2026年5月16日土曜日

オオタカのオスからメスへの餌渡しの様子、その2。Following on from yesterday's post, the second blog post describes what happens after a male Northern Goshawk feeds a female.

  今日のブログは昨日のオオタカ・オスからメスへの餌渡しの画像シリーズの後半。

 いろいろカットを精査すると、まずオスが持ってきた獲物がすでに相当のダメージを表していることから、捕獲した直後オスが自分で少し獲物を食したことが推察された。

 画面でもオスのくちばし周りに獲物の血が付いているのがお分かりいただけるのではないだろうか?

 メスに餌を渡した直後、オスは横にどいたがすぐには飛び立たず、しばらく1分ほど自分で獲物を食べていたようだ。

 それからおもむろに水浴び場の方向へ飛んで行った。一方でメスは遠回りをして巣に戻り解体作業を始めた。羽むしりはある程度オスがやっていたので作業はわりに簡単だったのではないだろうか?

 画像ごとのキャプションでその経過をご覧いただきたい。

昨日のブログでオスがメスへ餌渡しをした所から・・・

1分ほどしてオスがいつもの水浴場へ向かい

メスはひとしきり鳴いた後、大きな獲物を持って巣から90度外れた方向へ飛び立った

これは巣の在る場所をうるさいカラスほかに知られないようにとの本能だろう

 しばらくして、オスの水浴場へ行ってみたら、案の定暗闇の中水につかったオスを発見!
去年も同じ場所で散々撮影させてもらったのでレンズ越しに見慣れた筆者が分かったか?心なしかくちばしの付け根や顎の下に赤い血のような部分がまだ見えたので水浴びはまだだ。

睨みつけるような顔で幾度も水浴び、血糊は取れたようで・・・。

傍の石に乗っかって

飛び立っていった。毎日お約束の生態。

2026年5月14日木曜日

オオタカのオスからメスへの餌渡しを間近で撮影できた!もう最高! I was able to film a male Northern Goshawk feeding a female up close! It was amazing!

  今朝アップしたこのブログで昨日のオオタカの動きを筆者はこう書いた・・。

昨年、散々オオタカファミリーの観察・撮影に通った東京西部の緑地。営巣・繁殖の合間に見せる数々の生態、姿を撮影した3万カットに及ぶ画像に加え、撮れていない生態を収録するため今年もすでに5回通った。その『頭に描いている生態』さえ撮れれば繁殖の「起承転結」が揃うのでオオタカ繁殖に関する写真集を自費出版しようと思っている。」

 この頭に描いている生態』というのは、営巣中巣を守るメス親にオス親が餌を獲ってきて渡す瞬間のことだった。直接巣には持ち込まず巣に近い場所で渡すことがほとんど。

 ハヤブサやチョウゲンボウのような小型の猛禽類は空中でアクロバチックな動きで餌渡しを行う瞬間の映像や画像をよく見るが、オオタカはどうやって餌渡しをするのかよく知らなかった。

 昨年も同じカップル(~たぶん)の営巣を観察してたった1回ヒマラヤスギの梢に近い場所での餌渡しと思われる瞬間を遠くからとらえた画像2カットがあるだけだった。

 今年は5月に入って営巣緑地へ5回ほど通ったが、一度良い餌渡しの時があったのに既所(スンデ)のところで現場に間に合わず、オス・メスが分かれてしまって一緒のところは撮れず仕舞いだった。

 そこで今日は毎日の餌渡し(必ず1回行う)のパターンを思い出しながら分析し、バーダーさんたちが毎日集う広い場所(=たぶん幾度かこの付近で餌渡しがあったのだろう、柳の下の何とかを狙うバーダーさん達のたまり場になっている場所なのだ)から少し外れた巣の周り、林間でオスの鳴き声を注視していた。

 人吉のヤマセミの生態を10年間観察した結果、ヤマセミの場合は巣穴へ餌を運ぶが営巣前「求愛給餌」と言われるオープンな場所でのオスからメスへの餌渡しを思い出しながらオオタカの場合の餌渡しをイメージしつつ機会を待った。

