2025年1月31日金曜日

八代駅前・珈琲店ミックでの写真展「八代市の野鳥」在廊日記二日目。Second day of my photo exhibition "Wild Birds of Yatsushiro City" at Coffee Shop Mick in front of Yatsushiro Station.

  二日目に入り、店内湿度の関係で展示ボードが異様に反ってしまう事態になったが、ボードに水を霧吹く事で解消。キャプションは写真用紙なので反りが激しく、明日朝予備のスペアを裏打ちして使用することに。

 女性の来訪者が非常に熱心に1枚1枚ご覧になっている。男性の場合は気に入ったものをじーっとご覧になる傾向が強い様だ。有名人気画家の展覧会などで入り口から順番に全部観ていくタイプには女性客が多いという雑誌データもあながち嘘では無い様だ。

 







幾人かに質問をされたが、これらの野鳥が全部八代市で撮られたことを知らない方が多く、逆にびっくりしてしまった。

2025年1月30日木曜日

いよいよ始まった八代駅前・珈琲店ミックでの写真展「八代市の野鳥」在廊日記初日。

  1月30日(木)いよいよ始まった珈琲店ミックさんでの筆者写真個展「八代市の野鳥」。

 毎朝のペロ(愛犬黒柴)散歩の代わりに野鳥撮影、朝空撮影を狙って球磨川沿いに散歩。三鷹より40分日の出が遅いので体内時計(=毎朝6時30分±5分に目が覚めてしまう)が日の出より早すぎてちょっと拍子抜け。

 しかも東側は九州山地で500mくらいの低山が山脈を形成しているので、更に日の出が遅くなる。

 今朝の八代市内は昨日と打って変わって快晴!気温がマイナス0.5℃なので三鷹と変わらない。球磨川越しの日の出情景と朝日を浴びた不知火海越しの雲仙普賢岳などを撮影、オープン前に1時間の徘徊。

 そうして、9時ちょうどに勝手知ったるお店裏口から・・。

 なんとまあ、笠井麻衣さんのレイアウト吊り下げ、ランダム吊り下げ見事に決まった。後で取材に来たTV局の方が感動されて「撮り易い!の一言」だった。自分の店を知り尽くしたセンス。勉強になりました。

 ミックマスターは毎日恒例の長いすストレッチの真っ最中!珍しいものを拝見できた。


で、席にも着かないのに最初のお客様がなんとテレビ局の方!取材だとの事。



最近の撮影機材は軽くて安い!1990年頃NHKBSの取材でマウイ島のウインドサーフィン大会を収録に来たカメラマン。機材は1000万円を超えると言っていた。それが、今やズームのレベルが違うとはいえプロ用で当時の1/10だという。
 ついでにと、30秒ほどのインタビューを受け収録された。しかし人をインタビューすることは何度も経験あるが自分がされるのは1998年の長野オリンピック以来27年振り。

 長野オリンピック大会開始前、スノーボード会場でロイターの取材を受けカタコトの英語で2分間質問インタビューを受けた。NAOCからの依頼でスノボの競技役員・広報担当を拝命していたためのモノ。氷点下2度の会場で大汗をかいたのを想い出した。

 昼前、芦北の田ノ浦から濱崎ご夫妻登場。

 濱崎さんは野鳥撮影仲間で、2014年5月水無川峡谷部のヤマセミ観察ブラインド(橋本勝次さんと制作)へ招待され沢山撮影出来た恩人の一人。今回の作品の中にその観察ブラインドから撮らせて頂いたものが5カット含まれています。
お約束の記念撮影!

ミックさんの常連客、元球磨川漁協長の平山さん、鮎の事などの先生。

八代野鳥愛好会の栂野さん(一回り上の大先輩)とお友達。

 八代開催後、人吉で写真展を開催して頂くスイート五部屋のみの老舗旅館たから湯と超人気レストランKura倉Cafeのオーナーご夫妻も駆けつけてくださいました。
 
 明日二日目の八代市内は朝-2℃。ひえ~~っ!


