2018年4月21日土曜日

ついにガビチョウが三鷹の住宅街の電線で囀る! Finally the Hwamei began to sing in the residential area of Tokyo.

 ガビチョウという野鳥をご覧になった事があるだろうか?やたら大きな綺麗な声で囀るヒヨドリくらいの明るい茶色の野鳥だ。英語表記はHwamei、日本語では画眉鳥、中国表記は「画眉」。しかし英語ではMelodious Laughingthrush(メロディアスな笑うツグミ)という別名もあるくらい目立つ野鳥なのだ。

 けさ早く、犬の散歩中に三鷹の住宅街でここ数日前から聴こえていたガビチョウの声が非常にクリヤ―に聴こえてきたので鳴き声の方へ行ってみた。

 前日までは公園の樹の中で囀っているのは確認していたが、いつも持ち歩くコンデジカメラでも木々の中のガビチョウは撮れなかった。

 しかし今日は何と住宅街の電線に留まって大きな声で色々な野鳥の鳴き真似をしながら囀っていた。最初はシジュウカラのツーピーツーピ―といういつもの声がしていたのだが、異様に鳴き声が大きかったので???状態だった。要はガビチョウが附近のシジュウカラの鳴き声を真似ていたのだ。サンコウチョウやウグイスの鳴き真似をすると聞いていたがシジュウカラの鳴き真似をするとは知らなかった。たぶん、近所で普段一緒にいるシジュウカラを覚えたのだろう。三鷹にはサンコウチョウは居ないからいる野鳥の声を聴いて真似るのだと思う。

 このガビチョウ、一番最初に聴いた(視た)のは静岡県富士山麓の田貫湖畔だった。その他、富士山麓、三鷹の野川自然観察園、南は南阿蘇の野草園などでも撮影している。東京立川の昭和記念公園にも低灌木の間を行き来する姿を撮影しているが、明るい陽の当たる所にはなかなか出てこない。
 基本的には藪の中を移動し、ウグイスに似た生態の様な気がする。しかしウグイスが虫や蜘蛛を餌にするのと異なって、此のガビチョウは地上に落ちている草木の種子を啄ばむ様だ。昭和記念公園では採餌のシーンが撮れている。
三鷹市の住宅街の電線で15分ほど頑張っていたガビチョウ。

眼を観ると、完全にエジプトのツタンカーメンあたりと親戚関係だろうと思う。

やたら筆者の方をのぞき込んで視ていた。

筆者初見の富士山麓田貫湖のガビチョウ

初めてのこの時は、その綺麗な鳴き声に1~2時間付き纏ってしまった。

熊本県南阿蘇野草園のガビチョウ

ガビチョウも飛ぶ際には鳴かない。

こちらは三鷹の野川自然観察園でのガビチョウ


地上の木の実をついばんでいる。

結構一生懸命採餌していた。

レンズを向け続けていると、ナーニ?とガビチョウが言って来た。