ニュウナイスズメは勿論スズメ科の野鳥だが関東エリアでは冬季にはほとんど見ない。以前晩秋に奈良公園で沢山見かけた。12月初旬に奈良公園へ行くとビンズイ、ニュウナイスズメ、ルリビタキ、アトリなどが見られ野鳥の宝庫に近い。その奈良公園に森林地帯を切り開いて観光ホテルを建てようとするバカな動きが有るようだ。
奈良市内が都会化していく中、古い佇まいを保存しようとする民間の動きが街中にある中、奈良の静けさと樹木に囲まれた荘厳さを、高いお金を払った一部の人間の宿泊施設にするなどもってのほかだろうと思う。反対運動に署名したし、全面的に応援したい。
そんな奈良公園で印象深かったニュウナイスズメの小群に熊本の不知火干拓で出遭った。今日早朝武蔵野を発って昼に熊本空港到着。早速不知火干拓に直行し色々な野鳥に再会してきた。ニュウナイスズメに始まり、コガモ、オオバン、ジョウビタキ、ツリスガラ、カシラダカ、オオジュリン、ヒバリ、結構多くの野鳥に出逢えてラッキーだった。
まずは初日、ニュウナイスズメをご紹介!
野鳥に興味を持つ前だったら、此の野鳥がスズメだとは夢にも思わないだろう。
少しグレーっぽい見ごたえのある野鳥だと思う。
飛翔中のメスを見てもなかなかいい色合いで意外にかっこいい野鳥だと思う。
メスに比べオスの茶色は普通の家スズメと違って赤みがあり目立つ。
やはり野鳥は飛んでいる時が一番美しいと思う。
「人吉市の山翡翠」、「肥薩線に沿った球磨川流域のヤマセミカワセミ」2冊の写真集を八代周辺にお住いのそうそうたる野鳥写真家の皆さんがお祝いをしてくださった。皆さん野鳥の話になると止まらない・・。楽しく、良い時間を一緒に過ごせたて大変嬉しかった。この場を借りて感謝申し上げたい。しかし皆さんお持ちになった写真プリント!どうしてあんなに綺麗に撮影できるのか?素晴らしい秀逸の画像ばかりで圧倒されてしまった。いい加減な写真で写真集など出した筆者は肩身が狭かった。
熊本空港に降りる前、降りてから・・・まだまだ熊本地震の爪痕は癒えていない。そんな中で、野鳥がらみの話で明るい笑顔が少しでも見られたのはホッとする瞬間だった。
阿蘇の外輪山の崖崩れ、道路も寸断されている。
九州道もまだこんなにうねっている。完全に平らにはならないのだろうか?余震があるたびに別の所がうねったりしているのではないかと思うほど。日常生活への悪影響は計り知れないだろう。察するに余りある状況だ。