2024年11月21日木曜日

問題の野川自然観察センターのカラス捕獲小屋にオオタカの若鳥が! A young goshawk accidentally entered the crow-catching shed at the Nogawa Nature Center in question!

  最近再び野川流域を徘徊するようになった。

 長い望遠ズームレンズを下げた方が朝早くから回遊されているようで、成果を情報発信して頂ければ野川流域の自然の豊富さが皆に伝わるだろう。

 その野川の東八道路沿いにカラスの捕獲小屋が存在する。これは野川だけではなく2002年のあるブログレポート(=いきもの通信)によると、33個の捕獲小屋が30余りの都立公園に設置されている様だ。

タカ爺のワンダースクール通信より

https://ikimonotuusin.com/doc/119.htm いきもの通信(カラス捕獲小屋数)

たか爺のワンダースクール通信 https://blog.goo.ne.jp/wondertakajii/e/002241242dffc5bf09d0eef3ac851a19


 カラスを捕獲するのは「人間生活に悪影響を与える事実が存在する」意味では筆者は致し方ない事だと思う。カラス対策を自分たちでは何も努力せず、行政に「何とかしろ!」とクレームする住民エゴに対し、一方では「生き物なのだから殺さず何処か他へやれ!」と、これまた無責任で他力本願の動物愛護集団。

 2002年から20年以上も存在する野川のカラス捕獲檻、カラスが減ったか否かは分からないが、野川のハケの上に位置する国際基督教大学構内では夕方100羽ほどのカラスが毎日乱舞しているのを見かける。

 カラスの捕獲檻の附近では常時カラスが10羽ほど集っている。訳知りの方の話では仲間が捕獲小屋に入ってしまって、その仲間が附近に集ってしまうのだという。

 一時はカラスより気が強いワカケホンセイインコの群れが、この付近に集まりカラスを蹴散らしていたが、現在はそうなっていない。

で、先日11月14日工事していた野川公園自然観察センターの建て替え改装成ってオープンの日、そのカラス捕獲小屋にオオタカの若鳥が入り込んだ。以前にもあったようだ。

 問題は入り込んだ一報を受けて自然観察センター職員の対応だ、これがまことに遅い!

 かってはオオタカが営巣しているだけで、オリンピック会場を変更したほどの自然保護団体のシンボル的猛禽類なのだが、カラス捕獲小屋という超狭い金網の檻に入り込んだオオタカの若鳥、暴れて羽根を傷付け挙句に死に至ったら「自然観察センターの大きな責任」は免れまい?

 とりあえずは今日のブログでその様子をご紹介、その後の経緯などを調査、メディア・報道機関へ伝えようと思う。

カラスを追って入り込んでしまったオオタカの若鳥、野川周辺で繁殖。

檻で暴れるオオタカ若鳥

主翼を傷つけなければ良いが・・。

早く保護して出さねば・・と数名の野鳥撮影者が見守った。





カラス捕獲の檻でカラスとオオタカが並んでいる!滅多にないシーン。

係員が自転車で来たがコンデジで撮影して戻ってしまった。この後どのくらいでどうなったかは用事で現場を離れた為判らない。調査しようと思う。

2024年11月20日水曜日

団塊世代はKITTE・2Fの「写真家立木義浩X東京大学」展をお勧め! Boomers are recommended to visit the “Photographer Yoshihiro Tachiki X University of Tokyo” exhibition on the 2nd floor of KITTE!

  普段、筆者はミッドタウン東京に在るフジフィルムスクエアや恵比寿ガーデンプレイスのTOP MUSEUM(=東京都写真美術館)へ良く行くが、今日お勧めしたいのは東京駅丸の内南口横にあるKITTE=旧・東京中央郵便局のインターメディアテクで開催中の「写真家立木義浩X東京大学」展。

 あの日本の写真界をけん引してきた一人立木義弘さんが東大の博物・資料を撮影した写真展をやっている。今年の10月26日から来年1月19日まで、入場無料。

 特に野鳥が好きな方は必見!詳しい説明は省く、是非ご高覧を!











立木さんコーナー以外にもこの手の鳥類の見本が山ほどあるので参考になる。

パンフの裏表を繋げるとA4サイズになる。

2024年11月19日火曜日

三鷹の野川流域、冬鳥情報! Information on winter birds in the Nogawa River basin in Mitaka!

