筆者は神田の古本街へ最低でも月に二度は足を運んでいる。何の目的もない時もあれば、神保町の喫茶さぼうるの鈴木マスターが元気になったかどうか確認に行く。
で、行くと必ず古い観光案内や絵葉書、あるいは鉄道関係の古い資料・地図を扱っている店へ行く。1960年代の列車の時刻表をいくつか購入したり、Beatlesが人気になった1960年頃のリバプールの街の地図を見つけたのもここだ。
あるいは昨年の豪雨災害で大変な人吉市の球磨川下りの大正時代の案内パンフレットなどを見つけては購入し、人吉の方へプレゼントしている。
そんなタイムカプセルの様な自分の資料段ボールの中から、8年ほど前に購入した阿蘇の阿蘇神社の古い絵ハガキセットが出てきた。いつ頃のものか判らないが1940年昭和15年頃のものではないだろうか？
阿蘇神社は熊本地震で二層階式の楼門含め拝殿など多くの重文建築が崩壊してしまった。現在急ピッチで復元改装中だが完成したら是非行こうと思う。
震災当時の阿蘇神社 下部サイトより。
https://camp-fire.jp/projects/view/200152
観光名所だけに、過去の絵ハガキなどはいくらでもあるだろうが、東京で偶然それを地震前に手に入れて購入していた自分に驚くばかりだ。
ドローンもない頃なのにどうやって撮ったのだろう？建物などが現在とは多少異なっている。多分航空機が発達してからの撮影だろうから昭和の戦前・戦中あたりのものだろう。
独特の屋根を持つ拝殿もお辞儀をするように崩れてしまった。
A4サイズを三つ折りにしたカバーに入っている。
