今日までだというので銀座のキャノン・ギャラリーでパリ・オリンピック写真展を観てきた。
筆者は仕事もあって、野鳥の撮影をする前はいろいろな博展関係以外にスポーツの記録写真も撮っていた。勿論大会・イベントのスポンサーさんへの記録データとしての画像や、スポンサー契約しているアスリートの活躍している場面の写真が多かった。
ウインドサーフィンで言えばハワイのマウイ島で活躍していたプロ、マイク・ウォルツ、マット・シュワイツァー、ロビー・ナッシュなど世界のトップたち。
スノーボード系ではワールドカップ含めて世界中で大会の模様など。その他ボートショウなどのPRタイアップ記事で雑誌ポパイなどでは南半球オーストラリア、ニュージーランドなどで18Footersなど日本では観られないスピードセイリングのヨットを危ない思いを散々して撮った。
高速ヨットのマストブレイクで、大きなカーボンマストが目の前3mくらいにズドーンと落ちてきた事すらある。
一度などダブルベイという所でスタート時間ギリギリに、短パンとポロシャツでカメラを抱えてビーチに在ったウインドサーファー艇を借りてそのまま飛び乗り、他のヨットを餅焼網のような両サイドを、上下させながら停泊中のヨット群をクリヤーしつつスタートラインへ向かう18Footersの姿を撮ったこともある。今考えると良くミスって海へ落ちなかったと思う、必死だったのだろう。ウインドを貸してくれた若者がびっくりしていた。
何を言いたいかというと、スポーツはその種目を自分でやるか、よほど詳しくなければ良い絵は撮れないと思うのだ。果たしてパリ・オリンピックの写真を撮影した方々がどれだけその種目に通じているかを観たかったのだ。
結果は残念、消化不良。金メダリストが喜んでいる場面ばかり取り上げて、新聞の一面を飾るようなカットばかりだった。オリンピックの写真展ってこんなんで良いのだろうか?
天下のCanonの銀座のギャラリーだよね?もう少しCanonの愛用者が喜ぶような内容であってほしかった、交通費払って観に来る人ってほぼ全員自分で写真撮るんだから・・・。
もう少しスポーツの瞬間のカッコよさ、美しさの写真が在るかと思ったのだが‥残念!