2022年8月31日水曜日

セミが野鳥の餌になっているこれだけの証拠。 These photos are some proofs of that cicadas are food for wild birds.

  昨日8月30日の朝は気温が20℃でセミの声は全く聞こえなかったが、昼を過ぎてミンミンゼミ、アブラゼミ、ツクツクホウシ、夕方になってヒグラシが聴こえてきた。

 今年はいつもの夏よりはるかにセミが鳴く期間が長いのだが、そろそろ道路の端にセミの死骸が仰向けになっているのを見かけるようになるだろう。

 しかし、あれだけうるさく、のべつ幕なしで鳴いていたセミの数は尋常な数ではないはず。ではそのセミは全て夏の終わりと共に林や森の中で死骸が転がって、アリなどの昆虫の餌になったりバクテリアが分解して消えていくのだろうか?

 それにしては週2~3度は巡回する野川周辺のいくつかの森林公園を回ってもセミの死骸はあまり見当たらない。アフリカの像のようにどこか秘密の場所に集結して死んでいるとも思えない。

 実は理科の教科書で昔習ったのはその通りアリや昆虫・バクテリアによって処理されるのだが、最近それだけではないという事を幾つかの画像が示してくれたのでご紹介。

 結構色々な野鳥がセミを獲物として捕獲して食べているのだ。今日は12年間にわたる野鳥撮影の中で撮影したセミ捕獲、食事の画像をお届けしてみたい。

 こんなレポートは今までに無いと思うが野鳥の生態撮影という特殊なジャンルの写真撮影をしていればこその結果だと思う。

ブッポウソウ、大きな口を開けてセミをゲットする。

子育ての時期7月はセミを捕る頻度が高い。

三鷹の住宅街でオナガが良くセミを咥えて飛んでいる。

住宅街のセミはモルタルでもコンクリでも留まって鳴くので捕り易いのかも。

ムクドリがニイニイゼミを咥えている。

熊本県と宮崎県の県境付近で7月。

三鷹の住宅街でヒヨドリがセミをゲット。

暫く見せびらかすように留まっていた。

最後はアブラゼミを捕獲して

食べるカラス。重要なタンパク源なのだろう。

 夏の終わりに消えゆくセミの何%が野鳥の餌になっているのかは不明だが思いのほか多い様だ。どこかに資料でもあるのなら観てみたい気がする。

2022年8月30日火曜日

団塊世代が捕ったセミを放つとき・・。 When the cicadas caught by baby boomers are released...

 今朝の読売に、ロシアのウクライナ侵攻により持ち上がった目の前にある危機「台湾有事」などの際に日本における同様の脅威をどのように回避するかの記事が出ていた。

 今から30年前のさるパーティ、防衛関係者の会話の中で、日本の危うさを論じているのを横で黙って傍受していたが、理論と実践の違いを嫌というほど知って目からうろこだった。

 既にソ連は崩壊して跡形もなく、世界第3位の保有核を放棄したウクライナから、核爆弾が大小合わせて相当数行方不明になっているという事を知った。これは幾度か映画にも成っている。

 その中で、攻撃をする場合どういった核がどのように使われるかの話の中で、小国や島国の制空権を獲るには核など不要、滑走路の真ん中に通常爆弾を1~2発、管制塔を落とせば空港自体使用不能になるし、「空輸」というものが出来なくなればすべてが止まる・・・。というものだった。

 したがって今朝の記事は何でもかんでも空輸だけで離島住民の非難を計算しているのはあまりに現実的ではないと思った。


 いざとなったら米軍基地のある沖縄本島と九州など本土の施設を狙うだろう。小さな離島を占領しても戦略的に意味が無いとも。大体目の前に危機が迫っているのに観光客がそんなに離島に居るなんてこと自体が、何でもうわの空でノーテンキな日本らしいと思わざるを得ない。

