2025年4月13日日曜日

団塊世代はAIに関してこれだけは知っておくべきだと思う。その1. Here's what I think baby boomers should know about AI: vol 1.

  まったく興味がないが、今日から大阪の埋め立てで55年振りの大阪万博が始まるらしい。

 1970年大学2年生の秋、9月13日最終日の会場へ行った記憶はまだ鮮烈に覚えている。

            https://numero.jp/news-20200213-expo70/

 このYAMASEMI WEBでも「団塊世代のヤマセミ狂い外伝」の2014年9月14日付の♯67で少し触れている。

https://yamasemiweb.blogspot.com/2014/09/blog-post_14.html

 

 今回の大阪万博でもたぶん相当出て来るであろうAIに関する展示などで、その便利さや人類の未来への展望が謳われるだろう。しかし、その裏に潜む「リスク、危険な脅威」特に人類の脳を凌駕するその性能・機能に関しての危機感は決してアピールされないだろう。

 これは、株や投資に関して銀行や証券会社が決してその「裏」に潜むリスクや危険性をアピールしないのに似ている。

 これは余談だが、かってバブルがはじけた際とリーマンショックの際に、筆者は割に近かった友人二人を自死により失った。

 特にリーマンショックの際の友(高校のクラスメート)は一度未遂を犯したという話を訊いて、即「今すぐケアしなきゃ大変だぞ!一度やった人間は必ず二度目を行うから」と言って親友に対処させるべく連絡させたら数時間遅かったという悔やみきれない経験を持つ。


 AIに関してはNHKを含む殆どの主要メディアが、その利便性・将来への有効展望ばかりをアピールしている。問題点やまだよく分からない危険性、リスクなどは大きく取り上げ警鐘を鳴らさない。

 しかし今回、世界一の発行部数を誇る我が国の読売新聞が5回にわたり生成AIを含む「AI」全体に対する「危機感」をまとめたシリーズを第一面を含めて展開した。

 団塊世代のみならず、毎日ネットからの情報を得ている人はこの5回特集をよく読んで理解を深める必要があると思う。新聞自体はもう古紙回収に回してしまったり購読していない人もネットから読売オンラインを閲覧できる。

 文春砲の有料ネットゴシップ記事などよりはるかに有用な記事なので、お金を払っても読むべきだと推薦したい。決して筆者は読売新聞の回し者ではないが、NHKや他の大手メディアでもこの件に関してはまだ特集を組んでいないのでぜひ勧めたいと思った次第。

 今日はまず見出しの一面での記事をご紹介、各5回の記地詳細は別ページに15段全面で展開している。それは今後ご紹介の予定。






 少なくとも、最低でもこれくらいの知識はもっていないと、自分自身いつか生成AIの落とし穴にはまるだろうという気がする。

 楽だから、便利だから・・・とその危険性を注視せず、「良いとこ取り」で活用すると何処かで不具合・命取りが控えているような気がする。ご用心!

2025年4月11日金曜日

桜が満開の東大小石川植物園でヒヨドリのフライングキャッチに遭遇! We encountered a brown-eared bulbul making a flying catch at the Higashidai Koishikawa Botanical Gardens.

 今年の桜花見は気温の関係でいつもの年より長く愛でられているように思う。また、メディアもそう報じている。

 いつもの通りメディアは大都会の排水溝・コンクリ護岸の目黒川、石神井川、神田川、呑川など、護岸堤防沿いの殆どがソメイヨシノの桜並木へ集まる近隣県人や、インバウンドの外人観光客の花見客の賑わいばかりを報じている。

 しかし筆者思うに、相も変わらずメディアが報ずるまま人の集まる所に行きたがる日本人独特の行動が何だか非常に悲しく感じられた今年の花見シーズンだった。

 こういう人たちって、「万博行ったぁ?」とか「あの映画観たぁ?」と訊かれて、自分だけまだ行ったり見たりしていないのを負い目に感ずるのが嫌だから行く・・・様なノリに似ているような気がする。

 しかし筆者は思うのだ、Facebookでも知り合いが沢山行った先の各種花見、桜の状況を投稿してくれているので、実際そこへ行かずとも雰囲気は充分伝わってくる。

 一方で富士山の写真やダイアモンド富士の写真の様に、この手は毎年どんなに違う所の花見写真でも似たり寄ったりのような気もする。

 今年も上野恩賜公園の桜を観に行ったが、例年に輪を掛けてインバウンド=外人客が多く、花の蜜に群がるメジロやヒヨドリを盛んに撮影していた。特にヒヨドリは欧米にはいないので外人バーダーさん達はこぞって蜜を吸うヒヨドリを撮っていた。

 筆者も桜の蜜を吸うヒヨドリは幾度か今年も投稿した。

https://yamasemiweb.blogspot.com/2025/03/focus-on-brown-eared-bulbuls-which-can.html

 

 そのヒヨドリ、昨日訪れた東大小石川植物園の桜大木で一羽だけ奇妙な動きをしているのを発見!

