日光市内の東大植物園でサンショウクイの繁殖の様子を観察撮影したが、今年も順調のようだ。オオルリやキビタキはまだ囀っていないが、姿だけは何とか視認できたことは昨日のこのブログで既報の通りだ。
上の戦場ヶ原に上がってみて、まず驚いたのは下と違って標高1,400mの高層湿原では春はまだほど遠く、桜の蕾もまだ1年前?といった感じすらする状態だった。樹木の芽もやっと出始めの感じで猿などが新芽を食している様子が見られた。
湯川は湯滝からのコースで小滝付近から暫く通行止めで、いつもうるさく聴こえるミソサザイの囀りも1回聴けたのみだった。気温が低かったからかもしれない。
奥日光2日目の昨日は気温が低く早朝鳥見に出かけた朝6時には-3℃という気温に風も強く、気象関係のデータでは風速5メートルと出ていたが、実際は時折10m/sほどのブローが来る感じで、体感温度ははるかに低かった。
日陰では長さ15㎝程の大きな霜柱があちらこちらに出来ていて、自然の厳しさを感じさせてくれた。
今回、赤沼から自然研究路に入り湯滝方面を目指し、午後1時から1時間、朝6時前に2時間、朝8時45分から3時間と3回の観察行を実施してみた。別に湯滝から峡谷コースへ入り小滝付近から小田代橋までの暫くの区間湯川沿いは閉鎖され不通となっていた(2019年の台風被害)ので小回り周回コースを進んだのみ。
その結果、目視、撮影したのは、順にモズ、キセキレイ、ウソ、アトリ、アカゲラ、ノビタキ、コガラ、ヒガラ、シジュウカラ、エナガ、ウグイス、コゲラ、ゴジュウカラ、ノスリ、キレンジャク、アカハラ、ニュウナイスズメ、オシドリ、ミソサザイ、マガモ、カルガモ、オオバン、アオジ、二ホンリス、ニホンザル、鹿(湯ノ湖)。
湯滝から湯川に沿って下るルートはまだ通行止めが続いているので要注意。環境省の日光湯元ビジターセンターのサイトを注視する必要があろうと思う。
http://www.nikkoyumoto-vc.com/new/oshirase_d.html?0:2423