2022年5月31日火曜日

野川界隈の野鳥は今まさに繁殖ピーク! Wild birds in the Nogawa area are at their peak breeding right now!

  今週の中旬、天候次第でまた霧ケ峰・八島湿原の山小屋ヒュッテへ行く予定にしたが、地元三鷹の野鳥たちは山とは違って一足お先に今まさに繁殖の最盛期ピークを迎えている。

 例年の様に各住宅の雨戸の戸袋や換気口のダクトの入り口、昔のクーラーの取り付け穴などでムクドリが営巣し繁殖している。その数実際に数えただけで12か所。我が家の隣では屋根瓦の隙間で繁殖している。毎朝ウルサイがそろそろ巣立ちだろう。

 一方で野川ではカルガモがヒナ6羽を連れて両親が見守る中、集団行動していた。シジュウカラが大自然の中で繁殖し、明るい低灌木の葉の裏で親からの給餌を受けていた。

 今日はそのような三鷹地元の野鳥の繁殖画像をお届け。


野川沿いの明るい木の葉の下で親からの給餌を順番で待つシジュウカラの幼鳥達。

我が家の隣の屋根瓦の隙間で繁殖中のムクドリ、5年連続。親鳥が3~4羽もいる。

ムクドリ二所帯らしい。給餌の頻度が半端ではない。


こちらは近所の別の家。クーラー設置の跡の穴だろうか?

カルガモ御一行様のお通り。

果たして何羽生き残れるだろう?

オナガの幼鳥、頭がデカく見える。

親に叱られているのか?励まされているのか?イワクありげ・・。

2022年5月30日月曜日

団塊世代はまた一軒老舗が江戸から消えてゆくのを見送った。The baby-boomer generation saw off the long-established traditional Edo store disappearing.

  江戸の下町、上野御徒町に明治25年から130年間続く老舗の佃煮屋「大和屋」さんがある。実は我が家では祖母(明治38年ー昭和46年)の時代から三代贔屓にしてきたお店だ。我が父は此処の鰻の佃煮が好物で、店で買って家に帰る途中につまみ食いを始め、帰宅する頃までにはすっかり食べてしまう程だったという、だから息子の筆者はその味を知らない。

 一方息子の筆者は鰻には目がないが、佃煮では食べたことはなかった。鰻重、鰻丼の類は週一で食さないと禁断症状が出る、イラつく。もうずいぶん前から一種のビョーキだ。

 筆者的には国内で鰻重・丼の味ベスト3を挙げれば、一に銀座一丁目のひょうたん屋。二番目に熊本県人吉市の上村鰻店と隣のしらいし鰻店(甲乙つけがたい)。第三に北九州小倉と黒崎の「田舎庵」

 これ以外は、残念ながら価格はいくら高くても、皆少し落ちる。ここで上位3位までの四軒とも関西風の直焼きだ。蒸して焼くスタイルのかば焼きも決して食わないではないが・・・、話がそれ過ぎた。今日は佃煮屋の話だった。

 その130年続いた御徒町の老舗佃煮屋「大和屋」さんが暖簾を降ろす事になった。

 九州の八代に中学校時代の親友がいる。同じ八代二中1年生時のクラスメート(1学期は彼が級長、3学期は筆者が級長)。彼は熊本の進学校から神奈川大学を出て’70年代からさる大臣=政治家の秘書を務めた。12~3歳以降、東京での現役時代は筆者も横浜の大学に通ったにもかかわらず一度も逢った事がなかった。

 2001年九州・鹿児島で皇太子殿下(現・天皇陛下)・小泉首相が出席された大きな催事をプロデュース支援した際、事前準備出張のある時荒天で鹿児島~福岡間の航空機が飛ばず鉄路JR鹿児島本線で移動した事があった。

