorge Harrisonでも「My sweat load」でThe Chiffonsの「He's So Fine/1963」そっくりのメロディを使用し、後に裁判で負けている。この件団塊世代はビートルズ世代だから良く覚えていよう。
しかし、生成AIは世界中のデジタルデータを無断使用し、デジタル処理で新しいものを作り出すって事だから、一人で渡る赤信号の危険を無くしてしまい、世の中を「赤信号、皆で渡れば怖くない」状態にしているだけなのではないだろうか?
此処で筆者は思う。
世のクリエーターが、アイディアの発想部分、自分個性の発揮力の部分で悩み苦しまずイージーに生成AIを借りて「楽」をしては、せっかくの己の感性とアイディア発想力、つまりクリエイティブ力がどんどん退化していくのではないかと思う。
人間楽をして生きる事ばかりしていると予期せぬ「しっぺ返し」を食らう事に成る。
一番良い例が「クルマ社会」だ。東京など大都会は自宅に駐車場を持ちにくいから車も普及しないし、外出しても目的地の駐車料金が高いから車利用はある一定レベルで止まっている。最近の若者は自動車免許も取らず、車も買わない(※買えない)という。
しかし地方は団塊世代中心に高齢化が進み「便利な車は一人1台時代」が30年くらい前から激しくなってきた。今や軽自動車が地方都市・集落を走りまくっている。
その結果日常歩かなくなり高齢化で足腰が弱り寝たきり老人が増えている。こうして健康ではなく寝たきり高齢者が激増し、慌ててウォーキングなどを始めているが、時すでに遅し。今や東京など歩かざるを得ない大都会の生活者の方が健康寿命が長くなっている様だ。
これと同じで、人間便利になると「フィジカルが退化する」状況が次々生まれている。スマホジャンキー的に1日何時間も使用する人が陥ってる症状、AIによると以下のとおり。
最近野鳥写真に関して面白い実験をしてみた。
筆者は12年間続けているYamasemi web blogで既に通算115万回超えのアクセスを頂いている。
その内容はというとヤマセミという希少種野鳥やその他の野鳥生態の瞬間をご紹介(決して奇麗に撮れた写真を自慢気に投稿しているのではなく)する事をメインに、最近は団塊世代の日常頭に浮かんだこともランダムに投稿している。
同時にそのブログの「さわり」というか、内容紹介を過去・現在と交流のある方中心100名前後にFacebookを通じて紹介、不特定多数+フォローされている1,450名にX(=旧Twitter)を通じて毎日ブログ投稿の内容案内をしている。これが115万回超えのアクセス数に繋がっているのだと思う。
こういうデータを投稿・紹介すると「自慢している」だの「誇っている」だの揶揄する心の狭い御仁もいるが、ヤキモチ焼きや妬み屋からは何も生まれない。
で、最近毎日2~3回写真投稿をするFacebookの他の投稿をランダムに流して見ていると、沢山出て来る野鳥や動物生態の50%ほどがどう見ても生成AIで作成された画像や動画なのだ。ここ1年急増している。
それ以外にも好きなBeatlesの昔のメンバー含めたAI作成と思われる動画がやたらと頻繁に出て来る。これは今まで世に出たBeatlesの顔写真(元ネタ)などが他のアーティストよりはるかに多いからだろうとは思う。また、それを見て喜ぶ人も多いからAI加工数も投稿数も多いのだと思っている。
そんなレベルなのになぜこれほど急に生成AIによって造られた映像や写真が氾濫し始めたのだろう?