 ヤマセミの場合餌を待つメスは鳴かずにひたすらオスの鳴き声を待つ、そうしてオスが獲物を獲った場合大声で鳴いてメスを待つ。

 ところがオオタカの場合は腹をすかしたメスが昼近くにまず大声で鳴いて餌をねだる。そうすると5分~30分してオスが巣の近く(100m以内)まで餌を持ってきて激しく鳴くのだ。

 で、そこへメスが飛んできて餌を受け取る。

 しかし、今日は午前10:30頃メスが餌を欲しがる前にいきなり筆者の目の前を餌を抱えたオスが静かに通り過ぎ、巣の近くの木の枝に舞い降りてキャッキャッキャッ♪と始めた。全然パターンが違った。

餌渡しの直前09:40の巣の中の雌の画像、ヒナが孵っている可能性がある。

 多分巣の中でヒナが数羽孵ったのではないかと推察する。急に給餌頻度が高まるのでその行動変化・生態変化が判るのだ。

‥というわけで、餌を持ってきたオスが針葉樹ではない大きな木の横枝に留まった所から。

最初は大きな獲物を安定させるため羽ばたいてずらしながらバランスをとった

落ち着いたところでキャアキャアキャア♪力強く大声で鳴き始めた09:51の撮影

巣の在る所は分かっているのに、巣の方は絶対に見ないで鳴くオス

40秒ほど経って巣から20mほど離れた方向で鳴いていたメスがやってきた

オスがしっかりと持った獲物メスも掴んだ受け渡しの瞬間!

オスが右方向へ体を離し餌の受け渡し完了!劇的な瞬間だった。

初めて撮れたオオタカの餌渡しの瞬間!多分人生で最高の野鳥生態画像の一枚になったと思う。今日はここまで、続きはまた明日。

東京郊外の緑地で営巣中のオオタカは元気!元気! Northern goshawk is flying today ,too around energetically while nesting in a green wood on the outskirts of Tokyo!

  昨年、散々オオタカファミリーの観察・撮影に通った東京西部の緑地。営巣・繁殖の合間に見せる数々の生態、姿を撮影した3万カットに及ぶ画像に加え、撮れていない生態を収録するため今年もすでに5回通った。

 頭に描いている生態さえ撮れれば繁殖の「起承転結」が揃うので写真集を自費出版しようと思っている。

 いわゆるコンテストに出すようなきれいな野鳥図鑑のような画像ではなく、ブレていてもいいから「ほう?こんなこともするんだ!」的な猛禽類ファミリーの生態写真集が出来ないかと目論んでいる。

 いわば人吉市の山翡翠(ヤマセミ)のオオタカバージョンということだ。

 昨日5月13日多摩地区は夕方から雷雨に見舞われるということで、気にしながらの撮影行だった。

 そんな中でのオスからの餌待ちの雌の動きを収めることができたのでご紹介。

針葉樹に留まることが多いオオタカだが、珍しく桜の樹に留まってオスを呼んだ。

即カラスが7~8羽ほどか周りを囲んだが、目線はこちらのレンズを見据えたまま。

しばらく睨んだ後、こちらに向かって飛び出した。

多分レンズを通して撮影者の目玉が見えるのだろう、猛禽類の視力は凄いのだ

少しずれながらも

撮影者の頭上を越えていった。これを連写で続けて撮れるのはズームレンズのおかげ

約1時間後、オスから餌をもらい受けて巣に戻るオオタカの雌、距離7~80mほど

この時期ガビチョウがやたらうるさいが、良い声であることは間違いない。

2026年5月13日水曜日

東京郊外の緑地で営巣中のオオタカは順調なようだ。 The goshawk nesting in a green space on the outskirts of Tokyo appears to be doing well.

  昨年も巣立ちまで観察した東京西部の緑地帯で今年も営巣中のオオタカ・ファミリーは順調な繁殖が進んでいるようだ。自宅からは歩いて行ける距離なので、頻繁に通える。カメラ機材を背負っての往復は団塊世代にとっていい運動になっていると思う。

 近所には幹線道路が走り、新緑のシーズンで人出も多いのに、ずいぶん前からそういった環境に慣れているのだろう順調に卵を温めているようだ。現段階ではまだ孵化したかどうかが分からないが、今後も順調にいくように祈りたい。

ヒマラヤ杉の上で鳴いてオスに餌を求めるメス、盛んにカラスにモビングされて・・・。

10分ほどしてオスの鳴き声、あっという間にメスも鳴き返し全速でそこへ向かう

餌渡しの場所へ急ぐメス、お腹が相当膨らんでいるが産卵はまだなのだろうか?