  今朝7時30分位にフィールドに出たが、冬鳥の到来はボチボチ。

 明治神宮御苑や新宿御苑の方が水鳥中心にはるかに多いような気がする。大都会で人間に囲まれている方が猛禽類対策で安心なのか?意外に都市型緑地帯の方が野鳥が多いと感ずることが多い。

 とりあえずは11月19日現在の確認画像でご紹介。

ハクセキレイ

ジョウビタキ ♀

キセキレイ

モズ♂

ツグミ

左上方シメ、中央キセキレイ 

ルリビタキ♀

2024年11月18日月曜日

初冬の野川公園、エナガ+シジュウカラ+コゲラの小群活発! Nogawa Park in early winter, full of small group of Long tailed bushtit + titmice + pygmy woodpeckers!

  今夜の気温は10℃以下になるというし、明後日の昼間の最高気温が寒気団南下で一桁になりかねないという首都圏東京。いよいよ冬鳥が目立つ頃だろう。

 昨日は空気も澄んで首都圏からの夕焼けもキレイだった。しかし千葉方面雲が多く米国などでビーバームーンと呼ばれる満月(実は16番目の月)も上がり際は殆ど雲の中だった。


関東平野が広く感じた夕焼けだった。

黄昏の都心も空気が澄んでいた。

 そんな中、武蔵野・野川流域には急激に冬鳥が増えてきている。先日オープンした問題だらけの野川公園観察センターの周りにもジョウビタキその他冬鳥が到着中。

 冬に限らぬが、弱い小鳥系が雑種で群れる現象も顕著になってきている。中でもエナガは数が多いようで盛んに飛び回っていた。これを追うのは非常に難しいが、ボケながら何とか追ってみた。






APSCの300㎜付近で追ってみた。似たようなオナガよりすばしっこいので撮り難いが、幾度かシャッターを切れば誰にでも撮れよう。なんせシャッターチャンスだけは多い野鳥だ。

2024年11月17日日曜日

団塊世代は子供の学力低下へのスマホの影響に驚愕した。 Boomers were much astonished at the impact of smartphones on their children's academic performance.

  昨日の「近未来におけるAIの反乱」投稿への反響は非常に多く頂いたようで、多くの方々も心の何処かで「不安・懐疑」をお持ちであることが判り、自分だけではないのだと少しホッとした。

 昨日の話は全体的な危機感に関してだったが、特にスマホ使用に関して年齢別に精査してみると特に若年層での悪影響が目立っている様だ。

 AI全体の話とスマホの使用に関する細かい話は次元もレベルも違うのだが、現実的に卑近な話として「スマホを使う子供たちの脳の低下が顕著で教育者・先生たちが慌てている」というテーマが今日のブログネタだ。特にヨーロッパではスマホ禁止など具体的な動きが急速に出ている。

 ボーッとしているのは日本だけなのかもしれない。TVメディアの広告スポンサーにスマホメーカーが占める割合が高いので、こういった情報を出さないのかもしれない。

 日本の子供たちの脳が低下して、学力成績で世界の上位からどんどん下がって初めて気が付くのではないだろうか?文科省!しっかりしなきゃ!

 昨日もご紹介した2021年のNHKクローズアップ現代の話「スマホによる脳過労」の中でも特に発達中の子供たちの脳への悪影響が「超現実的」に広がっているという話。

 https://www.nhk.or.jp/gendai/articles/4249/ 

=2021年放送のNHKクローズアップ現代より

 一方で昨年~今年ヨーロッパ中心に子供のスマホやタブレット使用を中止させる動きが急速に高まってきているとの情報が飛び交っている。具体的には信頼のおけるこのネット記事の解説が役に立つだろう。 https://shogakko.toho.ac.jp/archives/35160  私立桐朋小学校のHPから。

 各メディアの報道でもこれらは裏付けられている。東北大学の川島教授のこの7万人の追跡レポートは「今すぐ何かのアクションを必要としている」重大な論だと思う。

https://president.jp/articles/-/63636?page=1 



これらはいずれも似ているので、同じ情報ソースからの引用だろうと思われる。

 此処に面白いネット記事が載っていた。昨日も出した筆者が推奨するアンディッシュハンセンの「スマホ脳」を読まれた方の現場での話。


①記憶力が悪くなった

②集中力がない(何かしていないと落ち着かない?)

③塾を忘れる生徒の増加

④授業中に眠る生徒の増加

⑤宿題をやってくる子とやってこない子の差が歴然に

※スマホのなかった時代に育った筆者は、スマホ無しでも似たような状態だったが・・。

①記憶力だけは何故か昔も今も良い。
②集中力が無いのは生まれつき⇒多動性自閉症と言われた。
③塾へ行った事が無い。
④授業中に寝るのは高校~大学まで続いた。小中では全く無かった。
⑤宿題は一度たりと忘れたことが無い。

 これらはスマホに関してだけのデータの様だが、タブレットに関してもたぶん同じような結果が出ているのではないだろうか?