 他の数羽が花の蜜を吸っているのは間違いないのだが、その一羽だけ満開の桜花の中から出たり入ったり、横切ったり、上下に激しく上昇下降するのを見てどうも昆虫をフライングキャッチしているのでは?と過去の野鳥のフライングキャッチから判断した。

 花一杯の植物園に仁王立ちして望遠レンズで桜の樹に向かって連写する筆者を見て、花見客の皆さんは一体何だろう?と思ったに違いない。こういう場合の野鳥撮影者は非常に場違いで孤独かもしれない。

100種類近い桜の樹がある東大植物園はそろそろ八重桜に主役が移りつつある

桜の絨毯は今が一番きれいな時

満開の桜の上を一羽のヒヨドリが躍る様に舞っているのに気が付いた。


幾度かキャッチしただろう瞬間にシャッターを切ってはみたが確証は出来なかった。

それが一度大きく花の上に空抜けで飛び出した!

其処からの連写に写っていたのは、明らかに羽虫を追って急ターンし

捕える瞬間が収録されていた

上のカットの拡大がコレ

この場面でも視難いがゲットする瞬間が・・。

このカットでも、赤いくちばしの先にはやはり羽虫がかすかに見えている。

  こうした野鳥の生態、行動の瞬間を収録するのがまさに筆者の目指す野鳥撮影だ。

 珍しい野鳥種(珍鳥・迷鳥・希少種)を野鳥図鑑さながらにトリミングなしで撮れることを目指し自慢する数多くのバーダーさん達とは目指す方向が全く違うので、あまり注目されないが、こういう野鳥撮影者が居ても良いと思う。

 情報を得て⇒現場へ急行し⇒他の撮影者の行動を見て居場所を確認⇒少しでも近づいて⇒撮影する・・パターンが一般的だろう。

 しかし筆者の場合「情報を得る」事がまず無い。自分の足で歩いて探すところから始まる。だから鳥見に出る際、何が目的?というモノがあまり無い。ヤマセミやカワセミの場合何をどう撮影するか・・・を決めているのとちょっと違う。

 何が出るか判らない楽しみが大きい。昨日の探鳥歩数は2万歩を超えた。カメラ機材の8㎏を背負っての事だからいわば体育会系バーダーかもしれない。

 なお余計なことかもしれないが・・。

 少しでも楽に長距離を早く歩けるように、ネットで見てナンバ歩きをマスターした。

 江戸時代の日本特有の歩行法だ。ただよく言われる歌舞伎の六方のような左右の手足を同じ側同時に前に出すのではない。

 矢野竜彦氏の説に近い、両手をだらりと自然状態で下げ、右足が前の際は下げた右手の手のひらを時計回りに前に向け開き、左足が前の場合は左手のひらを反時計回りに進行方向に向けるだけで手は前後に振るというより上下に上げ下げするような感じ。

 此の掌の返しは逆動作も可能。慣れた方で行えば良い。

 要領的には子供の頃盛んにやった「缶下駄、缶馬」の類の動作に似ている。
 

 これで速足で移動すれば1日の歩行数が増えても以前より楽になった気がする。

2025年4月10日木曜日

野川流域では例年通りツバメが巣作りに入ったようだ。 Swallows are starting to make their nest as usual at Nogawa river area.