餌を受け取ったメス

何かのヒナと思われる獲物を掴んで巣へ向かうメス

薄曇りの日が一番オオタカらしく撮れるようだ。

夕方には雷雨も予想された今日、降られずに済んでよかった。

2026年5月10日日曜日

団塊世代の撮影トレーニング、飛んでるセッカを追い写す難しさよ! Baby boomer photographing: the difficulty of tracking and photographing a flying Zitting Cisticola !

  初夏のフィールド野鳥:セッカ、今日が最終の3弾目!

 小鳥であってもその声を聴いて居場所を定め、目視で追って撮影するというのは野鳥撮影の基本だが、セッカのように枝留まりと空中飛翔を繰り返す種の撮影は結構難しい。

 太陽の光がきつい草原や畑、広い河原の緑地で逆光であったりすればさらに難易度が増す。しかし声を聴いて3~40分ほど飛翔を観察していると広いフィールドであっても羽休めで留まる場所は大体3~4か所に限られることに気づくだろう。

 それさえ見つけられればあとは簡単。三脚設定ならその止まり木にフォーカスしておいて3~4回に一度の確率25%で留まるチャンスに集中すればいいのだ。

 前回2回の画像でノイバラのピンクが背景にあるショットはあらかじめその止まり木がピンクの花群の前に来るように設定して待ち受け手持ちで撮影したもの。

 今日の画像は、その500㎜ズームレンズ手持ちで飛び交うセッカを追い写したもの。筋肉痛は間違いないが、ボーッとしていては撮れない瞬間を撮れた気はする。







動くものに眼が行ってしまうのは筆者の昔からの癖。恐竜たちのDNAが少し濃く残ったのだろうか?それは野鳥も同じ。年取って反射神経の保持に野鳥撮影が最高のリハビリであることは実践してこそ良く解る。セッカの項はここまで。

2026年5月8日金曜日

団塊世代はセッカの第2弾をレポート!  The baby boomer reports on the second installment of Zitting Cisticola!

  この時期、草原や大きな川の河原をヒッヒッヒッヒッ♪~ジュンジュンジュン♪と飛び回るセッカを昨日ご紹介したが、飛び回っていない日に何をしているかを今日はご紹介。

 小雨降る日のセッカはあまり飛ばない。採餌に夢中であることが多い。

 畑や草原の人造物にわりに長く留まっていたりその周辺で動き回ることが多いようだ。


少しぐらい近寄っても動作は変わらず右見て左見ての繰り返しだった。





都会や近郊ではまずお目にかかれない春の盛りから初夏の野鳥。

2026年5月7日木曜日

団塊世代はオオヨシキリの後セッカの確認に再びフィールドへ。 The baby boomers returned to the field to check on the Great Reed Warbler and then the Zitting Cisticola.

  強風の中でもはっきりと聞こえるオオヨシキリの大声と異なって、セッカの鳴き声は上空で飛びながらであるのが風邪でかき消されてしまいがち。

 同時に、飛び方パターンの前半と後半でまるで鳴き声が違うのと、前半・後半で飛び方パターンが極端に違うのだ。

 前半は風に向かって「ヒッヒッヒッ♪」と鳴きながらホバリングして徐々に行動を上げていくのと異なり、後半は「ジュンジュン~ジュンジュン~ジュンジュン♪」とものすごいスピードで左右に鳴きながらジグザグに飛ぶのだ。

 NHKの動画チームでも追いにくいのではないだろうか?

 もう一つ、このセッカの面白いのが、自分の縄張りフィールドにいくつか好みの留まり木の場所を持つこと。枯れ枝で三つ又になっているものが非常に好みと視た。

 ノイバラのフィールドで撮影したいくつかをご紹介。まずはどのような場所に留まるかを観察しないと、シャッターも押せないし、声だけ耳に残って帰る羽目になる。

 東京の多摩川あたりでも中州に多いので、腰までの雑草をかき分けて河原付近を目指すことになろうか、気を付けていただきたい。雨上がりには足元にマムシがいることが多い。








ノイバラの花畑でも花や葉にはまず止まらず、このように枯れ枝に足を広げて留まる。