2025年1月29日水曜日

いよいよ明日から「八代の野鳥」写真展、八代駅前珈琲店ミックで開催!

  いよいよ明日から2週間、八代駅前にある老舗珈琲店ミックさんで筆者が撮影した八代市内の野鳥の写真展開催されます。

 今日は設営の一日。音楽で言えば「ミックサウンド♪」を作り出している笠井麻衣さん(ミックマスターの娘さん)が演出する写真展。撮影者はただただその飾りつけのセンスの良さに驚き呆れながら一日中(実は時々、ほんの一瞬)準備の手伝い。

 朝早くには、八代野鳥愛好会の高野博士(クロツラヘラサギの世界的研究者)や栂野さん他女性陣ががわざわざ手伝にはせ参じ、感謝感謝の準備スタート。

 期間も2週間とたっぷりなので、お時間のある時にお出で頂ければ、筆者大変嬉しい。

今日の八代附近は時折雪の超寒い一日、不知火海越しの雲仙普賢岳も雪化粧

展示物を生かす演出にかけては完全プロ!笠井麻衣さんの腕は凄いの一言!

壁面左から山の鳥を並べ、右に行くにしたがって海・干潟の野鳥

一番右のゾーンに猛禽類を!

珈琲店ミックの守り神、ヤマセミのはく製も友情出演!

入り口で図録写真集も限定でごく少数販売、販売価格1,500円から制作原価を引いた分をミックさんを通じて球磨川自然保護運動と八代野鳥愛好会を通じて八代市の野鳥保護活動に寄付。更に八代市内の全小中高校と図書館に八代野鳥愛好会から教育委員会を通じて贈呈。


まだまだ微調整中

こちらもまだ微調整中。

 天候不順の季節だけれど、八代市にはこんな野鳥も居るのだと・・是非ご来場を!

2025年1月26日日曜日

30日(木)から八代市の珈琲店ミックで「八代市の野鳥」展開催します。The "Wild Birds of Yatsushiro" exhibition will be held at the Coffee Shop Mick in Yatsushiro City from Thursday the 30th.

 昨年の12月まで11年に渡り毎日更新を続けたYAMASEMI WEB BLOGのきっかけを作ってくれた熊本県は八代市に在る在来線八代駅前の老舗珈琲店ミックさん。12年ほど前、熊日新聞に連載された有名店・有名人の出水晃さんの記事の一つがコレ、開店時の話。

 いろいろなご縁が積もり積もって、今週30日(木)から写真展「八代市の野鳥」を開催する運びになった。明後日羽田からいつものようにANAで移動するが、ここ10日間ばかりはパソコンとプリンター、ノコギリと両面テープを使っての図画工作の時間だった。

 小学校の時から、図画工作は決して嫌いではなく、体育と並んで最も好きな学科の一つだった。小学校は通算4か所も通う忙しい小学生時代だったがいずれの学校でも図画のコンクールに作品を出すように言われ、必ず何らかの賞をいただいている。

 たった半年6か月しか居なかった八代市の太田郷小学校でも、学校代表だったかクラス代表で工作物を作らされコンテストで入選している。何を作ったか?今考えるととてつもなく恐ろしくなるが、樹木の皮を貼った野鳥の巣箱だった記憶がある・・。

 父親が十條製紙(現日本製紙)で樹木の皮や木材は山ほど手に入ったからだった。

 小学校を4か所も通ったのは決して悪さして退学になった訳では無く、父親の仕事の転勤に伴う引っ越し転校なので…念のため。

 その最後に卒業したのが八代市の太田郷小学校という訳だ。

 で、その太田郷小学校の5年先輩(隣の八代二中でも)で今回写真展、それも恐れ多い個展というものを開催させて下さる珈琲店ミックの名物マスターが出水晃さん。
 
 なおかつ京都大学理学部を出た亡き我が父と京都大学文学部卒の出水さんは同窓生という事になる。もっとさかのぼれば、我が母方の祖父吉植精一も京都大学医学部卒で奇妙なご縁なのだ。なおかつその祖父は熊本の旧制第五高等学校を出ているから不思議過ぎるご縁と言っても良い。