 昨日はこの夏手づかみで捕ったセミをご紹介したが、今日はそのセミを解き放つ瞬間をコンデジで撮影してみた結果をご紹介。キャプションなどはない。単にセミが飛び出す時の画像がコンデジで撮れたってだけの話。ただやる人が少ないだろうからご紹介。

先ずはミンミンから・・。




で、次はアブラゼミ。





青空にセミ!夏の風物詩。

次はニイニイ。


ニイニイの後はヒグラシ

セミを放った瞬間をコンデジで撮影!ってのは意外に難しいのだ。

2022年8月29日月曜日

団塊世代はこの夏のセミ捕りコンデジ撮影の総括をしてみた。 The baby boomer generation tried to summarize this summer's photographed cicada catching digital camera.

  団塊世代の筆者は毎年夏になると、夕方気温が30度を下回る頃、頭から水を被って野川沿いを5~7km程走る事にしている。その走る際に野川沿いの樹にいるセミを見つけては、そーっと近寄って手掴みで捕獲するのが楽しみになっている。勿論すぐに放す。

 これは、老化現象を少しでも抑える意味での修練、五感のリハビリに最高の習慣。まず、走りながら見難い林の中の木々の幹に留まっているセミを発見し種別まで判別することで、老い行く視力の復活に努めている。セミの鳴く声でその位置を推察する事も重要。

 走る事で、膝関節、腰の強化を保持できる。走って疲れる事で熟睡に繋がる。老化に対してサプリだ医薬だと自分の努力なしに人頼み、薬頼みの人間のなんと多い事だろう。最近は女性の方が何に関しても、太極拳、ジムトレ、トレッキングなど実際に体を動かすなど積極的で努力される方が多い。

 ‥‥という事で、具体的に今年のセミの記録をご紹介。今年、東京のセミは6月に9日間も猛暑日が続いたため妙な出方をした。ニイニイゼミは6月末から鳴いてはいたが、アブラゼミが遅く、アブラよりも早く鳴き出したミンミンの方が羽化数が多かったのではないだろうか?未だに鳴いている。

 通常だとツクツクホウシはお盆の頃にはガンガン鳴くのだが、今年は遅い鳴き出しだったような気がする。8月も終わり28日の昨日も朝からミンミンゼミの声がうるさい、今年の夏は暑くて長い様だ。

先ずはアブラゼミ。上野公園で二匹並んで留まっていたところを両手でゲット。

二匹一気のゲットは二度目。

こちらはミンミンゼミ2匹ゲット。



ツクツクホウシは小さいのでなかなか難しい。


ヒグラシは一番警戒心が強い。

これは野川沿いで採集。


ニイニイゼミは3回捕獲。羽化前の動く幼虫の動画も確保。

団塊世代にとって素手でのセミ捕りは非常に意義深い行為だと思うが如何?

2022年8月28日日曜日

団塊世代は全く異なるジャンルの写真展で多くを学んだ。 Baby boomers learned a lot from Photo exhibitions of completely different genres.

  いきなり昨日から6度下がった今朝、温度の急変化は人体に多くのストレスとダメージを与える。これからしばらく曇天小雨のシーズンが始まる様だ。

 昨日は代官山のヒルサイドテラスにあるANNEX Aという展示場というか、貸しスペースでの花の写真のグループ展に行ってみた。

 情報は25年間勤務した広告代理店時代の同僚(生け花の師匠)のFacebookから。彼女の友人がこの写真展に出展しているというので3日前に訪れたという投稿を観てだった。

 実は筆者の小学校時代(福岡学芸大学附属小倉小学校)のクラスメート女子(東京・福岡在住)が写真撮影にはまって、色々なモノを撮影しているのをFBを通じて知っていた。彼女のFBサイトが色々トラブルで「現在このコンテンツはご覧頂けません・・状態」があまりに頻繁だったり「このFBサイトは終了しました」などで閉鎖されたりで途切れてしまっている。

 しかし活動的な彼女が続けて室内・生物・花といったモチーフの撮影に夢中になっているのを知っていたので、ひょっとするとこのグループにも参加しているのではないだろうかと思ったのが実際に観に行くきっかけでもあった。

