編纂中の『明治神宮 百年の杜の野鳥』の画像当て込みがほぼ完了した。表紙入れて150カットの画像を使用した。此れでも削りに削ったのだが・・・。通算で幾度明治神宮の杜へ入ったか判らないが、昨年~今年がやはり一番頻繁だったろうと思う。
きっかけは2015年5月にNHKで放送されたNHKスペシャル「明治神宮 不思議の森~100年の大実験~」にさかのぼる。それまで野鳥や自然物の撮影に幾度か入っていた明治神宮だったが、この番組を観て相当刺激を受けたのは間違いない。
更には1912年大正10年に「明治神宮御境内 林苑計画」が造られて今年2021年がちょうど100年なので、何かをやらかそうとは思っていたのだが、それが「明治神宮の杜の野鳥」という写真集が無いのを知り、じゃあ作っちまえ!と思い立ったのがスタート。
NHKスペシャル制作時に、この人工林の全容を解明しようと140名の動植物学者が参加して調査を行い、3000種もの動植物の存在を明らかにしたそうだ。その多くを集めた高価で立派な写真集も持っているが、いまいちジャンルが広すぎてボケたものになっている。
野鳥中心に、一般人でも判り易い被写体で素人写真集を創ろうとのコンセプトで今回の写真集は構成されている。3000種には足元にも及ばないが、50種程度の動植物は入っているのではないだろうか?
写真集にしたいと思ったのは、昨年7月4日の球磨川流域の豪雨洪水災害以降人吉市並びに球磨川流域へ行けなくなり、更には新型コロナウイルスのパンデミック(正確には我が国はまだ当てはまらないが・・・。)で、遠征が難しくなった反動が身近な野鳥の杜(森)に向いたという事だろう。
過去の画像を整理してみて、相当認識を新たにした。猛禽類はオオタカ、ハイタカ、ノスリ、ハヤブサ、モズ・・・と、ツミ以外の主だった関東エリア平地の種が揃っているという事。行けばほぼ毎回上空でカラスにモビングされる姿を見られる点で、定着性を感じさせられた。
キツツキ系もアオゲラ、アカゲラ、コゲラとそろっているし、アトリ、カワラヒワ、シメ、キビタキ、ルリビタキなどの渡り鳥も一時期的とはいえ、きちんと顔を出してくれている事だった。
キビタキはオシドリ同様ここ5年以上は出遭えていないモノの、新しいワカケホンセイインコやホシハジロなど以前はいなかった種が顔を見せるように成った事。
今回は古くからの友人二人に参加してもらい、明治神宮の杜の素晴らしさなども画像収録してもらった。
今日からのコメント、キャプション入れ込みがまた大変なのだ・・・。まだキャプションの入っていない、ごく一部を雰囲気チラ見でご紹介。