 途中、スタッフと別れて懐かしの八代駅で下車し、駅前の珈琲店ミックで電話帳を繰って探したのが40年ぶりに再会した彼だった。

 その彼は東京での生活が長く、九州人にしては珍しく甘ったるい味が好みではなく、江戸風の醤油のキリっとした味が好みだった。で、この大和屋さんの佃煮の折箱を年に1~2度は贈って二十年。

 大和屋さんにもすっかり覚えられ、毎回色々サービスしてもらって送り続けたのだが、もうそれも今回が最後に成ってしまった。大和屋さん終了後、どうしたら良いのか考えたが、しっかりと似たような味の推奨店舗を二店ほど大和屋さんから教わってきた。何とかなるだろう。

 五月末で閉店というニュースを知ったのがホンの三日前。昨日、最後の二折(進物用)と自分用の佃煮をいくつかまとめ買いして、ご主人と女将さんにお別れしてきた。

あと二日、五月末日には最終日を迎える。


やはり閉店を知って昨日・日曜日は御贔屓さんが列をなした。

いかにも江戸の老舗という店舗。女将さんと記念写真を撮らせてもらった。

数少なくなっている江戸の老舗の匂いが一杯だった。

この記念品が贈られてきて、初めて閉店を知った。

真空パックにくるまれたデパートで売っている佃煮とは全く別の香りと味がする。

いずれも奥多摩産のきゃらぶき、山葵漬け、実山椒。いずれも素材感が野生的で違う。

これが鰻の佃煮。味わうのが楽しみ。

添加物をほとんど使っていないので保存食とはいえ、年中冷蔵庫に在るべきものではない。

130年の伝統、もったいない気がするが、これも時代の流れかもしれない。

 こうして上野御徒町の一角にあった130年の老舗が消えていく。店を後にするときの女将さんの「お元気で!」がずーっと後を引いた。少々寂しい。

2022年5月29日日曜日

団塊世代は三年ぶりの浅草三社祭、何かが変わった気がした。 I feel that something has changed at the Asakusa Sansha Festival for the first time in three years.

  今朝の読売朝刊にコロナの後遺症の話が出ていたが、似たような症状のワクチン長期的副反応に関しては何も触れていない。そうしてその相関関係にも触れていない。

 新型コロナに感染した者で後遺症に悩む人が多いというが、果たしてそのうち何人がワクチンを接種したのだろう?感染後遺症なのか、ワクチン長期副反応なのかどうしてその違いが判るのだろう?医学的根拠はどうなっているのだろう?

 そのあたり、ワクチンをまったく投与しないで感染し後遺症で悩む人と、ワクチンを2回3回投与して感染したにもかかわらず感染した患者の場合場合、あるいはワクチンを投与したが新型コロナに罹っていない人の異常・症状をすべて一覧表にして比較して論じるべきだと思うが、厚労省もメディアもこれを一切しない。

 このあたりに、今回の新型コロナ感染とmRNAワクチンの後遺症・副反応の「闇」が感じられて仕方がない。

 そのような状況下で行われた三年ぶりの浅草三社祭!

 三年ぶりにその浅草三社祭にコンデジを持ってスナップ撮影(古いか?)の練習に行った。スマホでは撮れない何かを求めて行ってみたのだが、集まった人々の行動に何かずいぶん以前とは違う何かを感じてしまった。

 とにかく久しぶりだったためだろうか?人出は三年前の1.5倍ほどに感じた。

 一番感じたのは、いわゆるカメラではなくスマホ撮影で記録しようとする人の数が以前より倍増している事だ。以前多かった見るからに高額な一眼デジタルに大きなレンズをつけて・・・という人がほとんどいなくなったように思える。

 それと、飲食店の好みが随分変わった様だ。いわゆる浅草らしい昔からの老舗店、つまり高齢者が好む店舗がガラガラだった。というか、高齢者自体以前より数が非常に少なかった。まだ新型コロナ過のイメージが強く、人混みを避けているのだろう。