  野川でも野川公園から外れたエリア数カ所でカワセミが例年通り繁殖を始めている。

 いつものようにたまに通過するカワセミの高速飛翔写真を撮影していて、ツバメが時折野川の水面をかすめて水を飲んでいる場面を目撃。

 高速飛翔のカワセミを撮る訓練にと、追い写しをしていて上空を飛ぶツバメも撮影してみたら口に枯れた草茎のようなモノを咥えていた。巣作りに入ったらしい。

 飛翔中のツバメを撮影するのは、佐々木小次郎ではないがなかなか練習が必要。同時に飛翔ルート、飛翔パターンをじっくり観察してから出ないと撮れない。ただ川の土手に佇んで「偶然撮れた!」を期待してもなかなか難しいだろう。

 ツバメの専門家に訊いた所、早い所では3月2月から巣作りに入る事もあるようだが、基本的にはサクラの咲くころに始まるようだ。

ツバメは一般的には雨の日に地上すれすれを飛ぶ姿で認知されるが、

電線に留まる姿でも季節感を感じられる。

この二羽は、たぶんつがいだと思われる。

口の巣の材料を咥えて飛ぶツバメ


人吉市の球磨川や川辺川でもヤマセミの撮影中に目の前で水飲みダイブをするツバメを撮ったことが有る。

さすがにカワセミなどよりはるかに速いので、目視での追従、流し撮りの良い訓練。

2025年4月8日火曜日

久しぶりに桜満開の野川でカワセミの生態を観察。その2. I observed Kingfisher of full of cherry blossoms Nogawa river at Mitaka city. part2.

  実はこのところ桜の時期、野川を散策することが結構多い。

 理由は天候の入れ替わりが激しい中での桜見物、つまり花見の人出で都心の緑地帯・公園の人出が半端ではないから都心へは行かない。

 花の京都でもさらにインバウンドの外人観光客で身動きが取れないと聴く。「そうだ!京都へ行こう!」のJR東海のTVコマーシャルも罪なものだ。京都は数年してから行った方がいいのではないだろうか?

 高校生の修学旅行以来、公私合わせて100回以上は京都へ行っているだろう。もうこの先命尽きるまで行かなくても充分堪能させてもらった、良い部分も悪い嫌な部分も・・・。

 で、野川流域のカワセミだが、年々カワセミを追うアマチュアカメラマンが増えているのは感じる。筆者が野川で野鳥撮影を始めたのが2005年からだから、もう20年も見続けての感想だ。

 最近はスマホで枝留まりのカワセミを撮ろうと液晶画面を見ながら土手を進み、足元を見ないから川に落ちる人を2回ほど観た。いずれもひとりで散歩している女性。

 かと思うと20歳くらいの若者が135㎜くらいまでの簡単なズームの付いたカメラでどんどんカワセミに近づき、他のバーダーさん達が少し離れて構えているのに警戒したカワセミを飛ばしてしまう事が多々生じている。

 緊張感のある野生動物との距離をまるで勉強せず、周りの撮影者のことも考えず、これがいわゆる「ゆとり世代」だったり「Z世代」の若者の特徴なのだろうか。

 自分だけの価値観ですべてを行い、周りを気にせず、気を遣わず昔で言う「唯我独尊」的行動が当たり前の若者。

  「日本野鳥の会」辺りでこの状況をコントロール・教育啓蒙できないモノだろうか?頼むよ!

 今日のカワセミはドジョウのようなクネクネした獲物を捕らえたシーンをご紹介。

顔なじみのオス君

漫画で言えば「キーン!」と吹き出しを入れたくなるダイブ!

クチバシにまとわりつくような獲物


クネクネしているので普通のハヤ系の青魚?ではないようだ。

自分で呑み込んだので。営巣中の相方へのプレゼントではないようだ。

2025年4月7日月曜日

久しぶりに桜満開の野川でカワセミの生態を観察。 I observed Kingfisher of full of cherry blossoms Nogawa river at Mitaka city.

  今年の冬はいつもの年より寒かったせいか、関東エリアの桜の開花情報はすべて外れ1週間ほど予報より遅れた。しかし開花宣言後寒気が入り雨もあって花を愛でる期間は少し長くなったようだ。

 開花五日目に都内の神田川へチェックに行った際、護岸のコンクリの堤防に沢山在る排水溝の一つにカワセミのつがいが出入りし、中から盛んに土砂をかき出しているのを発見!

 すでにほぼ満開に見える桜を観に来た大勢の人の中でこれに気が付いた人は一人も居なかった。この様子はまた次回以降の投稿とし、今回は地元三鷹での久しぶりのカワセミの様子をご紹介。

 基本的に筆者の野鳥撮影において枝留まりや営巣中など動かない場面は少ない。「野鳥と航空機は飛んでいる時こそ美しい!」の理念を持っているからであることはこのブログで幾度もご紹介した。

 格納庫に入っていたり、駐機場に停まっている航空機をいくら撮っても面白くないだろう?ブルーインパルスではないが、空中で色々な角度の姿を見せてくれる飛翔の様子が筆者は好きなのだ。

 子供の頃から動くものに眼が行ってしまう恐竜のような性格がそうさせているのだろうか?

