2019年12月11日水曜日

団塊世代は阿蘇山は冬こそ素晴らしいという確信を得た! The Babyboomer confident that winter season of Mt.Aso is the best !

 冬の阿蘇山なんて寒いだけで、どうしようもない状態だろう?やはり春や秋、最高は高原の風涼やかな夏が一番良いのでは?と一般的には思われている様だ。

 しかし阿蘇は「夏が来れば想い出す~♪」と歌われる尾瀬とはずいぶん違うようだ。

 ニュージーランドで火口だけが島になったような火山島が突然爆発し、多くの犠牲者が出たその日に、噴火を続ける阿蘇山の噴煙をまともに食らいながら宿へ到着。南阿蘇・高森の休暇村だ。
 野草園へ来る野鳥を期待したが、園内は完全にどこもかしこも枯葉の積る「廃園」状態。さっさと野鳥探査は止めてしまった。枯葉を踏んで歩く足音ですべてが逃げ去るような状態ではどうしようもなかろう?

 さっさと夜明けの北部外輪山へ向かう事にして、朝食も早々に珈琲だけは3杯分サーモスタットのポットに入れて7時半には出発。凍結しているだろう根子岳東側の峠を目指して進んだ。前日の早朝がー5℃だとの事で、多少気を引き締めたが、ほとんど問題なく北側の外輪山へ東登山道から上がれた。

 朝食を摂る直前、ほんの1分間だけ阿蘇山が上の方だけ朝陽が当たり真っ赤に燃え上がったように見えた。素晴らしい一瞬だった。
 で、その30分後支度を整えて、車に乗り込む直前に霜に覆われた植物越しに阿蘇山を撮影。真冬の阿蘇山の方がその他のシーズンより遥かにフォトジェニックであることを確信した。

 北部の外輪山から、火口原を見下ろすと薄いながらも霧に覆われて、幻想的な雰囲気が撮れた。大観望の付近では3羽のハヤブサに遭遇、30分以上撮影する機会があった。ノスリ、ケアシノスリ、チョウゲンボウなど猛禽類が豊富な阿蘇山!是非これからのシーズンをお勧めしたい。


-3℃で朝の植物は皆、霜に覆われる。

 ちょっとNational Geographic風に?


阿蘇山の霧は火口原で観るのと上から見るのでは随分違った。




冬季早朝、阿蘇外輪山に上るにはスタッドレスタイヤ必須。

圧倒される秒単位の光と空気の変化。飽きない。