コゲラはその英名(Japanese pygmy woodpecker)の通り、日本を中心とした東アジアの一部に生息するキツツキの中で最も小さな種で、今や街中の木にも見受けられるポピュラーな野鳥だ。
筆者も野鳥の撮影を始めてごく初期に初めてこの鳥を見て「漫画でしか見たこと無かったキツツキだ!」と相当感動したのを覚えている、2006年の事だ。もうそれから15年が経った。
ジーッ♪・・とジッパーを下ろすような声で鳴く此のコゲラは木に留まっている時は比較的撮り易いのだが、飛んでいる所はなかなか撮れない。
それが春先の繁殖期を迎えて、メスがオスを追いかけているのか、はたまたその逆か、あるいは人の縄張りに入って来た侵入者を追い回すためなのか?春先はコゲラがやたらと追いかけっこをしているのに出くわす。
今回の画像はそんなチャンスに撮影出来たもの。同じ所をグルグル回ってチェイスを繰り返していた二羽。
アカゲラ同士やアオゲラ同士のチェイスは以前見かけたが、コゲラは今回が初めて。