 菜の花で一杯の野川流域は、今まさにカワセミが繁殖中のようだ。今日はその第一弾!


これはまだ営巣前の3月下旬サクラ開花前のメス

ダイブして


ヌマエビを採餌した。

また別のダイブではトンボのヤゴ



この時は何処かへ持って行ったので既に営巣中だったのか?

別のカットでもやはり獲物はヤゴだった。野川はギンヤンマ、オニヤンマが割に多いので、大型のヤゴも沢山いるようだ。 

2025年3月25日火曜日

何処でも観察しやすいヒヨドリに注目してみた。その2.Focus on brown-eared bulbuls, which can be easily observed anywhere only in Japan. Part2.

  昨日のヒヨドリには意外にアクセスを多く頂いて居るようだ。

 最近のFacebookの野鳥グループへの投稿を見ても、枝留まりのドアップで鳥類図鑑のような投稿ばかり。ニシオジロビタキが話題に成ればその画像の自慢投稿が続くし、ルリビタキやヤツガシラのドアップばかり。

 やはり、野鳥と航空機は飛んでいる時こそ美しい!のコンセプトの下、「何かをしている時の生態画像」を今後も追及してみたい。

 野鳥撮影も「どれだけ寄れたか?どれだけきれいに撮れたか?」など、写真の出来栄えレベル・カメラの機能優劣を競うのではなく、「何の瞬間を捉えているか?」を極めていきたいと思う今日この頃。

 尊敬する嶋田忠さんじゃないが「野生の瞬間!」を極める方向へ是非進みたい。

…という訳で、身近なヒヨドリ(漢字で書くと鵯)の採餌風景などの続きをご紹介。

ソメイヨシノより少し前に咲く桜の樹にもヒヨドリは必ず群がる。

一方で蜜を吸うのではなく咲く前の柔らかいコブシの花びらも食べてしまう。

こうやって立川の昭和記念公園でも・・。

数多くのヒヨドリが蕾を食い荒らす!

食われた残骸はこうなり、花開くとみっともない穴だらけになってしまう。

秋になるとイイギリの赤い実に群がる事もある。数日で食いつくす。

栴檀の実は最後の最後まで食べないが、年明けの1~2月に集中

絶好の撮影チャンスだがバーダーさん達はあまり撮らないようだ。


栴檀の実を咥えて飛ぶところを狙うのも筆者にとっては一つの楽しみ。

2025年3月24日月曜日

何処でも観察しやすいヒヨドリに注目してみた。Focus on brown-eared bulbuls, which can be easily observed anywhere only in Japan.

  ヒヨドリは日本ではどこにでもいる中型の野鳥だが、国外では朝鮮半島の一部と中国海南部にしか分布していないし数は非常に少ない。滅多に観られないらしい。

 だからヨーロッパや北南米から来日するバーダーさん達がこぞって注目し撮影したがるので驚かされることがある。

 ご存じのように、このヒヨドリは雑食でなんでも食べる。東京ではこれからの桜のお花見シーズン上野公園や千鳥ヶ淵などで、花の蜜を吸いに集まるヒヨドリにカメラを向ける方が多い事でも有名な野鳥だ。

上野公園で手前がヒヨドリ撮りの外人のバーダーさん、女性陣はスマホで花撮り!

 このヒヨドリ、ミツスイ(=蜜吸い)の種の野鳥にも似ている。西オーストラリア、マーガレットリバー付近で盛んに飛びまわっていたメジロキバネミツスイ(=New Holland Honeyeater)にも似ている。

2010年2月西オーストラリアのマーガレットリバーで撮影

 此のヒヨドリは花の蜜の他、コブシの花の開花前の蕾の花びらを食べたり、畑のキャベツなどを群れで襲い全滅させる食害を起こしたりする。このほか柑橘類や熟した柿を食べるなど大食漢のようだ。

2月の末、茨城県の畑のキャベツを全滅させたヒヨドリの群れ50羽程度。

 こうしたヒヨドリだが、昔から存在する花鳥画の様に、奇麗な花の蜜に群がる姿をまずまとめてみたのでご紹介。いずれもここ一週間での撮影。

早咲きの桜、武蔵野公園





一本の樹に10羽ほどが入り乱れていた

住宅街の寒緋桜にも

上野公園の椿の花にも

3mほどの距離でも逃げようとしない。