三年前にはなかったお店にこんなに長い列が。ネット情報で知ったのだろう。

 何故、浅草で京料理を食べたいのだろう?京都に行ってもんじゃ焼き食いたくなるか?   夜1万5千円~がランチだと2千円程度で食べられるからなのか?それにしても、何も祭りの日に入ろうとしなくても・・・。

 高齢者には昔から知られた、幕末に著名人たちが通ったという鰻の老舗「奴」、三年前の祭りの日など昼は長蛇の列で入れなかったのだが・・。

今年は午後1時半過ぎでガラガラ!最初の食通街の写真と同じ時間だ。

 人が集まる=マスクは必須、の方程式通り外国人・日本人を問わずマスク姿が多かった。というか、ほぼ全員マスク状態だった。厚労省や政府が屋外では外そうと言っているにもかかわらず辺り一面「同調圧力街」状態・・・。

祭りと言えば笑顔の洪水!地元っ子は年に一度のお祝い日。雰囲気はいつもの通り。

伝統の祭りを盛り上げる助っ人もどんどんいつも通り。


浅草の祭りは女子・子供たちが一緒に楽しむ姿が非常に目立つ。

お祭りの時のコミュニケーションスタイルは全国共通。

何処へ行っても祭りはやはり子供が主役?

カメラで撮る人は非常に少なく、ほとんどがスマホ。

今までと一番違うのがこれ!スマホで後ろからは見えやしねえ、時代だねぇ?・・。

コロナで鎖国状態のはずなのに、外人さんが意外に多いのに驚いた。

こうして気合の入った伝統的な和装のカップルもいるにはいるが・・・。

貸衣装屋で即席着物の、遊女の様な方々も増えた様だ、スニーカー履いて・・。

2022年5月28日土曜日

標高1600mのノビタキにぐっと接近してみた。 I tried to get close to the Siberian Stonechat at an altitude of 1600m.

  野鳥の生態撮影を続けていると、いつの間にか「定番的距離で、定番的サイズの撮影画像」ばかりに成ってしまう。

 これは必然的にそうなるのであって、多分に致し方ない事なのだ。

 いわゆるノートリとか言って画面いっぱいに野鳥を野鳥図鑑がごとく撮影して自慢する方々とは違い、周りの環境、少なくともどういった環境下でいま撮影している野鳥の生態が進行しているのか見極める意味で少し引き気味で撮影するのが常であるためそうなるのだ。

 昨日のノビタキのダイブ採餌の連写などは後で繋ぐことを予想しての撮影距離なのだ。

 しかし最近は、そういう生態画像ばかりでは細かい部分の生態が判らないと思いぐっと近づいたアップの画像も撮影することにしている。

 で、今日は霧ケ峰で間近にいたノビタキのオスをできる限り接近して撮影してみた。




オオルリもキビタキそうだが、繁殖期にはよくこういうポーズをとる様だ。



やはり野鳥は飛んでいる時が一番美しい!

2022年5月27日金曜日

フライングキャッチだけではなかったノビタキの採餌生態。 Foraging ecology of the Siberian Stonechat was not only just catch a flying insects.

  今週月曜日5月23日にこのブログでノビタキのフライングキャッチの画像をご紹介したが、実は地上の草むらに居る昆虫を低灌木から舞い降りて捕獲・採餌する姿をも捉えていたので、今日ご紹介してみようと思う。

 いずれも連続撮影出来ていたので、その様子を合成してみた。モズやジョウビタキの地上ダイブにも似ている。

 ただ飛ぶ姿も連写できているので、併せてご覧頂ければ嬉しい。

今の時期、霧ケ峰などの高原はノビタキとホオアカで一杯だ。

高原ならではの飛翔を見せるノビタキのオス。

80㎝ほどの高さから草むらへダイブするシーン。

餌を咥えてほぼ真上に舞い戻るシークエンス!

再び、ほぼ真下へダイブし再度の採餌・・。

草原の牧畜用連絡電話に留まるノビタキ。