 しかしこういった後で判ったご縁・・より、2002年頃から九州新幹線開通へ向けて八代市が活性化を目論む中、広告代理店の仕事として八代市商政観光課から各種依頼を受け懐かしい八代市に通う様になってからの珈琲店ミックさんとの繋がりが今回の写真展開催へ繋がっているものと思う。

で、その写真展のお知らせ、このブログを御覧の方で八代駅前の珈琲店ミックさんの美味しい珈琲を飲みに来られる方、お時間の合う方、ぜひお出で頂きたく思う次第。

 筆者も初日30日から2月の4日(火)昼までは在廊、再び戻るのがミックさんの定休日水曜翌日の6日(木)の昼過ぎ。それ以外は基本的に在廊(会場に居ます)予定。

プレスリリースも結構発送した。現在4か所から電話を頂いている。

野鳥の写真ボードは全25枚、写真展数は34点になる予定。野鳥写真以外にも以下のような球磨川に関する画像ボードを用意してみた。

店頭に置くごあいさつボード

球磨川の河口干潟の美しさをご紹介

球磨川流域に如何に野鳥が多いかのご説明

八代市と球磨川を見下ろす赤い古麓神社でアカショウビンに遭遇した話

2025年1月19日日曜日

厳冬期、新宿御苑の野鳥レポート。 Bird report from Shinjuku Gyoen in the harsh winter. 

  久さしぶりに新宿御苑へ。

 千駄ヶ谷門から入り、池を廻り日本庭園を抜けて新宿門から出ただけのワンウェーだったが、それなりに野鳥に出遭えた。

 海外からのインバウンド客の方が多い感じの園内だった。かってルリビタキやトモエガモが飛来していた頃とは様子が違い、バーダーさん達の姿は少ないようだった。

 バーダーさん達の野鳥情報ネットは恐ろしいほど速く、皆さん徒党を組んで輪になって動かれるので、めぼしい被写体は「勘」で判る事が多くなってきた最近。

 全く何の情報も無く、「らしい所」をそーっと進むと、色々な野鳥に出遭えるという経験値だけで今回は御苑を廻ってみた。

 結果は藪鳥系が多く、オシドリも4羽ほど居るのが確認できただけで、いつもの年よりはまだ少ないようだった。

日当たりの良い中の池にはシジュウカラが10羽ほど集っていた。

日本庭園の藪から出たり入ったりのシロハラ採餌

同じく日本庭園でアオジのオス二羽

こちらはメス

上の池でアオサギ

上の池奥にオシドリ4羽

母と子の森付近でウグイス系、ウグイスにしては薮から出ている。

独特のチャッチャッ♪という地鳴き声もしない。

ウグイスの割にはチョロチョロ出入りしていた。

大きな木の左にウグイス、右にメジロ

池を通り抜けたカワセミ、瞬間反射的にシャッターを!

池の藪の奥ではヒヨドリが水飲み中

融けずに残った日陰の奥の氷の上をキセキレイ

 朝早ければ、もっといろいろ出遭えたろうが、今は八代での写真展準備で忙しく野川ですら出歩けない。用事で都心へ出た際に緑地を廻ろう。今日はこれまで。

2025年1月13日月曜日

団塊世代は郵便料金値上げで年賀状の文化が終わったと感じた。 Boomers felt that the postage rate increase ended the culture of New Year's greeting cards.