筆者が偽物の野鳥を瞬時に判る理由は、筆者がもう20年以上もカメラで野鳥を撮り続けているからかもしれない。アマチュアの筆者ですら瞬時に判別できるのだから、プロの野鳥写真家さんは更に一発で判るだろう。
具体的な理由は箇条書きにし難いが、一番は何といっても光と影、ピントの合い方、背景、シチュエーションだろうか・・。
このAI生成野鳥は、この世に絶対に居る訳無いという「鳥」だったり、どの種にも似ていない体形バランスがいい加減な「夢にも出てこない変な野鳥」だったりする。気味が悪い程。
最近ネットでは「オールドメディア」という言葉が頻繁に出て来る。オールドメディアをAIでググると・・。
ところが、当のオールドメディアであるテレビ、新聞、ラジオ、雑誌などは今の所この「オールドメディア」という言葉を殆ど使用していないように感ずる。筆者が接するオールドメディアはほんの氷山の一角だからかもしれないが・・・。
その理由としてテレビ、新聞、ラジオ、雑誌などのメディア関係者たちが「オールドメディア=古い、時代遅れ、絶滅危惧」を肌で相当強く感じているからではないかと推察している。
例年12月にも入ると、その年の流行語大賞が発表される。もちろんオールドメディアがその主な発表場所だ。これはその年頻繁にメディアで流れ話題になった言葉が幾つかの候補の中から選ばれるのだが過去にはこういう印象的なモノがあった。
チョー気持ちいい(2004年)、アラフォー(2008年)、じぇじぇじぇ、倍返し(2013年)、お・も・て・な・し・(2013年)インスタ映え、忖度(2017年)、三密(2020年)、
要は、一般的にその年日本人が会話の中で頻繁にマネして使った「流行り言葉」と言って良い。
今年2025年の流行語大賞には候補がこれだけ挙げられていた。結果はご存じの通り高市早苗新首相の「働いて~」だったが・・・。
ルリビタキとヒヨドリに続いてメジロの生態を都心緑地で観察できたのでご紹介。
メジロは世界中に生息する日本と名前の付いた著名な野鳥。「Japanese white-eyes」の名の通り目玉の周りの白い縁取りが一発でメジロと判る身近な野鳥だ。
ハワイでもダウンアンダーのオーストラリア西海岸でもたくさん撮影した。
メジロは虫食いの一種と言って良い。5年前のこのブログでもその生態をレポートしている。
「秋の葉の裏に付いた虫を食べるメジロ。 The Japanese White-eye that eats insects on the back of Autumn leaves.」=ご参考
https://yamasemiweb.blogspot.com/2020/11/the-japanese-white-eye-that-eats.html
今回の都心緑地でのメジロは一羽ではなく数羽の小群での行動だった。
本来はルリビタキのオス一点狙いで入った都心の緑地、意外に他の野鳥の採餌行動も撮影できたのでご紹介。
それはイイギリの赤い実に群がるヒヨドリとメジロ。ヤマセミ観察で10年間通った熊本県はイイギリの木があまり多くない。代わりに栴檀(=せんだん)の樹は非常に多い。
初冬になるとこの栴檀の実を咥えたヒヨドリを数多く見かけるが、熊本県でイイギリの赤い実を咥えたヒヨドリはあまり見た事が無かった、撮影画像も栴檀の実を咥えたものばかり。
AIで調べると栴檀が熊本県の気候、土壌に非常に良くマッチしているとの事。天草では植林迄していると・・・。一方でイイギリに関しては情報やデータが無いようだった。
筆者の住む三鷹市の野川公園周辺ではこの栴檀もイイギリも存在するので両方の採餌画像が存在。
2023年に調布の「たづくり」での写真展へ出させて頂いた作品にもこのイイギリを採餌しているヒヨドリのカットが存在する。
暫くぶりに都心の緑地でルリビタキのオスと対面した。初冬の野鳥探索で訪れた二日前、ちらっとその姿を見かけたので、きちんと朝から観察に来ようと思って9時開園時からフィールドに入ってみたのだ。
東京では過去、新宿御苑、明治神宮、目黒自然教育園、小石川の東大植物園、井の頭公園などで遭遇。要は緑地であれば何処でも出遭える割にポピュラーな野鳥なのだ。
もちろん八ヶ岳周辺、奥日光など筆者の良く行くフィールドでは当然のように出遭える。
しかし、レンズに迷彩ステッカー巻いたバーダーさん達が目の色を変えて緑地内を右往左往する様を見て、なぜそんなに必死にあちこち追うのだろう?と不思議だった。
ここ4~5年バーダーさん達がスマホ連絡網でフィールドでも盛んに電話をしている姿が特に目立つ、多い。フィールドでは常に単独行の筆者、野鳥の生態知識からその場の自然の様子をよく観察し、周りの雑音に惑わされず目的の被写体に集中して行動するようにしている。
そもそも最初からある一種目的でフィールドに出たのは今回が初めてかもしれない。
過去の経験値からすると、どちらかと言えば藪鳥の部類に入るルリビタキはそうそうあちこちを飛び回らない種だと思っている。
新宿でも明治神宮でも、いつも行って出遭えるのは決まったポイントが多い。かっては入れた三鷹の国際キリスト教大学のキャンパスでも、ルリビタキの出現場所は毎年同じだった記憶がある。
今回の緑地は木の実が多いエリアなので、ヒタキ系、カラ系が割と多い場所だ。
今年は特にメジロ、ヒヨドリが多く、エリアに探鳥しに入って徘徊してもやたらうるさく感じる。野鳥は基本的に自分のテリトリー=水飲み場、餌さ場、塒(ねぐら)を決めたらあまり変えない。従って行動ルート、時間、パターンはルーティン化しており、ハプニングやサプライズで日によって気分で違う所で行動はあまりしない。
これは10年以上熊本県の人吉に通い、ヤマセミを中心に色々な野鳥の行動パターンを観察して分かった事。ヤマセミは好きな羽根休み場、採餌場、水飲み場、縄張り監視場を決めたら変えなかった。だから信じられないようなカット数を撮影できたと思っている。
基本的にルリビタキは雑食でクモや小昆虫(羽虫・カゲロウなど)を好むが、木の実、草の実も食すので、都心の緑地でも木の実草の実が熟す今の時期は同じ場所で行動することが多いようだ。
今回の緑地でもハゼの実採餌に来る場面での撮影となった。