 小川義文さんという写真家さんのグループ。昨日受付で訊いたら、るり子女史、前日会場に来ていたとの事!やっぱりという感じだった。

 子供の頃から動くものに即反応してしまうという恐竜時代のDNAが強く残っている筆者には、同じ写真撮影の世界でも一番遠い対極に居るようなジャンルだと思う。いわば南極の生き物が北極の生き物を観に行ったようなものだ。

 たぶん、自分にやれと言われても出来ない世界だ。花は決して嫌いじゃないし、朝晩コンデジで撮る写真の20%くらいは植物(こうした豪華で綺麗な花は少ないかも)のような気がする。

 展示している作品に作者の名前が無いのはうまいやり方だと思った。こういう方法は好きかもしれない。ただ昨日は陽射しが強くて室内の展示した作品に直射日光が当たったりして鑑賞し難かったのは残念だった。曇天か日没後の方が良いかもしれない。

 筆者は花の絵画は見ないが、写真は観る。理由ははっきりしている。水彩や油の絵画では花の持つ蛍光色が表現できないから。写真ではそれがある程度表現できるので割に観る事がある。

 作品はそれぞれ個性が出て工夫や努力が感じられた。こうした綺麗な写真は準備から印刷まで大変だと思った。

 ただ受け手の筆者はあまりこうした綺麗なものに囲まれて育っていないので、窓際の瓶に入った花の作品を見ると、花より窓枠を見てかっての少年鑑別所を思い出したりしてしまうような不謹慎な鑑賞者だったので申し訳ないような気がする。

 自分的にはどうしても標高1700mの湿原の斜面に咲く花を撮るので精一杯だから、重なる部分は少ないが、撮る苦労を想像する意味で良い勉強になった。今日が最終日、雨だが行ってみる価値は大きいと思った、まだ間に合うよ。

大きなパンフに全作品と作者名が出ている。会場に名はなく、これは非常に良いと思った。直観てのインスピレーションを作品のみが持つ「力」だけで好き嫌いを言えるのが良い。

今回出品された皆さんだと思う。









良い雰囲気の写真ではあった。

2022年8月27日土曜日

ヤマセミが複数飛び交う真夏の球磨川。 We can encounter the Crested kingfishers fly multiple about at the Kuma River in midsummer.

  朝晩めっきり涼しくなったが、湿度はまだまだ高いまま。エアコンの効いた室内から玄関へ出るとモワッ!として、初めて夏の沖縄に行った時のイメージが甦ってくる。

 8月も25日を過ぎているのに未だにセミの主力がミンミンゼミというのも近年あまりない現象だろう。普通はツクツクホウシやヒグラシの大合唱なのだが・・・。

 昨日も目黒にある港区郷土歴史館附近で捕まえたアブラゼミ、今年20匹以上捕まえただろうか?例年なら道路にいくつか転がっていても良い頃だが今年は元気に飛び回っている。

団塊世代がセミを好んで手掴みするのは反射神経の老化防止だ。

セミの飛び立ちをコンデジで撮影するにはちょっとコツがいる。

 しかし、三鷹の野川では一本の樹に幾つもツクツクホウシの抜け殻が付いているので羽化のピークは越えたようだ。

全てツクツクホウシの抜け殻。アブラやミンミンの1/3ほどだ。

 セミの話はこの辺で・・、セミはセミでも真夏のヤマセミの飛び回りシーンをご紹介。これは熊本県の球磨川でしか見られないかも知れないが、都市の真ん中を流れる大きな川で鮎釣りの人々の間をぬってヤマセミが複数飛び交う様子、一度で良いから行かれては如何?

一件仲良さそうだが、ぴったり後ろに付いた親鳥が容赦なく飛び方を教育する。

幼鳥は親のスパルタ教育で幾度も川に叩き落される。




後ろで飛び回っているのもヤマセミ。

9月の声を聴くと、幼鳥は親のテリトリーから追い出される。つかの間のファミリー。