 筆者は近所の野川流域で野鳥の写真を撮っているが、たまに子供たちが集団で野川沿いに自然観察をしているのに出くわす。先生が引率なので屋外授業なのだろう。ほぼ全員が首からタブレット端末を下げている。昭和の昔で言えば画板だろうか?

 手垢で汚れたタブレット端末を太陽の光を反射させながら指で操作して、土手に生えている花や植物を検索して確認していた。

 これって、街中・道路のど真ん中で立ち止まって通行人の邪魔になりながら、目的のお店への道順を探したり今自分が居る場所の確認をしているスマホジャンキーたちと何ら変わらないと思った。

 今から5~6年前盛んに提唱され実践され始めた「タブレットなどIT機器使用の子供教育」は今、重大な岐路に差し掛かっているという事だ。




 この2例はあくまで過去のもので、現在は大きく変化しているものとは思われるが、数年前までは推奨され実践されたIT情報端末の普及による現実は、恐ろしいスピードで変化しつつあるという事を認識しなければいけないのではないだろうか?

 付け加えるなら、これらの現象は大人も全く同じだという事。忘れてはいけない。

2024年11月16日土曜日

団塊世代はAIが近未来に間違いなく暴走すると確信している。Boomers are convinced that AI will definitely run amok in the near future. 

  今朝の読売新聞を開いて筆者は思った。「AIはごく近い将来、人類の意に反して『暴走』するのは間違いない。生成AIが便利だとか、面白い!などと言っている人は真っ青になるだろう。」

 ChatGPTが出現したちょうど2年前、直感的・生理的にだが筆者は「恐怖」を感じた。我が友は「すげー!便利!」とのめり込んだが、筆者は瞬間「これで人類の脳は今をピークに退化する」と思ってしまった。

 NHKクローズアップ現代でもこの辺りは随分前から取り上げてきている。

 https://www.nhk.or.jp/gendai/articles/4249/

 この2021年頃のスマホ・ジャンキーに対する警鐘は3年後の今、2024年街中を歩いていてものすごく気になる。電車に乗っていても、駅の階段を下っていてもスマホを見ながらスマホに操られながら行動をしている地球人だらけなのだ。

電車に乗っていても・・・

交差点を歩いていても・・・

 いつから東京は、世界は、地球上はこうなってしまったのだろう?

何度もこのブログで紹介した8年前に発表されたこのVIDEOはまさに今現実となっている。

 実は筆者、1968年に封切と共に観た映画、アーサー・C・クラーク+スタンリー・キューブリックの「2001年宇宙の旅」を観た時、


 その後そのタイトルの2001年から10年後の2011年パリの映画美術館でスタンリー・キューブリック特集を観た時、二度ほど天からの啓示を受けた気がしている。
2011年に行った際、ちょうどキューブリック特集だった。

シネマテーク・フランセーズ - 映画博物館(Museum of the Cinema)

 最初はモノリスの存在が現実的にあるかもしれないという事と、二度目のパリではちょうど爆発的にスマホが広がった事への「ある種の恐怖」だった。


 NHKのスマホ脳への警鐘がまさにこの恐怖の現実化だった気もする。アンディッ・シュハンセンの「スマホ脳」を読んでその憂いは確信へと変わった。
何度も読み返してスマホの怖さを知った、必読書。

 それが、スマホに限らず生成系AIを含めて総称としてのAIへの人類とのトラブル発生にいま科学者やメディアの研究者たちが警鐘を鳴らし始めている。

 今朝の読売新聞の記事はこの点を報じている、必読だろう。


読売を定期購読していない人は是非駅売りででも購入して読むことをお勧めする。

 それが既に今から56年も前、1968年に封切られた「2001年宇宙の旅」で、高性能コンピュータ「HAL2000」と人間の「意志の違い・判断の違い」から生ずるトラブル・事故・悲劇でコンピュータと人間の間の大きな問題に警鐘を鳴らしていたという現実に驚嘆しているのだ。彼らは預言者か?ノストラダムスとはちがって、エビデンスのある予言だから怖い。

 勿論筆者も当時はまだ20歳で、パソコンもスマホも世の中に無いからその問題に関しては考えもせず、コンピュータと人間の関係も想像すらできない頃だが、2011年や今は違う。

 2011年当時、筆者まだ情報端末はその機能が80%以上通話主体のガラケーだったし、パソコンでDTPを出来るようなスキルは持ち合わせていない。デジカメで撮った画像をPCで画像処理はしても、ブログはまだ始めていないからコンピュータと人間の関係が今ほど複雑になるとは思っていない。

 しかし2年前の11月、ChatGPT登場以降、AIの急速な広がりは既に人間のPCコントロールが出来かねる段階に入っているような気がする。とっくに人間がスマホに毒されているように・・・。