  昨年10月JP郵便料金が値上げされた。ハガキが1通85円になった。

 約1か月前、昨年12月17日付のこのブログで、筆者は郵便料金値上げに抵抗してお年玉付き年賀はがきなど買わずに、中学生時代から大切に貯め込んで来た記念切手を断捨離ヨロシク使って出すのだ!と宣言、多くのアクセスを頂いた。

 その一部を振り返ってみると、世の中の物価高と比較して郵便料金の値上げ率がラーメン価格ほど極端だという事だった。




この投稿には自分で調べた物価変化も書いた。

 『これを身近な物価で1964年と2024年の60年間の推移で比較してみよう。

① ラーメン     60円⇒1,000円 ≒17倍
② 週刊誌      60円⇒510円  ≒8.5倍 ※週刊文春
③ JR(1~3㎞)    10円⇒150円  ≒15倍  ※東京ー秋葉原(3㎞以内)
④ NHK料金    300円⇒2,220円 ≒7倍
⑤ 郵便料金はがき  5円⇒85円   ≒17倍』

 そうして、この流れは特に年賀状を沢山出し、沢山届くという事を正月の一つの悦びとしている昭和生まれの高齢者たちにとって相当な痛手だから大きな変化が生ずるのでは?とも書いた。日本の正月の一つの文化が消滅するのでは?とも書いた。

 元旦に国旗日の丸を掲揚=出すというのは当の昔に終わってしまった。

ドアにフリースだけかけて門松すら立てない家が半数以上になった。※そもそも門松を立てる門が最近の住宅(一戸建て)に無いのもあるが・・。

 おせちを自前で作る人も激減した。

 築地場外やデパ地下で日本古来のおせち具材を集めれば五千円でもお釣りがくるというのに、本来あり得ないローストビーフや伊勢海老など豪華な食材をこれ見よがしに並べ、何万円もする2~3段の冷凍おせち重が新聞の全面広告に載っているものを買い込むようになった。メインメディアもある意味で日本の正月を壊しているのだ。

 羽子板、凧揚げ、独楽回しなどは昭和の後半で既に観られない様になっていたし、インターナショナルだの多様化だの文化・伝統の固有性を無視して「何でもありが当たり前」と主張する大手メディアの主張に乗って「日本の正月文化」は廃れる一方になってしまった。

 それに追い打ちをかけたのが昨年末の郵便料金値上げだ!

 筆者は思う、若い世代はFace Book Twitter(現X)やLINEで「アケオメコトヨロ 」でも良いだろう。しかし昭和生まれの高齢者は親族やごく親しい方とは生存確認を兼ねて「年賀はがき」のやり取りだけは続けたいのではないだろうか?

 九州は八代市の駅前、老舗珈琲店ミックの名物マスター出水晃さんは言う、「800枚に及ぶ年賀状を作って出すのがしんどくなった」と。800枚といえばはがき代は値上げしたので68,000円になる勘定だ。いくら客商売とはいえこれは大変。電話が来た際「マスター!もうやめ!」と思わず言ってしまった。

 12月の投稿でも書いたが、普段のはがき料金は需要が減ったので85円でも良い、しかし年賀状はがきだけは40円くらいにできないか?皆さん値段が半分になれば得をした気分になり二倍・三倍の枚数を出すのでは無いだろうか?

 高齢者は特に生存確認の意味も込めた年賀状だもの・・・。

 そうして、年が明けて届いた年賀状を見て「さもありなん!」と感じたのが、「今年限りで年賀状仕舞いさせて頂きます」の文面のなんと多い事!届いた92通のうち30通弱にこの通達が在った。だから年賀状も終わったな?・・・と思う次第※実は自分でも同数くらいの方には年賀状仕舞いを送ったが・・。

仕事関係以外、個人の年賀状で92通

そのうち30通弱が「年賀状仕舞いのご挨拶」

 JPが郵便料金値上げで日本の正月文化を破壊している事は間違いない。来年の郵便屋(配達)さんは暇だろうな・・。